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.●短時間のうちに連続して車線をはみ出したときは、 車線逸脱警報システム. (LDWS).が作
動しない場合があります。
.●車線の白線.( 黄線).を検知していないときは、 車線逸脱警報システム.(LDWS). は作動しま
せん。
.●次のようなときは、 車線の白線.(黄線 ).を正しく検知することができず、 車線逸脱警報シ
ステム.(LDWS).が正常に作動しない場合があります。
•.インストルメントパネルの上に置いた物が、 フロントガラスに反射してカメラに写っ
たとき
•.荷室やリヤシートなどに重い荷物を積んで、 車が傾いているとき
•.タイヤの空気圧が指定空気圧に調整されていないとき
•.高速道路などで、 料金所、 インターチェンジ、 サービスエリア、 パーキングエリアな
どの分岐路を走行するとき
•.白線.( 黄線).がかすれや汚れなどにより見えにくいとき
•.先行車が白線.( 黄線).の近くを走行して、 白線.( 黄線).が見えにくいとき
•.天候.( 雨、 霧、 雪のときなど ).により、 白線.(黄線).が見えにくいとき
•.工事による車線規制や仮設の車線がある区間を走行するとき
•.道路補修の消し残り線、 影、 残雪、 雨のたまった轍など、 白線.( 黄線).と紛らわしい線
が見えるとき
•.トンネルの出入り口など、 周辺の明るさが急に変わるとき
•.ヘッドランプのレンズが汚れて照射が弱いときや光軸がずれているとき
•.フロントガラスが汚れているときや曇っているとき
•.逆光を浴びて路面が光っているとき
•.雨あがりなどで、 路面がぬれて光っているときや水たまりがあるとき
•.ガードレールなどの影が、 道路上に白線.( 黄線).と平行して写っているとき
•.車線の幅が狭いときや広いとき
•.道路がうねっているとき
•.段差などにより車が大きく揺れたとき
•.2本以上の白線.( 黄線).が隣接して描かれているとき
•.交差点付近に様々な路面表示や様々な形状のレーンマーカーがあるとき
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2. 運転するときに
車線逸脱警報システム (LDWS) について
ディスプレイ表示
車線逸脱警報システム. (LDWS).の設定状況をメーター内のマルチインフォメーションディスプ
レイでお知らせします。
¢
¯Ô
車線逸脱警報システム . (LDWS).の作動状態、 または、 故障状態をメーター内のディスプレイに
表示します。故障状態については表示されたメッセージの内容によって、 車両の状態を確認す
るかマツダ販売店で点検を受けてください。
→143.ページ「警告灯、 表示灯」
車線逸脱警報システム警報チャイム
システム作動中、 車線から逸脱する可能性があるとシステムが判断した場合に車線逸脱警報シ
ステム.(LDWS).表示灯.( 緑).が点滅し、 チャイムが吹鳴します。
外部の騒音など状況によっては、 車線逸脱警報システム . (LDWS).警報音が聞こえない場合が
あります。
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作動させるとき
1.車線逸脱警報システム.(LDWS).スイッチを押します。
. メーター内の車線逸脱警報システム.(LDWS).警告灯.( 橙).が点灯し、 システムが待機状態に
なります。メーター内のディスプレイに車線表示.( 中抜き).が表示されます。
¢
¯Ô
2.システム待機状態で車線の中央付近を走行
します。
. 次の条件をすべて満たすと、 メーター内の
車線逸脱警報システム.(LDWS).警告灯.( 橙).
が車線逸脱警報システム . (LDWS).表示灯.
(緑 ).に変わります。メーター内のディスプ
レイも車線表示に変わり、 システム作動状
態になります。
.●左右もしくは一方に白線.( 黄線).が引か
れている車線の中央付近を走行してい
るとき
.●車速約 40km/h 以上で走行していると
き
.●直線またはゆるやかなカーブの道路を
走行しているとき
車線から逸脱する可能性があるとシステムが判断すると、 メーター内のディスプレイに車線
から逸脱する可能性があるとシステムが判断した方向を表示します。車線逸脱警報システム .
(LDWS).警報音が鳴り、 車線逸脱警報システム . (LDWS).表示灯.(緑 ).が点滅します。適切にハ
ンドルを操作し、 車線の中央を走行するようにしてください。
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2. 運転するときに
車線逸脱警報システム (LDWS) について
.●左右のどちらか一方の車線の白線.(黄線 ).を検知するまでは、 車線逸脱警報システム .
(LDWS).は待機状態のままになります。
.●左右のどちらか一方の車線の白線.(黄線 ).を検知した場合、 検知できていない方向への逸
脱は警報できません。
自動解除
次のようなときは、 車線逸脱警報システム.(LDWS).が自動で解除され待機状態になり、 メーター
内の車線逸脱警報システム . (LDWS).警告灯.(橙 ).が点灯します。メーター内のディスプレイに
は車線表示 .(中抜き ).が表示されます。尚、 車線逸脱警報システム . (LDWS).が作動可能な状態
になると自動で復帰します。
.●白線.(黄線).を検知できないとき
.●車速が約 35.km/h未満になったとき
.●急なカーブを走行したとき
.●不適切な速度でカーブを走行したとき
.●カメラ内部の温度が高温または低温になったとき
.●カメラ付近のフロントガラスが曇ったとき
.●カメラ付近のフロントガラスに遮蔽物があり前が見えないとき
警報の自動中止
次のような操作をおこなうと、 運転者の意思で車線変更しているとシステムが判断し、 車線逸
脱警報システム . (LDWS).の警報が自動で中止されます。尚、 操作後は、 車線逸脱警報システム .
(LDWS).が自動で復帰します。
.●急なハンドル操作をしたとき
.●急なブレーキ操作をしたとき
.●急なアクセル操作をしたとき
.●方向指示器を操作したとき.(方向指示器が戻った後、 進路を修正するための約 3秒程度は、
車線逸脱警報システム.(LDWS).が作動しない場合があります )
方向指示器を出したまま約5秒経過した後、 車線の白線 .(黄線 ).に近づくと、 車線逸脱警報
システム.(LDWS).が警報を行う場合があります。
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解除するとき
車線逸脱警報システム. (LDWS).を解除するときは、 車線逸脱警報システム. (LDWS). スイッチを
押します。
車線逸脱警報システム.(LDWS).警告灯.(橙)/車線逸脱警報システム.(LDWS). 表示灯.(緑).が消
灯します。
メーター内のディスプレイの車線表示も非表示になります。
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2. 運転するときに
リアビークルモニタリングシステムについて
リアビークルモニタリングシステムとは.
検知エリア
リアビークルモニタリングシステムは、 自車
の隣接車線の後方から接近する車両の存在を
知らせることにより、 車線変更時の後方確認
をアシストするシステムです。
当システムの検知エリアは、 自車の左右に隣
接する車線で、 自車のフロントドア後端付近
から自車の後方約50mまでです。
当システムは、 後方からの接近車両を検知し
て、 その接近状態に応じてドアミラーに設置
したRVM 接近表示灯を点灯させます。 RVM
接近表示灯が点灯した状態で、 その点灯した
側に方向指示器のレバーを操作すると、 RVM
接近表示灯が点滅するとともに警報チャイム
によってドライバーに危険を知らせます。
実際の車線変更時には、 必ず目視にて周辺状況を確認する。
本システムは車線変更時の後方確認をアシストするシステムです。本システムの作動
には各種の制約があるため、 隣接車線に車両が存在する場合でも RVM 接近表示灯が
点灯しなかったり、 点灯が遅れる場合があります。必ず、 ドライバーの責任において
後方を確認してください。
.●リアビークルモニタリングシステムは次の条件をすべて満たしているときに作動します。
•.電源ポジションがONのとき
•.RVM スイッチを押してメーター内の RVM表示灯(緑)が点灯しているとき
•.車速が約 15km/h以上のとき
.●リアビークルモニタリングシステムは次のときには作動しません。
•.RVM表示灯(緑)が点灯している場合でも、 車速が約 15km/hを下回ったとき
•.自車がセレクトレバーを Rにいれて後退走行中のとき
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.●次の場合、 システムはRVM警告灯(橙)を点灯させ、 システムの作動を停止します。
RVM警告灯(橙)が点灯し続ける場合は速やかにマツダ販売店で点検を受けてください。
•.RVM接近表示灯を含むシステムに何らかの異常が認められるとき
•.レーダーセンサーの車両への搭載位置に大きなズレが生じたとき(リアビークルモニ
タリングシステムのレーダーセンサーが接近車両を正しく検出するために、 車両搭載
状態でレーダーセンサーの向きを車両ごとに調整して出荷しています。レーダーの向
きが何らかの原因でずれた場合は再調整が必要です。)
•.レーダーセンサー付近のリヤバンパー上に雪や氷などが多量についたとき
•.雪道を長時間走行したとき
•.夏場に上り坂を長時間走行するなどレーダー付近の温度が非常に高くなったとき
•.バッテリーの電圧が下がっているとき
.●レーダーの検知性能には限界があります。次のような場合はリアビークルモニタリングシ
ステムの検知性能が低下し、 正常に作動しないことがあります。
•.レーダーセンサー付近のリヤバンパーが変形したとき
•.リヤバンパーのレーダーセンサー付近に氷、 雪や泥が付着しているとき
•.雨、 雪、 霧などの悪天候のとき
.●次のような車両に対してはレーダーセンサーが検知しないか、 もしくは検知しにくいこと
があります。
•.小型の二輪車、 自転車、 歩行者、 道路上および道路端の静止物体
•.レーダーが反射しにくい形状の車両(車高の低い空荷のトレーラー、スポーツカーなど)
•.隣車線後方の検知エリアにいても、 自車に接近してこない車両(接近車両はレーダー
の検出データをもとにシステムが判断しています。)
•.自車とほとんど速度差なく長い時間並走している車両
•.対向車
•.自車が追い越そうとしている隣接車線の車両
•.道路幅が極端に広い場合の隣接車線の車両(レーダーセンサーの検知エリアは、 高速
道路の道路幅に対して設定してあります。)
.●次のような場合は、 RVM接近表示灯の点灯および警報チャイムの警告が遅れるか、 点灯 /
警告ができないことがあります。
•.車両が2つ離れた車線から隣接車線に車線変更してきたとき
•.急勾配を走行しているとき
•.峠を越えるとき
•.回転半径が小さいとき(急カーブや交差点を曲がるときなど)
•.自車線と隣接車線の高さに差があるとき
•.リアビークルモニタリングシステムを ONにした直後
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2. 運転するときに
リアビークルモニタリングシステムについて
.●道路幅が極端に狭い場合は、2車線横の車両を検知する場合があります。(レーダーセン
サーの検知エリアは、 高速道路の道路幅に対して設定してあります。)
.●道路上および道路端の停止物(ガードレール、 トンネル、 側壁等)に対して RVM接近表
示灯が点灯する場合があります。
ガードレール、コンクリート壁
等が並行している場合 ガードレールや側壁の幅が狭くなっているところ
トンネルの出入口やトンネル内の側壁、待避所
.●トレーラー等をけん引したり、 車両後部に自転車のキャリア等を装着した場合は、 リアビー
クルモニタリングシステムを解除してください。レーダーの電波がさえぎられるためシス
テムが正常に作動しない可能性があります。
.●リアビークルモニタリングシステムのレーダーセンサーは日本国内の電波法の認可を受け
ています。日本国外で走行する際には、 その国の認可を受ける必要があります。
.●市街地の交差点を曲がるときなどに、
RVM接近表示灯が点滅、 または警報チャイムが複
数回鳴る場合があります。
RVM 接近表示灯 / 警報チャイム
リアビークルモニタリングシステムが作動中は、 RVM接近表示灯や警報チャイムで、 隣接車線
に車両があることを知らせます。
RVM 接近表示灯
ドアミラーに取り付けられています。後方からの接近車両を検知すると点灯します。点灯した
状態で、 点灯側へ方向指示器のレバーを操作すると点滅し、 ドライバーに危険を知らせます。
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