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Black plate (189,1)
アドバンストキー装備車
エンジンスイッチをまわして、電源ポジショ
ンをACCからOFF、またはOFFからACCにす
るときは、補助キーを押し込んでまわしてく
ださい。
lエンジンスイッチをまわして、電源ポ
ジションをONにしたとき、燃料タンク
付近からフューエルポンプのモーター
作動音が聞こえることがありますが、
異常ではありません。
lエンジンを止めたままで、オーディオ
などを長時間使用したり、電源ポジ
ションをONまたはACCのまま放置し
ないでください。バッテリーがあがる
おそれがあります。
lハンドルがロックされているときは、
キーまたは補助キー(エンジンスイッ
チ)をまわしにくいことがあります。
ハンドルを左右に動かしながらキーま
たは補助キー(エンジンスイッチ)をま
わしてください。
lセレクトレバーの位置がP以外のとき
は、エンジンスイッチをまわして、電源
ポジションをACCからOFFにすること
ができません。
キー抜き忘れ防止チャイム
キーまたは補助キーを差し込んだまま、電源
ポジションをOFFまたはACCにして運転席
ドアを開けると、チャイムが鳴りキーまたは
補助キーの抜き忘れを知らせます。
エンジンの始動
エンジンをかける前に
パーキングブレーキがかかっていること
を確認します。
セレクトレバーがPの位置にあることを
確認します。
正しい運転姿勢をとり、右足でアクセル
ペダルとブレーキペダルが確実に踏める
か確認します。
ペダルの踏み間違いのないように、ペダ
ルの位置を確認しておいてください。
→42ページ「正しい運転姿勢」
エンジンをかけるとき
ブレーキペダルをしっかりと踏みます。
アクセルペダルを踏まずにエンジンス
イッチをまわして、電源ポジションを
STARTにし、エンジンをかけます。
連続して10秒以上エンジンスイッチをま
わして、電源ポジションをSTARTにしない
でください。スターターの故障やバッテ
リーあがりの原因になります。エンジンが
かからないときは、エンジンスイッチをま
わして、電源ポジションをOFFにもどし、
10秒以上待ってからエンジンをかけなお
してください。
冷間始動後は、エンジン制御システムの働
きによりエンジン回転数が高くなります
が、自動的に適正な回転数に下がります。
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Form No.Lチ
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エンジンの停止
セレクトレバーをPの位置にします。
電源ポジションをOFFにします。
車から離れるときは、電源ポジションが
OFFになっていることを確認してくださ
い。
ブレーキ
パーキングブレーキ
パーキングブレーキをかけたまま走行しな
いでください。ブレーキ部品が早く摩耗し
たり、ブレーキが過熱するためブレーキの
効きが悪くなり、思わぬ事故につながるお
それがあります。
かけるとき
右足でブレーキペダルを踏みながら、左足で
パーキングブレーキペダルをいっぱいに踏
み込みます。
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運転装置の使いかた
3.操作と取り扱い
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Black plate (191,1)
解除するとき
右足でブレーキペダルを踏みながら、左足で
パーキングブレーキペダルをカチッと音が
するまで踏み、ゆっくりとはなします。
パーキングブレーキをかけなおすときは、
パーキングブレーキを一度解除してから、
踏み込みなおしてください。
ブレーキ警告灯
点灯するとき
l電源ポジションをONにすると点灯し、し
ばらくすると消灯します。
lパーキングブレーキをかけているときは
点灯します。パーキングブレーキを解除
すると消灯します。
l次のようなときは点灯し続けます。ただ
ちに安全な場所に停車し、マツダ販売店に
連絡してください。
lブレーキ液が不足しているとき。lブレーキ装置(電子制御制動力配分シ
ステム)に異常があるとき。
¢ブレーキ警告灯が点灯したまま走
行しないでください。
ブレーキが効かなくなり思わぬ事故につな
がるおそれがあります。また停車するとき
は、ブレーキの効きが悪くなっているおそ
れがあるため、ブレーキペダルを通常より
強く踏んでください。
¢ブレーキ警告灯とABS警告灯が
同時に点灯したときは、ただちに
安全な場所に停車し、マツダ販売
店に連絡してください。
急制動時に後輪が通常より早くロックし
やすくなり、思わぬ事故につながるおそれ
があります。
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Black plate (192,1)
パーキングブレーキもどし忘
れチャイム
パーキングブレーキをかけたまま、車速が約
5km/h以上になるとチャイムが鳴り続け、
パーキングブレーキのもどし忘れを知らせ
ます。
オートマチックトランス
ミッション
198ページの「オートマチック車を運転する
とき」もあわせてお読みください。
各位置の働き
P(パーキング)
駐車およびエンジンを始動する位置。
Pでのみエンジンスイッチからキーまたは補
助キーを抜くことができます。
R(リバース)
車を後退させる位置。
チャイムが鳴り、セレクトレバーがRには
いっていることを運転者に知らせます。
N(ニュートラル)
動力が伝わらない位置。
エンジンを始動することはできますが、安全
のためPの位置で行なってください。
D(ドライブ)
通常走行する位置。
(5速オートマチック車)
車速に応じて1速から5速までを自動変速し
ます。
(6速オートマチック車)
車速に応じて1速から6速までを自動変速し
ます。
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Form No.Lチ
運転装置の使いかた
3.操作と取り扱い
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Black plate (193,1)
M(マニュアル)
マニュアル走行する位置。
ギヤ位置を手動で切り替えることができま
す。
→194ページ「マニュアルモード」
シフトロック装置
シフトロック装置は、発進時の誤操作を防ぐ
ためのものです。
セレクトレバーをPから動かすとき
ブレーキペダルを踏み込んだままにしま
す。
エンジンを始動させます。
セレクトレバーを動かします。
l電源ポジションがOFFのときは、セレ
クトレバーをPから動かすことはでき
ません。
lセレクトレバーがP以外の位置では
キーを抜くことができません。
セレクトレバーの操作
レバー操作
ブレーキペダルを踏んだまま、
セレクトレバーを操作します。
ゲートにそって、そのままセレ
クトレバーを操作します。
lの操作は、誤作動防止のため、各
ギヤ位置ごとに節度をつけ確実に行
なってください。
lセレクトレバーをPから操作するとき、
セレクトレバーを助手席側に動かした
ままブレーキペダルを踏むと操作でき
ないことがあります。先にブレーキペ
ダルを踏んでから操作してください。
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MPV_Lチ_初版193ページ
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AASモードについて
(6速オートマチック車)
AAS (アクティブアダプティブシフト)モー
ドとは、快適に運転するため、道路の状況や
ドライバーの操作に最適なシフトポイント
を自動的にコントロールするモードです。
セレクトレバーがDのとき、アクセルペダル
をいっぱいに踏み込んで急加速をしたり、ア
クセルやブレーキの操作で加速または減速
をしばらくの間行なうことでAASモードに
なる場合があります。
AASモードでコーナーに進入すると、ギヤ位
置を維持したまま旋回することができるた
め、コーナー出口では、進入したときのギヤ
位置から加速することができます。AAS
モードは、
最適のギヤ位置を維持するためシ
フトチェンジが行なわれない場合がありま
すが異常ではありません。
マニュアルモード
セレクトレバーをDからMにいれるとマニュ
アルモードになります。
マニュアルモードでは、ギヤ位置を手動で切
り替えることができます。
セレクトレバーをMからDにいれるとマニュ
アルモードが解除されます。
l停車時にマニュアルモードにした場
合、ギヤは1速になります。
l(5速オートマチック車、6速オートマ
チック車)
Dレンジ5速走行時にアクセルペダル
を踏み込まずにマニュアルモードにし
た場合、ギヤは4速になります。
l(6速オートマチック車)
Dレンジ6速走行時にアクセルペダル
を踏み込まずにマニュアルモードにし
た場合、ギヤは5速になります。
表示灯
マニュアルモード表示
マニュアルモードにすると、メーター内にあ
るセレクトレバー位置表示灯のMが点灯しま
す。
ギヤ位置表示
ギヤ位置が表示されます。
高速走行中、速度によりシフトダウンできな
いときは、ギヤ位置表示が2回点滅します。
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2014年7月31日10:40 AM
Form No.Lチ
運転装置の使いかた
3.操作と取り扱い
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Black plate (195,1)
(5速オートマチック車)
オートマチックトランスミッションフ
ルード(ATF)の温度が高温になると、ギヤ
位置表示が消灯しマニュアルモードが解
除されるため自動変速になる場合があり
ます。これはATを保護するための正常な
機能です。しばらくしてATF温度が下が
るとギヤ位置表示が再び点灯しマニュア
ルモードでの走行が可能になります。
シフトチェンジ(変速)のしかた
セレクトレバーによりシフトチェンジする
ことができます。
シフトアップ
(M1→M2→M3→M4→M5→M6*)
セレクトレバーを側に動かすとシフト
アップ(高速ギヤに変速)します。
*6速オートマチック車
l低速時はシフトアップできないことが
あります。
lマニュアルモードでは自動でシフト
アップしません。タコメーターの指針
がレッドゾーンにはいらないように運
転してください。あやまってレッド
ゾーンにはいった場合、エンジン保護
のため燃料の供給が停止されます。こ
のとき軽い衝撃を感じることがありま
すが異常ではありません。
シフトダウン
(M6*→M5→M4→M3→M2→M1)
セレクトレバーを側に動かすとシフトダ
ウン(低速ギヤに変速)します。
*6速オートマチック車
¢高速走行中、またはぬれた路面や
積雪路、凍結路を走行していると
きは、急激なエンジンブレーキの
使用(シフトダウン)は避けてく
ださい。
タイヤがスリップし、思わぬ事故につなが
るおそれがあります。
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2014年7月31日10:40 AM
Form No.Lチ
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Black plate (196,1)
l高速走行中は、速度によりシフトダウ
ンできないことがあります。
l減速中は、速度により自動的にシフト
ダウンします。
lマニュアルモードでは、アクセルペダ
ルをいっぱいに踏み込んでもキックダ
ウンしません。
→198ページ「オートマチック車の特
性」
2速固定モード
車速が約10 km/h以下のときにセレクトレ
バーを
側に動かして2速にすると2速固定
モードになり、ギヤ位置は2速に固定されま
す。雪道などすべりやすい路面での発進や
走行がしやすくなります。
2速固定モードのときに、セレクトレバー
を
側または側に動かして2速以外にす
ると2速固定モードは解除されます。
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MPV_Lチ_初版196ページ
2014年7月31日10:40 AM
Form No.Lチ
運転装置の使いかた
3.操作と取り扱い