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運転するときは/運転支援機能
4-63
4
次のような前方車両および障害物は
レーダーが検知できない場合がありま
す。
・標識や街灯などポール状の障害物
・ ガードレールなど高さの低い障害物
・ 小さい障害物
・ 著しく汚れている車両
・ ガラス面の大きな車両
・ レーダーが検知しにくい黒系色の車
両および障害物
・ レーダーが透過する網目の大きい
フェンスやガラス
・ リフレクター(反射板)がない車両
・ 荷台の低いトラック、極端に車高の
低い車両や車高の高い車両
・ キャリアカーなど、特殊な形状をし
た車両
72M20407
■ こんな場合にも作動すること があります
次のようなときはレーダーが前方車両
および障害物と判断して誤発進抑制機
能が作動する場合があります。
・路上に金属物、看板、段差、落下物
または突起物などがあるとき
72M20408
・ 駐車場ゲートや遮断機のバーが上が
りきるまえのとき
72M20415
・ キャリアカーに積載するとき
72M20416
例
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例
000-取扱説明書.book 63 ページ 2017年3月31日 金曜日 午後3時9分
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4
運転するときは/運転支援機能
4-64
・ビニールカーテンなどをくぐって通
過するとき
72M20413
・スピードブレーカーが設置してある
道や、河川敷などの悪路を走行する
とき
・生い茂った草むらなどの悪路を走行
するとき
■ 踏切内などで作動した場合は
誤発進抑制機能が遮断機を障害物と判断
して、踏切内に閉じ込められた場合は、
次のいずれかの操作を行ない踏切内から
脱出してください。
アクセルペダルを5秒以上踏み続ける
ハンドルを大きくまわす
いったんアクセルペダルを離し、再度
すばやく踏み込む
RBS OFFスイッチを長押しする
→ 4-64ページ(レーダーブレーキサ
ポート(RBS)OFFスイッチ)
レーダーブレーキサポート
(RBS)OFFスイッチ
RBS および誤発進抑制機能を停止状態
(OFF)にできます。
機能を停止させるときは、メーター内
の RBS OFF 表示灯(2)が点灯するま
でRBS OFFスイッチ(1)を長押しし
ます。
機能を復帰させるときは、もう一度
RBS OFF スイッチ(1)を長押しして
RBS OFF表示灯(2)を消灯させます。
手動でエンジンを停止するたびに機能
は復帰し、RBS OFF 表示灯は消灯し
ます。
RBS OFFスイッチを押すたびにブザー
が “ ピッ” と鳴り、作動が切り替わっ
たことをお知らせします。
64P40130
上図のインパネは代表例です。お車の
タイプにより異なります。
遮断機が下がる直前に無理に踏切内に
進入しないでください。踏切内でRBS
や誤発進抑制機能が作動して、思わぬ
事故につながるおそれがあります。
→ 7-28 ページ(踏切内で動けなく
なったときは)
例
(2)
(1)
000-取扱説明書.book 64 ページ 2017年3月31日 金曜日 午後3時9分
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運転するときは/運転支援機能
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4
メーター内の RBS OFF 表示灯は RBS
および誤発進抑制機能が停止している
ことをお知らせするだけではなく、次
のような場合に点灯します。
・機能が正常な場合、エンジンスイッ
チを にしたときに約3秒間点灯
したあと消灯します。
・エンジンスイッチが のときに
RBSおよび誤発進抑制機能に異常が
ある場合やレーダーがフロントガラ
スの汚れを検知するなど、一時的に
RBSおよび誤発進抑制機能が作動し
ない場合に点灯します。
→ 3-113ページ(レーダーブレーキ
サポート(RBS) OFF表示灯)
64P40280
■ レーザーレーダー
レーザーレーダー(1)は精密部品で
す。フロントルームミラー付近に設置さ
れ、次の機能で使用しています。
レーダーブレーキサポート(RBS)
誤発進抑制機能
64P40200
上図は代表例です。お車のタイプによ
り異なります。
次のようなときは、RBS および誤発
進抑制機能が作動するおそれがある
ため、RBS OFF スイッチを操作して
停止させてください。
・テスターなどで車両点検を行なう
とき
・けん引されるとき
・生い茂った草むらなどの悪路を走
行するとき
RBS OFFスイッチを操作しても、
DSC&TCS を作動停止(OFF)にす
ることはできません。
ON
ON
t¶½‚è
レーダーを正しく作動させるため
に、次のことをお守りください。取
扱いを誤ると、前方車両や障害物を
正しく検知できなくなり、思わぬ事
故につながるおそれがあります。
・レーダー前方のフロントガラスを
きれいに保ち、ステッカーなどを
貼らない(透明なものを含む)
・レーダー本体、およびその周辺部
に強い衝撃や力を加えない
・レーダーを取り外したり、分解し
たりしない
・フロントワイパー本体やブレード
を交換するときは、指定のものを
使 用 す る(詳 し く は、マ ツ ダ 販 売
店にお問い合わせください)
(1)
000-取扱説明書.book 65 ページ 2017年3月31日 金曜日 午後3時9分
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運転するときは/運転支援機能
4-66
■ ガラス汚れを検知したときは
レーザーレーダーがフロントガラスの汚
れを検知した場合は、レーダーブレーキ
サポート(RBS)および誤発進抑制機能
を停止させるとともに、メーター内の
RBS OFF 表示灯およびブレーキシステ
ム警告灯(オレンジ色)が点灯します。
次の手順で対処してください。
安全な場所に停車し、エンジンス
イッチを (OFF)にします。
レーダー前方のフロントガラスをき
れいにします。
エンジンスイッチを にします。RBS OFF 表示灯およびブレーキシ
ステム警告灯(オレンジ色)の消灯
を確認します。
RBS OFF 表示灯およびブレーキ
システム警告灯(オレンジ色)が
消灯しないときは、ガラスの汚れ
以外の異常が考えられます。マツ
ダ販売店にご連絡ください。
64P0251
レーダー付近のフロントガラスにひ
び割れなどの傷がある状態で走行す
ると、レーダーが前方車両や障害物
を正しく検知できなくなり、思わぬ
事故につながるおそれがあります。
RBS OFFスイッチを操作して、RBS
および誤発進抑制機能を停止させ、マ
ツダ販売店で点検を受けてください。
エンジンスイッチが のときに
レーダーから 10 cm 以内の距離で、
拡大鏡、対物レンズなど拡大機能が
ある光学機器を使用して、照射部を
のぞき込まないでください。レーダー
から照射される赤外線で目を傷める
おそれがあります。ON
1LOCK
2
3ON
このレーダーは、日本工業規格 JIS C
6802「レーザー製品の放射安全基準」
におけるレーザー等級1M製品です。
72M20424
最大平均出力:45mW
パルス幅:33ns
波長:905nm
発散角(水平 × 垂直):28°× 12°
4
レーザー等級ラベル
レーザーレーダー放射線データ
000-取扱説明書.book 66 ページ 2017年3月31日 金曜日 午後3時9分
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装備の取扱い
5-1
5.装備の取扱い
● 主な装備
燃料給油口 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-2
ボンネット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-3
エンジンルーム ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-5
サンバイザー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-7
室内灯 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-8
インパネ収納スペース ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-10
ドリンクホルダー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-13
そのほかの装備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-15
● エアコン、ヒーター
エアコンの吹出し口 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-22
マニュアルエアコン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-23
オートエアコン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-27
リヤデフォッガースイッチ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-34
リヤヒーターの使いかた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-35
エアコンの上手な使いかた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-36
● オーディオ
アンテナ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-38
オーディオ機能について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-40
AM/FMラジオ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-41
CDプレーヤー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-43
ステアリングオーディオスイッチ ・・・・・・・・・・・・・5-57
000-取扱説明書.book 1 ページ 2017年3月31日 金曜日 午後3時9分
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装備の取扱い/主な装備
5-2
5
2-23 ページの「給油するときは」もあ
わせてお読みください。
フューエルリッド
運転席ドアの下側にあります。
開けるときは、運転席足元のフューエ
ルリッドオープナー(1)を引き上げ
ます。
閉めるときは、フューエルリッドを手
で押し付けます。
64P50330
フューエルキャップ
開けるときは、ゆっくり反時計方向に
まわします。
閉めるときは、カチッという音が 2 回
以上するまで時計方向にまわします。
64P50020
必ず次のことをお守りください。
エンジンを止めてください。
給油中はドアや窓を閉めてください。
ガソリンは引火性が高いため、タバ
コなどの火気は厳禁です。
主な装備
燃料給油口
(1)
(2) フューエルキャップ
(3) フューエルリッド
フューエルキャップはゆっくりとゆ
るめ、空気の抜ける音が止まったら
キャップを開けます。急に開けると
燃料タンク内の圧力が急激に抜け、
燃料が吹き出すおそれがあります。
燃料をこぼさないようにしてくださ
い。こぼれた場合は、ただちにやわ
らかい布などでふき取ってくださ
い。火災など思わぬ事故につながる
おそれがあります。また、そのまま
放置すると、塗装のしみ、変色、ひ
び割れの原因となります。
給油後は、フューエルキャップをカ
チッという音が 2 回以上するまで閉
めてください。キャップが確実に閉
まっていないと、燃料が漏れたり、
火災が発生したりするおそれがあり
ます。
指定のマツダ純正フューエルキャッ
プ以外は使用しないでください。燃
料漏れのおそれがあります。
RP(2)
(3)
000-取扱説明書.book 2 ページ 2017年3月31日 金曜日 午後3時9分
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装備の取扱い/主な装備
5-3
5
キャップホルダー
フューエルリッド(3)の裏側にあります。
給油中は、外したキャップが車体に当
たらないように、ひもの部分をかけて
ください。
64P0255
開けかた
運転席足元のボンネットオープナー
(1)を引くと、ボンネットの先端
が少し浮き上がります。
64P0407
上図は代表例です。お車のタイプによ
り異なります。 (4) キャップホルダーお子さまにはボンネットを開閉させ
ないでください。ボンネットは重い
ため、けがのおそれがあります。ま
た、ボンネット内は高温になるた
め、やけどのおそれがあります。
ボンネットを開けているときは、お
子さまを近づけないでください。
点検や清掃に使用した工具や布など
は、ボンネット内に置き忘れないで
ください。故障の原因となったり、
ボンネット内は高温になるため車両
火災につながったりするおそれがあ
ります。
(4)
(3)
ボンネット
レーザーレーダー装備車は、エンジン
スイッチの位置が のときに、ボ
ンネットを開けていると、レーザー
レーダーがボンネットに反応して、
メーター内のブレーキシステム警告灯
(オレンジ色)およびRBS OFF 表示灯
が点灯する場合がありますが、異常で
はありません。
ON
1
(1)
000-取扱説明書.book 3 ページ 2017年3月31日 金曜日 午後3時9分
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装備の取扱い/主な装備
5-4
5
浮き上がったボンネットのすきまか
らロックレバー(2)の位置を確認
し、すきまに手を入れ、ロックレ
バーを左側へ押し付けながら、ボン
ネットを持ち上げます。
64P0408
上図は代表例です。お車のタイプによ
り異なります。
ボンネットを固定します。
ボンネット側にあるステー(3)
をホルダー(4)から外し、車体
側の固定穴(5)に差し込みます。
64P0409
エンジン回転中や停止直後は、ロック
レバーが熱くなっていることがありま
す。やけどのおそれがありますので、
ロックレバーを操作する前に確認して
ください。
ワイパーアームを起こした状態で、ボ
ンネットを開けないでください。ワイ
パーアームやボンネットが傷つくおそ
れがあります。
2
(2)
エンジン回転中や停止直後は、ステー
が熱くなっていることがあります。や
けどのおそれがありますので、ステー
を持つ前に確認してください。
ステーは固定穴に確実に差し込んで
ください。ステーが外れると、ボン
ネットに身体がはさまれることがあ
ります。
ボンネットが風にあおられて、ス
テーが外れることがあります。とく
に風の強い日は注意してください。
ボンネットを開けたときは、ボン
ネット先端部に頭や肩などの身体を
ぶつけないよう気をつけてくださ
い。けがのおそれがあります。
ステーをホルダーから外すときは、
※部を持ってください。
3
(5)
(4)
(3)
000-取扱説明書.book 4 ページ 2017年3月31日 金曜日 午後3時9分