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運転するときは/パーキングブレーキ
4-15
4
■ハンドルロック未作動警告ブザー
故障などで、エンジンスイッチを
(OFF) にもどして、いずれかのドアを開
閉してもハンドルがロックされない場
合、運転席ドアを開けると、室内ブザー
が“ピッ、ピッ、”と断続的に鳴ります。
マツダ販売店で点検を受けてください。
パーキングブレーキは後輪にかかりま
す。駐車するときはパーキングブレーキ
をしっかりとかけてください。
64P1002
64P40190
ペダル式(足踏み式)
■ 駐車するときは
右足でブレーキペダルを踏みながら、左
足でパーキングブレーキペダルをいっぱ
いまで踏み込みます。
パーキングブレーキをかけるときは、
確実にブレーキが効くまで一気に踏み
込んでください。
一気に踏み込まないで途中でペダルか
ら足を離してしまったときは、一度解
除してから、同じ手順で再度踏み込ん
でください。
(1) ボタン
LOCK
パーキングブレーキ
パーキングブレーキの操作
ペダル式
レバー式
(1)
パーキングブレーキを解除したとき
は、メーター内のブレーキ警告灯が消
灯しているか確認してください。万
一、パーキングブレーキをかけたまま
走行した場合、ブレーキ装置が過熱し
てブレーキが効かなくなるおそれがあ
ります。
→ 3-95ページ(ブレーキ警告灯)
ヒルホールドコントロール装備車の場
合、パーキングブレーキをかけるとヒ
ルホールドコントロールが作動しませ
ん。
→ 4-55ページ
(ヒルホールドコントロール)
オートマチック車
000-取扱説明書.book 15 ページ 2017年3月31日 金曜日 午後3時9分
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運転するときは/パーキングブレーキ
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■ パーキングブレーキをさらに
強く効かせたいときは
右足でブレーキペダルを強く踏んだ
ままにします。
左足でパーキングブレーキを踏んで
解除してから、再度踏み込みます。
■ 解除するときは
右足でブレーキペダルを踏みながら、
左足でパーキングブレーキペダルをカ
チッと音がするまで踏み、ゆっくりと
離します。
坂道発進するときは、左足でパーキン
グブレーキペダルをカチッと音がする
まで踏んでおき、右足でアクセルペダ
ルを慎重に踏み、車が動き出す感触を
確認しながらパーキングブレーキペダ
ルをゆっくりともどしてください。
レバー式(引き上げ式)
■ 駐車するときは
ボタンを押さずにパーキングブレーキレ
バーをいっぱいに引き上げます。
■ 解除するときは
レバーを少し引き上げながらレバー先
端のボタンを押し込み、そのまま下ま
で完全におろします。
坂道発進するときは、パーキングブ
レーキをかけたまま右足でアクセルペ
ダルを慎重に踏み、車が動き出す感触
を確認しながらパーキングブレーキを
解除してください。
パーキングブレーキ解除忘れ
警告ブザー
パーキングブレーキを解除し忘れたまま
走行すると、室内ブザーが “ ピピピッ、
ピピピッ”と鳴り続けます。
走行中は、パーキングブレーキペダ
ルを踏まないでください。急ブレー
キをかけた状態になり、事故を起こ
すおそれがあります。
走行中は、パーキングブレーキペダ
ルに足を乗せないでください。カー
ブを曲がるときなどに足に力がかか
り、踏み込んでしまうおそれがあり
ます。
パーキングブレーキの効きを強くし
ようとして、2 度踏みをしないでく
ださい。2 度踏みをすると、ペダル
がもどってパーキングブレーキが解
除されます。
パーキングブレーキを解除するとき
は、右足でブレーキペダルを踏んで
ください。
1
2
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運転するときは/オートマチック車
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4
セレクトレバーの各位置のはたらき
64P40030
(1) ボタン
パーキング
駐車するとき、エンジンを始動・停止するとき、アドバンス
トキーレスエントリー&キーレスプッシュボタンスタートシ
ステム非装備車のキーを抜くときの位置
駆動輪(後輪)が固定されます。
リバース
車を後退させるときの位置
室内で警告ブザーが鳴り、運転者にセレクトレバーが
に入っていることを知らせます。
ニュートラル
エンジンの動力が伝わらない状態の位置
エンジンを始動できますが、安全のため 位置で始動し
てください。
ドライブ
通常走行の位置
車の速度とアクセルペダルの踏み込み量により、自動的に
変速され走行できます。
セカンド
エンジンブレーキを効かせるときなどの位置
ギヤは1速と2速の間で自動的に切り替わります。坂道を走
行するときなどに使用します。
ロー強力なエンジンブレーキを効かせるときなどの位置
急な下り坂を走行するときなどに使用します。
オートマチック車
セレクトレバーの操作
オートマチック車
(1)
P
RR
NP
D
2
L
000-取扱説明書.book 17 ページ 2017年3月31日 金曜日 午後3時9分
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4
運転するときは/オートマチック車
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セレクトレバーの動かしかた
64P0236
■ シフトロックシステム
発進するときなどに、セレクトレバーの
誤操作を防ぐシステムです。
エンジンスイッチが でブレーキ
ペダルを踏んでいるときだけ、セレク
トレバーを からほかの位置に動か
せます。
エンジンスイッチが または
(OFF)のときは、ブレーキペ
ダルを踏んでいても、セレクトレバー
を からほかの位置に動かせませ
ん。
セレクトレバーのボタンを押してか
ら、ブレーキペダルを踏まないでくだ
さい。シフトロックが解除されないこ
とがあります。
万一、エンジンスイッチを にし
て、ブレーキペダルを踏んでもセレク
トレバーを からほかの位置へ動か
せない場合は、次の「シフトロックの
解除のしかた」でシフトロックを解除
してください。
この場合は、シフトロックシステムな
どの故障が考えられます。ただちにマ
ツダ販売店で点検を受けてください。
ブレーキペダルを踏み、ボ
タンを押したままセレクト
レバーを動かします。
ボタンを押さずにセレクト
レバーを動かします。
ボタンを押したままセレク
トレバーを動かします。
完全に停車させてから、セレクトレ
バーを に入れてください。車が動
いていると、トランスミッションが故
障する原因となります。なお、トラン
スミッション保護のため、前進車速が
約 10 km/h 以上のときは変速されま
せん。(ニュートラルのまま)
の操作は、セレクトレバーのボタ
ンを押さない習慣をつけてください。
常にボタンを押して操作していると、
間違って へ入れてしまう
おそれがあります。
R
PRL
セレクトレバー可動部に飲み物などを
こぼしたり、内部に異物が入ったりし
た場合、そのまま使用を続けるとシフ
トロックシステムが正常に機能しなく
なるおそれがありますので、すみやか
にマツダ販売店で点検を受けてくださ
い。
発進するときは、ブレーキペダルを
しっかり踏んだままセレクトレバーを
操作してください。
ON
P
ACC
LOCK
P
ON
P
000-取扱説明書.book 18 ページ 2017年3月31日 金曜日 午後3時9分
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運転するときは/オートマチック車
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4
■ シフトロックの解除のしかた
シフトロックシステムの故障や鉛バッテ
リーあがりなどで、セレクトレバーを
からほかの位置へ動かせないときは、次
の手順でシフトロックを解除します。
安全のため、エンジンスイッチを
にしてパーキングブレーキ
をしっかりとかけ、ブレーキペダル
を踏んだ状態にします。
セレクトレバーパネルにあるシフト
ロック解除ボタンを押しながら、セ
レクトレバーを操作します。
64P40240
オーバードライブ(O/D)
スイッチ
スイッチを押すごとに、ON と OFF が
交互に切り替わります。
OFF のときに、マルチインフォメー
ションディスプレイ内のオーバードラ
イブOFF表示が表示されます。
オーバードライブスイッチは、エンジ
ン始動時には自動的に ON 状態へもど
ります。
64P40250
■ スイッチがONのときは
通常走行に適しています。
セレクトレバーが のときに、1 速
から 4 速の間で自動変速し、燃費性能
と静粛性を高めます。
P
1
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4
運転するときは/オートマチック車
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■ スイッチがOFFのときは
坂道や山間路の走行に適しています。
セレクトレバーが のときに、1 速
から3速の間で自動変速します。
下り坂では、軽いエンジンブレーキが
かかります。
上り坂や山間路ではエンジン回転の変
化が少ない、なめらかな走行ができま
す。
■ オーバードライブOFF表示
64P0335
メーターパネル内にあります。
→ 1-12ページ(警告灯・表示灯)
オーバードライブ(O/ D)スイッチが
OFFのときに表示されます。
オートマチック車は、クラッチ操作とギ
ヤチェンジから解放されて運転操作が楽
になりますが、オートマチック車特有の
現象や操作上の注意があります。
クリープ現象に注意して
エンジンをかけて停車しているとき、セ
レクトレバーが 以外に入ってい
ると、アクセルペダルを踏まなくても車
がゆっくり動きます。これをクリープ現
象といいます。
キックダウン
走行中(低車速時を除く)にアクセルペ
ダルをいっぱいに踏み込むと、自動的に
シフトダウンしてエンジン回転が上昇し
て、力強い加速ができます。これをキッ
クダウンといいます。
追い越しなどで急加速したいときは、
アクセルペダルをいっぱいに踏み込み
ます。キックダウンして力強い加速が
得られます。
D
オートマチック車の特性
PN
セレクトレバーを 以外に入れ
ているときは、ブレーキペダルを
しっかり踏んでください。
エンジン始動直後やエアコン作動時
などは、クリープ現象が強くなるこ
とがあります。とくにしっかりブ
レーキペダルを踏んでください。
通常の加速をするときは、アクセルペ
ダルをゆっくり踏み込んでください。
いっぱいに踏み込むと、キックダウン
して思わぬ急加速をするおそれがあり
ます。
PN
000-取扱説明書.book 20 ページ 2017年3月31日 金曜日 午後3時9分
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運転するときは/オートマチック車
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4
登坂変速制御
セレクトレバーが 位置で作動する制
御です。
登坂中と判断するとシフトダウンして
エンジン回転数を高く保ち、少ないア
クセル操作でなめらかな走行ができま
す。
キーインターロック
誤操作防止のため、次の条件をみたして
いるときだけキーが抜けます。これを
キーインターロックといいます。
セレクトレバーが 位置
セレクトレバーのボタンから手を離し
ている
→ 4-13ページ(キーを抜くときは)
トランスミッション警告灯
81M40161
メーターパネル内にあります。
ATのシステムに異常があると、エンジ
ンスイッチが のときに点灯しま
す。
→ 1-12ページ(警告灯・表示灯)
(リバース)ポジション
警告ブザー
セレクトレバーを に入れると室内で
警告ブザーが鳴り、セレクトレバーが
に入っていることを運転者に知らせ
ます。
D
アドバンストキーレスエントリー&キーレス
プッシュボタンスタートシステム非装備車
P
(リバース)ポジション警告ブザー
は、車外の人に車の後退を知らせるた
めのものではありません。
オートマチック車を運転するとき
ON
R
R
R
R
000-取扱説明書.book 21 ページ 2017年3月31日 金曜日 午後3時9分
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運転するときは/オートマチック車
4-22
ペダルの踏み間違いに注意
ペダルの踏み間違いを防ぐため、エンジ
ンをかける前にアクセルペダルとブレー
キペダルを実際に足で踏んで、位置を確
認してください。
ブレーキペダルは右足で踏む
80P0135
左足では適切なブレーキ操作ができませ
ん。ブレーキペダルは右足で踏む習慣を
つけてください。
セレクトレバーを操作すると
きは
前進と後退を繰り返すときなどは、セ
レクトレバーを に入れたことを忘
れることがあります。車を後退させた
あとは、すぐに から に入れる
習慣をつけてください。
切り返しなどで前進と後退を繰り返す
ときは、完全に停車してからセレクト
レバーを操作してください。
セレクトレバーの位置は目で
確認
始動時や降車時は 、前進時は 、
後退時は に入っていることを目で確
認してください。 アクセルペダルとブレーキペダルを踏
み間違えると、思わぬ事故につながる
おそれがあります。
(1) パーキングブレーキペダル
(2) ブレーキペダル
(3) アクセルペダル
(1)
(2)
(3)
アクセルペダルを踏んだままセレクト
レバーを操作しないでください。急発
進して事故を起こすおそれがありま
す。
R
RN
PD
R
000-取扱説明書.book 22 ページ 2017年3月31日 金曜日 午後3時9分