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エンジンルームをのぞいて
エンジンルームの点検をしたときは、工具や布を置き忘れないようにしてください。置き忘れる
とエンジンなどを損傷したり、火災につながるなど思わぬ事故につながるおそれがあります。
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全体を見まわして
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点検、整備
6.車との上手なつきあいかた
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ウォッシャー液の補充
ウォッシャー液が不足しているときは、純正
ウォッシャー液の容器に表示してある凍結
温度を参考に濃度を調節し、補充してくださ
い。
ふたの穴を押さえたまま引き抜くことで、
ウォッシャー液量を点検することができま
す。
エンジンがかかっているときやエンジンが
熱いときはウォッシャー液を補充しないで
ください。ウォッシャー液がエンジンなど
にかかると、出火するおそれがあります。
lウォッシャータンクはフロントワイ
パー用とリヤワイパー用で兼用してい
ます。
lウォッシャー液のかわりに石けん水な
どを入れないでください。塗装のシミ
になるおそれがあります。
l寒冷地では、ウォッシャー液をタンク
いっぱいまで補充しないでください。
タイヤの点検
日常点検としてタイヤは定期的に点検して
ください。
点検要領については別冊のメンテナンス
ノートを参照してください。
空気圧の点検
¢タイヤの空気圧が不足したままで
走行しないでください。
タイヤの空気圧が不足していると車両の
安定性を損なうばかりでなく、タイヤが偏
摩耗したりします。また、タイヤの空気圧
が不足したままで高速走行すると、タイヤ
がバースト(破裂)するなどして、思わぬ事
故につながるおそれがあります。
lタイヤの空気圧は走行に伴い約1割程度
上がることがあります。日常はタイヤが
冷えている時にタイヤの接地部のたわみ
状態を見て空気圧が適当であるかを点検
します。
lラジアルタイヤはたわみの状態での点検
では空気圧が分かりにくいので、空気圧計
で点検します。
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lタイヤの空気圧は徐々に(自然に)低下し
ますので、目安として月に一度空気圧計を
使用して空気圧が適当であるかを点検し
ます。
l適正空気圧は、運転席ドアを開けたボ
ディー側に貼付されているラベルで確認
してください。
lスペアタイヤも時々点検します。年1回
は空気圧計を使用して空気圧が適正であ
るかを点検します。
→252ページ「スペアタイヤ」
き裂、損傷の点検
タイヤの接地部全周や両側に著しいき裂や
損傷およびクギ等の異物が刺さっていない
かを目視で点検します。
¢異常があるタイヤを装着しないで
ください。
l異常があるタイヤを装着すると、走行中
にハンドルがとられたり、異常な振動を
感じることがあります。
また、パンクやバースト(破裂)などによ
り思わぬ事故につながるおそれがあり
ます。
走行中、異常な振動を感じた場合はマツ
ダ販売店で点検を受け、正常なタイヤと
交換してください。
l異常のあるタイヤを装着していると、車
の性能(燃費·走行安定性·制動距離な
ど)が十分に発揮できないばかりでな
く、思わぬ事故につながるおそれがあり
ます。また、部品に悪影響をあたえるな
ど、故障の原因になるおそれがありま
す。
¢道路の路肩などにタイヤの側面を
接触させたり、凹凸やわだちの乗
り越しは避けてください。
タイヤの損傷、き裂などをまねくおそれが
あります。
溝の深さ、異常摩耗の点検
タイヤの溝の深さが十分であるか、摩耗限界
表示(ウェアインジケーター)が現れていな
いか、また、タイヤに片減りや局部摩耗、段付
き摩耗がないかを目視で点検します。
¢タイヤの溝の深さが少ないタイヤ
や摩耗限界表示(ウェアインジ
ケーター)が現れているタイヤを
使用しないでください。
そのまま使用すると、制動距離が長くなっ
たり、雨の日にハイドロプレーニング現
象※により、ハンドル操作ができなくなっ
たり、タイヤがバースト(破裂)するなど、思
わぬ事故につながるおそれがあります。摩
耗限界表示が現れたらすみやかに正常な
タイヤと交換してください。
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点検、整備
6.車との上手なつきあいかた
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※ぬれた路面を高速で走行すると、タイヤと
路面の間に水の膜ができ、タイヤが浮いた状
態になり、ハンドルやブレーキが効かなくな
る現象。
ウェアインジケーターは、タイヤの接地面
にあり、他の部分より溝が1.6mmだけ浅く
なっています。
エアフィルターの点検、交換
lエアコンの風量が著しく減少したとき
はエアフィルターの目詰まりが考えら
れます。エアフィルターを交換してく
ださい。
l大都市・寒冷地など、交通量や粉じんの
多い地区の場合は、エアフィルターの
寿命が短くなり、早めの交換が必要に
なることがあります。
l市販のエアフィルターは取り付けるこ
とができません。新しいエアフィル
ターはマツダ販売店でお求めくださ
い。
lエアフィルターは再利用できません。
交換タイプのエアフィルターのため、
水洗いやエアブローによる清掃はしな
いでください。
エアコンを快適にお使いいただくために、エ
アフィルターは定期的に交換してくださ
い。交換の目安に関しては214ページの「エ
アフィルターについて」をお読みくださ
い。
点検、交換方法
エンジンスイッチをLOCKの位置にしま
す。
グローブボックスを開けます。
ダンパーステーを外側にはずします。
グローブボックスの側面を内側にたわま
せながら下に傾け、ストッパーをはずし
ます。
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グローブボックスを下方向に降ろし、ピ
ンからグローブボックスを切り離し、グ
ローブボックスを取りはずします。
ケースのツメを押し、フタをはずしま
す。
エアフィルターを取り出し、新しいもの
と交換します。
取りはずした逆の手順で取り付けてくだ
さい。
l新しいエアフィルターを取り付けると
きは、山形の面を上にして取り出したと
きと同じ向きに入れてください。間
違った向きにむりやり入れると、ケース
が損傷するおそれがあります。
lエアフィルターを取りはずした状態で
エアコンを使用しないでください。エ
アフィルターを装着せずにエアコンを
使用すると、故障の原因になるおそれが
あります。
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2014年7月31日10:40 AM
Form No.Lチ
点検、整備
6.車との上手なつきあいかた
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外装の手入れ
車を美しく保つためには日ごろの手入れが
大切です。
l保管、駐車は風通しのよい屋根のある場所
をおすすめします。
l走行後は、車体についたほこりをやわらか
い布か毛ばたきで払い落としましょう。
lとび石などによる塗装の傷は腐食の原因
となります。見つけたら早めに補修して
ください。
l洗車やワックスがけ、装備品の手入れは定
期的に行ないましょう。
lベンジンやガソリンなどの有機溶剤は塗
装を損傷するので付着させないでくださ
い。
万一付着した場合はただちにふき取るか、
洗車してください。
l次のようなときは、早めに洗車などの手入
れを行なってください。
そのまま放置しておくと、塗装の変色や車
体の腐食の原因となります。
l海岸地帯を走行したとき。l凍結防止剤を散布した雪道を走行した
とき。
lばい煙や粉じん、鉄粉、化学物質などの
降下の多い場所を走行したとき。
l鳥のふん、虫の死がい、樹液、果実など
が付いたとき。
lコールタール、塗料、砂じん、コンク
リートの粉などが付いたとき。
l泥、ほこりが著しく付いたとき。l雨の中を走行したときや、雨にぬれた
とき。
工場から排出される化学物質や車の排気
ガスなどが雨に溶けて降り注いだものを
酸性雨といいます。
酸性雨をボディーに付着させたままにし
ておくと、塗装を傷つけるおそれがありま
す。早めに水で洗い流してください。
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車の手入れ
6.車との上手なつきあいかた
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洗車するとき
水洗いするとき
車の足まわりに付いている泥を洗い落と
します。
車体上部から水をかけながら、やわらか
いスポンジやセーム皮などで洗います。
汚れがひどいときは洗車用洗剤を使用
し、水で十分洗い流してください。
はん点が残らないように水をふき取って
ください。
l車の下まわりや足まわりを洗うときは
けがをしないよう注意してください。
lオートワイパー装備車は、ワイパーレ
バーをOFFの位置にしてください。ON
の位置で、ワイパーレバーがAUTOの位
置のとき、ワイパーが自動で作動するこ
とがあります。
lエンジンルーム内に水をかけないでく
ださい。エンジンの始動不良や電気部
品の故障につながるおそれがありま
す。
l洗車後は、ブレーキパッドがぬれている
ため、ブレーキの効きが悪くなっている
おそれがあります。低速で走りながら、
アクセルペダルを放してブレーキペダ
ルを軽く数回踏んで、効きが回復するま
でブレーキを乾かしてください。
l洗車やワックスがけを行なうときは、車
体のルーフ部の一点に強い力をかけな
いようにしてください。強い力をかけ
ると、万一の場合、車体がへこむことが
あります。
洗車するときは、硬いブラシやたわしなど
を使用しないでください。
塗装を傷つけるおそれがあります。
自動洗車機を使用するとき
lドアミラーを格納してください。
l自動洗車機を使用すると、ブラシにより傷
がつき塗装の光沢が失われたり、劣化を早
めることがあります。
lスポイラー装備車は、洗車機によってはス
ポイラーがひっかかり洗車できない場合
や損傷するおそれがあります。
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車の手入れ
6.車との上手なつきあいかた