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エンジンの始動と停止
電源ポジション(エンジンスイッチ)
各位置の働き
表示灯
プッシュボタンスタートを押す毎にOFF、ACC、 ONの順
に電源ポジションが切り替わり、ON からもう一度、プッシュ
ボタンスタートを押すとOFFへ戻ります。
電源ポジション働き
OFFプッシュボタンスタートの表示灯(橙)
が、 消灯します。
ACC
エンジン停止時に、 オーディオなどが使
用できる位置。プッシュボタンスタート
の表示灯(橙)が、 点灯します。
ON
エンジン回転中の位置。プッシュボタン
スタートの表示灯(橙)が、消灯します。
(エンジンが止まっている状態のときは、
プッシュボタンスタートの表示灯(橙)
が点灯します。)
.●ハンドルがロックされているときは
プッシュボタンスタートの表示灯 .(緑 )が点滅し、 メーター内のディスプレイにメッセー
ジが表示され .、 警告チャイムが鳴ります。ハンドルを左右に動かしなが
ら、 プッシュボタンスタートを押して、 ハンドルのロックを解除してください。
.●(SKYACTIV-G 2.0、 SKYACTIV-G 2.5)
電源ポジションを ONにしたとき、 燃料タンク付近からフューエルポンプのモーター作動
音が聞こえることがありますが、 異常ではありません。
.●エンジンを止めたままで、 オーディオなどを長時間使用したり、 電源ポジションを ONの
まま放置しないでください。バッテリーがあがるおそれがあります。電源ポジションを
ACC. ( セレクトレバーが Pの位置になっていること ).で放置した場合は、 約 25分間で電
源ポジションが OFFになります。
.●ブレーキペダルをいっぱいに踏み込んだ状態で、 プッシュボタンスタートを押すとエンジ
ンが始動します。電源ポジションの切り替えを行う場合は、 ペダルを踏まずにプッシュボ
タンスタートを押してください。
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2. 運転するときに
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2. 運転するときに
エンジンの始動と停止
エンジンの始動
エンジンをかける前に
1.パーキングブレーキがかかっていることを確認します。
2.セレクトレバーが Pの位置にあることを確認します。
3.正しい運転姿勢をとり、 右足でアクセルペダルとブレーキペダルが確実に踏めるか確認しま
す。ペダルの踏み間違いのないように、 ペダルの位置を確認しておいてください。
. →36ページ 「正しい運転姿勢」
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エンジンをかけるとき
植込み型心臓ペースメーカーおよび植込み型除細動器以外の医療用機器
を使用している方は、 キーの電波の影響を医師や医療用電気機器製造業
者などに確認する。
電波が悪影響をおよぼすおそれがあります。
プッシュボタンスタートシステム機能、 アドバンストキーレス機能を作動させ
ないようにすることもできます。
ペースメーカーなどの医療用機器に悪影響をおよぼすおそれがあるため、 キーを取り出すこ
となくエンジンの始動ができる機能を停止させることができます。また、 アドバンストキー
レス機能装備車はアドバンストキーレス機能を作動させないようにすることができます。
詳しくはマツダ販売店にご相談ください。
.●キーは必ず運転者が携帯してください。
.●電源ポジションの状態(OFF、ACC、ON)に関係なく、 エンジンを始動できます。
1.キーを携帯していることを確認します。
2.エンジンが完全に始動するまで、 ブレーキペダルをしっかりと踏み続けます。
3.メーター内の KEY表示灯 .(緑 )*とプッシュボタンスタートの表示灯 .(緑 ).が点灯するのを
確認します。プッシュボタンスタートの表示灯.( 緑).が点滅.( マルチディスプレイ.( ドット
液晶タイプ).装備車は、 メーター内のディスプレイにメッセージが表示 ).する場合は、 正常
なキーを携帯していることを確認します。正常なキーを携帯しているのにプッシュボタンス
タートの表示灯.( 緑).が点滅する場合は、 キーでプッシュボタンスタートに触れてエンジン
を始動してください。.( マルチディスプレイ.(ドット液晶タイプ).装備車は、 メーター内の
ディスプレイにメッセージが表示します。)
*.マルチディスプレイ(セグメント液晶タイプ)装備車
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2. 運転するときに
エンジンの始動と停止
メーター内の KEY 警告灯(赤)が点灯(マルチディスプレイ(ドット液晶タイプ)装
備車は、 メーター内のディスプレイにメッセージが表示)、 またはプッシュボタンスター
トの表示灯が橙で点滅している場合は、 エンジンの始動ができなくなるおそれがあり
ます。直ちにマツダ販売店で点検を受けてください。
.●次のようなときは、 プッシュボタンスタートを押したあとメーター内のKEY警告灯(赤)
が点滅(マルチディスプレイ(ドット液晶タイプ)装備車は、 メーター内のディスプレイ
にメッセージが表示)し、 エンジンをかけることができません。
•.キーの電池切れ
•.キーが作動範囲内にない
•.キーを車内でも感知しにくい場所に置いている
→19ページ「アドバンストキーレスエントリー &プッシュボタンスタートシステム
の機能を使っての操作」
•.キーに類似した他社のキーが作動範囲内にある
.●メーター内の KEY警告灯(赤)が点灯(マルチディスプレイ(ドット液晶タイプ)装備車は、
メーター内のディスプレイにメッセージが表示)、 またはプッシュボタンスタートの表示
灯(橙)が点滅している場合は、 通常の操作ではエンジンを始動できない場合があります。
ブレーキペダルをいっぱいに踏み込み、 エンジンが完全に始動するまでプッシュボタンス
タートを押し続けてください。
4.メーター内の KEY表示灯(緑) *が点灯し、 プッシュボタンスタートの表示灯(緑)も点
灯している状態でプッシュボタンスタートを押します。
*.マルチディスプレイ(セグメント液晶タイプ)装備車
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.●エンジン始動後、 プッシュボタンスタートの表示灯(橙)は消灯し、 電源ポジションは
ON状態になっています。
.●冷間始動後は、 エンジン制御システムの働きによりエンジン回転数が高くなりますが、 自
動的に適正な回転数に下がります。
.●冷間始動後は、 排気ガスの浄化を促進するためにエンジン回転が高くなり、 うなっている
音が聞こえることがありますが、 部品機能の異常ではありません。
.●(SKYACTIV-G 2.0、 SKYACTIV-G 2.5)
•.プッシュボタンスタートを押して、 エンジンが始動する前に燃料タンク付近からフュー
エルポンプのモーター作動音が聞こえることがありますが異常ではありません。
.●(SKYACTIV-D 2.2)
•.外気温が- 10°C より低いときは、 エンジン保護のためエンジンが始動してから約 3
分間、 最高回転数が制限される場合があります。
•.エンジン始動時は、 プッシュボタンスタートを押したあと、 メーター内の予熱表示灯
が消灯して、 エンジンがかかるまでブレーキペダルを放さないでください。
•.エンジンがかかる前にブレーキペダルを放した場合は、 再度ブレーキペダルを踏み込
みプッシュボタンスタートを押してエンジンを始動してください
•.予熱表示灯が消灯するまで、 スターターは回りません。
•.予熱が終了したあと、 電源ポジションがONのままエンジンをかけずに長時間放置し
た場合、 再度予熱を行い予熱表示灯が点灯する場合があります。
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2. 運転するときに
エンジンの始動と停止
キーが電池切れしたときのエンジン始動
キーの使用について
次のような状態にしないでください。車両がキーからの信号を正確に受信できず、 エンジン
が始動できない場合があります。
●キーに他のキーの金属部や金属製のものが接している
●キーにスペアのキーや他の車両の盗難防止システムキー(信号発信機内蔵のもの)が重なっ
ている、 または近くにある
●キーの近くに電子部品を含んだ製品やクレジットカードなどの磁気カードがある
キーの電池切れなどで、 エンジンが始動できないときは、 次の手順でエンジンを始動すること
ができます。
1.ブレーキペダルをしっかりと踏みます。
2.プッシュボタンスタートの表示灯(緑)が点滅するのを確認します。
ブレーキペダルを踏む前にプッシュボタンスタートを押しても、 プッシュボタンスタートの
表示灯(緑)が点滅します。この状態からブレーキペダルを踏めば、 その後は同様の手順で
エンジン始動が可能です。
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プッシュボタン
スタートキー
表示灯
3.プッシュボタンスタートの表示灯(緑)が点滅中に、キー
の裏面でプッシュボタンスタートに触れます。
4.プッシュボタンスタートの表示灯(緑)が点灯に変わったら、 プッシュボタンスタートを押
します。
.●ブレーキペダルをいっぱいに踏み込まないとエンジンがかからないようになっています。
.●プッシュボタンスタート機能に異常があるときは、 プッシュボタンスタートの表示灯が橙
で点滅します。この場合でもエンジンを始動できることがありますが、 直ちにマツダ販売
店で点検を受けてください。
.●キーの裏面でプッシュボタンスタートに触れるときは、 ロックスイッチ側を上にして、 ボ
タンに触れてください。プッシュボタンスタートに触れたときにボタンを押してしまうと
エンジンが始動することがあります。
.●プッシュボタンスタートの表示灯(緑)が点灯しない場合は、 最初から操作を行なってく
ださい。それでも点灯しない場合はマツダ販売店で点検を受けてください。
.●電源ポジションの切り替えを行う場合は、 プッシュボタンスタートの表示灯(緑)が点灯
に変わったあと、 ブレーキペダルを放してからプッシュボタンスタートを押してくださ
い。電源ポジションが ACC、ON、OFFの順に切り替わります。なお、 電源ポジション
がOFF になると、 それ以降は電源ポジションの切り替えができませんので、 エンジンを
始動する場合は最初から操作を行なってください。
エンジンの停止
1.セレクトレバーを Pの位置にします。
2.プッシュボタンスタートを押します。エンジンが停止し、電源ポジションが OFFになります。
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2. 運転するときに
エンジンの始動と停止
緊急時以外は、 走行中にエンジンを停止しないでください。
車から離れるときは、 電源ポジションが OFF になっていることを確認してください。
.●エンジンをきって電源ポジションをONから ACC または OFFにしたとき、 キーの電池
容量が少なくなっていることを感知したら、 メーター内の KEY表示灯(緑)が約 30秒
間点滅します。(マルチディスプレイ(ドット液晶タイプ)装備車は、 メーター内のディ
スプレイにメッセージが表示します。)新しい電池と交換してください。
→308ページ「キー」
.●電源ポジションについて
セレクトレバーが P以外の位置のときに、 エンジンが停止すると、 電源ポジションは
ACC になります。
.●電源ポジションを OFF にせずに車から離れると
警報やメーター表示でお知らせします。
→350ページ「チャイムがなったときは」
→360ページ「ディスプレイに KEY警告表示が表示された、 または KEY警告灯が赤色
で点灯または点滅した.」
.●(SKYACTIV-G 2.0、 SKYACTIV-G 2.5)
エンジンルームを早期に冷却するため、 電源ポジションを ONから OFFにしたとき、 エ
アコンの ON/OFF にかかわらずクーリングファンが数分間回転することがあります。
緊急エンジン停止
車両が停止していなくてもプッシュボタンスタートを押し続けるか、 素早く何度も押すとエン
ジンが停止します。電源ポジションは ACCになります。
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