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Black plate (253,1)
l応急用スペアタイヤの空気圧を定期的
に点検してください。
適正空気圧は420kPa (4.2kgf/cm
2)で
す。
l摩耗限界表示(ウェアインジケーター)
が表れたら、タイヤを交換してくださ
い。
→295ページ「タイヤの点検」
l応急用スペアタイヤを装着したとき
は、4WD警告灯が点滅します。4WD警
告灯が点滅したときは、4WDは作動し
ませんが、前輪駆動での通常走行は可
能です。
l応急用スペアタイヤに標準タイヤのホ
イールキャップは取り付けできませ
ん。
タイヤ交換
¢タイヤを交換するときは前後輪と
も必ず指定された同一サイズ、同
一種類のものを使用してくださ
い。
指定された組み合わせ以外のタイヤを装
着すると走行安定性が損なわれるため、思
わぬ事故につながるおそれがあります。
タイヤサイズは、運転席ドアを開けたボ
ディー側に貼付されているラベルで確認
してください。
くわしくはマツダ販売店にご相談くださ
い。
タイヤ交換をする前に
交通のさまたげにならず、安全に作業で
きる地面が平らで固い場所に車を移動し
ます。
ブレーキペダルを踏んだままパーキング
ブレーキをかけエンジンを止めます。
必要に応じて、非常点滅灯を点滅させ、停
止表示板(停止表示灯)を使用します。
人や荷物を降ろし、工具、ジャッキを取り
出します。
→247ページ「工具、ジャッキ」
輪止めを用意します。
253
MPV_Lチ_初版253ページ
2014年7月31日10:40 AM
Form No.Lチ
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輪止めや停止表示板(停止表示灯)はお客
様のお車に標準で搭載されておりませ
ん。
必要に応じてマツダ販売店でお求めくだ
さい。なお、輪止めには、タイヤを固定で
きる大きさの石や木材が代用できます。
タイヤの取りはずし
ホイールレンチでナットを左に約1回転
まわしてゆるめます。
タイヤが地面から少し離れるまで車を
ジャッキアップします。
→250ページ「ジャッキアップすると
き」
ナットをはずし、タイヤを取りはずしま
す。
ボルトとホイール裏側の接触面に付着し
ている汚れを布などでふき取ります。
ボルトやホイール裏側の接触面がホコリな
どで汚れていると、走行中にナットがゆる
みタイヤがはずれ、思わぬ事故につながる
おそれがあります。
タイヤの取り付け
タイヤを取り付けてから、ナットのテー
パー部がホイールのシート部に軽くあた
る程度まで、ナットを右にまわして仮締
めします。
254
MPV_Lチ_初版254ページ
2014年7月31日10:40 AM
Form No.Lチ
緊急用具の取り扱い
5.万一のときは
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ナットやボルトにオイルやグリースをぬら
ないでください。ナットがゆるんでタイヤ
がはずれ、思わぬ事故につながるおそれが
あります。また、必要以上に締め付けられ
て、ナットやボルトが破損するおそれがあ
ります。
ジャッキハンドルを左にまわし、車をお
ろします。
ホイールレンチで図の番号順にナットを
2~3回に分けて締め付けます。
ナットの締め付けトルク:
N・m (kgf・m)108~147
(11~15)
ホイールレンチを足で踏んでナットを必要
以上に締め付けないでください。ボルトが
破損するおそれがあります。
lタイヤを交換してから約1,000km走行
した後、ナットにゆるみが無いことを
確認してください。
lタイヤを交換した後はホイールバラン
スが狂うことがあります。走行中に車
体の振動などの異常を感じたら、マツ
ダ販売店で点検を受けてください。
255
MPV_Lチ_初版255ページ
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Form No.Lチ
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タイヤパンク応急修理
キット
本キットはタイヤの接地面に刺さった釘や
ネジなどによる軽度のパンクを一時的に修
理するものです。
タイヤに刺さった釘やネジなどを抜かず、応
急修理してください。
タイヤパンク応急修理キットは図の位置に
格納されています。
lお客様のお車にはスペアタイヤが搭載
されておりません。タイヤがパンクし
たときは、タイヤパンク応急修理キッ
トを使用し、パンクタイヤを一時的に
修理してください。修理するときは、
タイヤパンク応急修理キット内に付属
している取扱説明書もあわせてご覧く
ださい。
lタイヤパンク応急修理キットで応急修
理をしたタイヤは、できるだけ早く新
しいタイヤに交換することをおすすめ
します。修理·再使用については、マツ
ダ販売店にご相談ください。
タイヤパンク応急修理キット
について
タイヤパンク応急修理キット内には、次のも
のが格納されています。
256
MPV_Lチ_初版256ページ
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Form No.Lチ
パンクしたとき
5.万一のときは
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¢万一飲用したときは、すぐに多量
の水を飲み、応急処置が済んだら、
医師の診察を受けてください。
修理剤を飲用すると健康に害がありま
す。
¢修理剤が目に入ったり、皮膚に付
着したときは、すぐに多量の水で
洗浄してください。
それでも異常を感じたときは、医師の診察
を受けてください。
¢お子さまには修理剤をさわらせな
いでください。
誤って使用すると、やけどや思わぬ事故に
つながるおそれがあります。
l一度使用した修理剤は再使用できませ
ん。新しい修理剤をマツダ販売店でお
求めください。
l次のようなときには、修理剤を使用す
ることができません。マツダ販売店ま
たはJAFなどに連絡してください。
l修理剤の有効期限がきれていると
き(有効期限はボトルのラベルに記
載されています)
l約4mm以上の切り傷や刺し傷があ
るとき
l接地部以外が損傷を受けたときlほとんど空気の抜けた状態で走行
したとき
lタイヤがホイールからはずれてい
るとき
lホイールが破損しているときlタイヤが2本以上パンクしていると
き
タイヤパンク応急修理キット
の使いかた
交通のさまたげにならず、安全に作業で
きる地面の平らで固い場所に車を移動し
ます。
セレクトレバーをPにいれます。
ブレーキペダルを踏んだまま、パーキン
グブレーキをかけ、エンジンを止めま
す。
必要に応じて、非常点滅灯を点滅させ、停
止表示板(停止表示灯)を使用します。
人や荷物を降ろし、タイヤパンク応急修
理キットを取り出します。
修理剤のボトルをよく振ります。
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MPV_Lチ_初版257ページ
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Form No.Lチ
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注入ホースをねじ込んだ後にボトルを振る
と、修理剤が注入ホースから飛び散るおそ
れがあります。修理剤が衣服などに付着す
ると取れないおそれがありますので、注入
ホースをねじ込む前にボトルを振ってくだ
さい。
0°C以下の寒冷時では修理剤が固まりや
すくなり、注入作業がしにくくなります。
車内などで暖めると注入作業がしやすく
なります。
ボトルのキャップをはずします。内ぶた
をつけたままの状態で注入ホースをボト
ルにねじ込むと、ボトルの内ぶたが破れ
ます。
パンクしたタイヤのバルブからキャップ
を取りはずし、コアまわしの後ろでバル
ブ内のバルブコアを押してタイヤの空気
を完全に抜きます。
コアまわしでバルブコアを左にまわし、
バルブコアを取りはずします。
バルブコアをはずすとき、タイヤに空気が
残っているとバルブコアが飛び出すおそれ
があります。バルブコアは慎重に取りはず
してください。
バルブコアは汚れないように保管してく
ださい。
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MPV_Lチ_初版258ページ
2014年7月31日10:40 AM
Form No.Lチ
パンクしたとき
5.万一のときは
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Black plate (259,1)
注入ホースの栓をはずし、注入ホースを
バルブに差し込みます。
ボトルを逆さまにして持ち、手でボトル
を圧迫し、修理剤を全てタイヤの中に注
入します。
一度使用した修理剤は再使用できませ
ん。新しい修理剤をマツダ販売店でお求
めください。
注入ホースをバルブから引き抜き、コア
まわしでバルブコアを右にまわし、バル
ブにバルブコアを取り付けます。
パンク修理剤注入済みシールをホイール
の平らなところに貼ります。
注入が完了した空ボトルは、タイヤ交換ま
たは恒久修理の際に修理剤の回収に使用
しますので、ボトルは捨てずにマツダ販売
店までお持ちください。
運転者のよく見えるところに速度制限
シールを貼ります。
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MPV_Lチ_初版259ページ
2014年7月31日10:40 AM
Form No.Lチ
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Black plate (260,1)
¢ハンドルのパッド部に制限速度
シールを貼らないでください。
万一の場合エアバッグが正常に作動しな
くなり、重大な傷害につながるおそれがあ
ります。また、警告灯やスピードメーター
が見えなくなる位置には貼らないでくださ
い。
エアコンプレッサーのホースをバルブに
取り付けます。
エアコンプレッサーのプラグを車内のシ
ガーライター部に差し込み、電源ポジ
ションをACCにします。
lシガーライター部にエアコンプレッ
サーのプラグを抜き差しするときは、エ
アコンプレッサーのスイッチがOFFに
なっていることを確認してください。
lエアコンプレッサーのON、OFFはエア
コンプレッサー本体のスイッチで行
なってください。
エアコンプレッサーのスイッチをONに
して、タイヤを適正空気圧まで昇圧しま
す。
lタイヤの適正空気圧は運転席ドアを開
けたボディー側に貼付されているラベ
ルで確認してください。
lエアコンプレッサーは長時間使用する
と故障につながるおそれがありますの
で、10分以上連続して作動させないで
ください。
lタイヤ空気圧が昇圧できない場合は修
理できません。もし、10分以内に適正
空気圧にならなければ、タイヤがひど
い損傷を受けている可能性がありま
す。この場合は、本修理キットで応急
修理することができません。マツダ販
売店またはJAFなどに連絡してくださ
い。
l空気を入れすぎたときはエアコンプ
レッサーのホースの口金を緩めて空気
を抜いてください。
適正空気圧まで昇圧できたら、エアコン
プレッサーのスイッチをOFFにしエアコ
ンプレッサーのホースをバルブから抜き
ます。
バルブキャップを取り付けます。
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MPV_Lチ_初版260ページ
2014年7月31日10:40 AM
Form No.Lチ
パンクしたとき
5.万一のときは