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修理剤をタイヤ内にゆきわたらせるた
め、直ちに走行を始めます。
80km/h以下の速度で慎重に運転してくだ
さい。80km/h以上の速度で走行した場合、
車体が振動することがあります。
10分間もしくは5km程度走行後に手順
15の方法でタイヤにエアコンプレッサー
を接続し、エアコンプレッサーに付属し
ている空気圧計でタイヤ空気圧をチェッ
クします。適正空気圧より低下していた
ら、手順16の作業から再度行ないます。
¢空気圧が130kPa (1.3kgf/cm2)以
下に低下していたら、本修理キッ
トによる応急修理はできません。
運転を中止してマツダ販売店またはJAFな
どに連絡してください。
¢手順15~21の作業を繰り返して
も、空気圧の低下が認められる場
合は、運転を中止してください。
マツダ販売店またはJAFなどに連絡してく
ださい。
タイヤ空気圧を空気圧計で確認するとき
は、エアコンプレッサーのスイッチをOFF
にしてから確認してください。
空気圧が低下していなければ、応急修理
完了です。
すみやかにマツダ販売店まで慎重に運転
し、新しいタイヤに交換をすることをお
すすめします。修理·再使用する場合は
マツダ販売店にご相談ください。
lタイヤパンク応急修理キットで応急修
理をしたタイヤは、できるだけ早く新
しいタイヤに交換することをおすすめ
します。修理·再使用については、マツ
ダ販売店にご相談ください。
lホイールは付着した修理剤をふき取れ
ば再使用できます。ただし、バルブは
新しいものと取り替えてください。
タイヤパンク応急修理キット
の点検
タイヤパンク応急修理キットの点検は定期
的に行なってください。
l修理剤の有効期限の確認
lコンプレッサーの作動の確認
修理剤には有効期限があります。有効期
限がきれたものは使用できませんので、ボ
トルのラベルに記載されている有効期限
を確認し、有効期限がきれる前にマツダ販
売店で新しい修理剤をお求めください。
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2014年7月31日10:40 AM
Form No.Lチ
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オーバーヒートについて
次のようなときは、オーバーヒートです。
l水温計の針がH付近を示し、エンジンの出
力が急に低下したとき。
lエンジンルームから蒸気が出ていると
き。
¢エンジンルームから蒸気が出てい
るときは、ボンネットを開けない
でください。
エンジンルーム内が熱いとき、ボンネット
を開けると、蒸気や熱湯が噴き出してやけ
どなど、重大な傷害につながるおそれがあ
ります。また、蒸気が出てない場合でも高
温になっている部分があります。ボンネッ
トを開けるときは十分に注意してくださ
い。
¢エンジンが十分に冷え
るまではラジエーターとリザー
バータンクのキャップを開けない
でください。
エンジンが熱いときにキャップをはずす
と、蒸気や熱湯が噴き出してやけどなど、重
大な傷害につながるおそれがあります。
¢エンジンルーム内を点検する
ときは、ファンやベルトなどの回
転部に触れないようにしてくださ
い。
特に、エンジンルームが高温のときは、エン
ジンが止まっていてもファンが回転するこ
とがあるため、手や指などが巻き込まれる
など、重大な傷害につながるおそれがあり
ます。
処置方法
安全な場所に車を止めます。
エンジンルームから蒸気が出ていないか
どうかを確認します。
エンジンルームから蒸気が出ていないと
きは
エンジンをかけたままボンネットを開
け、エンジンを冷やします。
エンジンルームから蒸気が出ているとき
は
エンジンを止めてください。蒸気が出な
くなるまで待ち、風通しをよくするため
にボンネットを開け、エンジンを始動し
てください。
クーリングファンが作動していることを
確認し、水温計の針が下がってきたらエ
ンジンを止めます。
クーリングファンが作動していないとき
は、エンジン温度がさらに上昇します。た
だちにエンジンを止め、マツダ販売店にご
連絡ください。
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Form No.Lチ
オーバーヒートしたとき
5.万一のときは
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エンジンが十分に冷えてから、冷却水の
量を点検します。量が不足しているとき
は①ラジエーター②リザーバータンクの
順に冷却水を補充してください。
補充後はキャップを確実に取り付けてく
ださい。
¢エンジンが十分に冷え
るまではラジエーターとリザー
バータンクのキャップを開けない
でください。
エンジンが熱いときにキャップをはずす
と、蒸気や熱湯が噴き出してやけどなど、重
大な傷害につながるおそれがあります。
l冷却水がない場合は、一時的に水を補
充してください。
一時的に水だけを補充したときは、冷
却水の濃度をもとにもどしてくださ
い。
l冷却水を補充しても少なくなるとき
は、冷却水のもれが考えられます。早
めにマツダ販売店で点検を受けてくだ
さい。
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Form No.Lチ
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バッテリーあがりについて
次のような状態はバッテリーあがりです。
lスターターがまわらない。またはまわっても回転が弱く、なかなかエンジンがかからない。
lホーンの音が小さい、または鳴らない。
lランプ類がいつもより極端に暗い。
正しく安全にバッテリーを取り扱うために、バッテリー使用前または点検前には必ず次の注意
事項をお読みください。
¢バッテリーを取り扱うときは必ず保護メガネを着用してください。
バッテリー液には有毒で腐食性の高い希硫酸が含まれており、目に入ると失明など重大な傷害
につながるおそれがあります。また、バッテリーから発生する可燃性ガスに引火して爆発するお
それがあります。
¢バッテリーを取り扱うときはバッテリー液をこぼさないでください。
バッテリー液には有毒で腐食性の高い希硫酸が含まれており、目や皮膚に付着すると重大な傷
害につながるおそれがあります。万一付着したときは、すぐに多量の水で洗浄し、応急処置が済
んだら、医師の診察を受けてください。
¢バッテリーの近くでお子さまを遊ばせないでください。
バッテリー液には有毒で腐食性の高い希硫酸が含まれており、目や皮膚に付着すると重大な傷
害につながるおそれがあります。
¢バッテリーを取り扱うときは、絶対に火気を近づけないでください。
バッテリーから発生する可燃性ガスに引火して爆発するおそれがあり危険です。火気の発生を
防ぐため、
端子や端子に工具などの金属部分が触れないようにしてください。また、ブース
ターケーブルの接続、取りはずしのときは、
端子がボディーや端子に触れないように十分注
意してください。
¢換気の悪い場所では、バッテリーの充電を行なわないでください。
バッテリーから発生する可燃性ガスに引火して爆発するおそれがあり危険です。
¢ブースターケーブルを使用してエンジンを始動する前に必ずバッテリー液の量
を点検してください。
バッテリー液の量が下限(LOWER LEVEL)より不足している状態でエンジンを始動すると、破
裂(爆発)につながるおそれがあり危険です。バッテリー液が不足しているときは、エンジン始
動前に必ず補充液または蒸留水を補充してください。
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Form No.Lチ
バッテリーがあがったとき
5.万一のときは
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処置方法
押しがけによる始動はできません。
別売のブースターケーブルを使用して、救援
車(他の車)のバッテリーと自車のバッテ
リーを接続してエンジンをかけます。
自車と同じ12Vバッテリーを搭載した救援車
を依頼してください。
ブースターケーブルを接続するときは慎重
に行なってください。ブースターケーブル
がベルトなどの回転部に巻き込まれるおそ
れがあります。
自車のバッテリーと救援車のバッテリー
が一番近い位置になるように、車を移動
させます。
ヘッドランプやエアコンなどの電源が
切ってあることを確認します。
救援車のエンジンを止めて、ブースター
ケーブルを次の順で接続します。
ブースターケーブルを接続する前に各
バッテリーの端子(
、)の位置を確認
してください。
1本目
自車のバッテリーの端子
救援車のバッテリーの端子
2本目
救援車のバッテリーの端子
図で表示の箇所(アースを取る)
¢バッテリーを取り扱うときは、絶
対に火気を近づけないでくださ
い。
バッテリーから発生する可燃性ガスに引火
して爆発するおそれがあり危険です。
また、火花の発生を防ぐため次の点を必ず
守ってください。
lの接続は自車バッテリーの端子
につながないでください。
lブースターケーブルの接続、取りはずし
のときは、
端子がボディーや端子
に触れないように十分注意してくださ
い。
救援車のエンジンをかけ、エンジン回転
数を高めにします。
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MPV_Lチ_初版265ページ
2014年7月31日10:40 AM
Form No.Lチ
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自車のエンジンをかけます。約3分間エ
ンジンを回転させて、応急的に自車の
バッテリーを充電します。
¢充電中はバッテリーに近づかない
でください。
バッテリー液は希硫酸です。目や皮膚に
付着すると重大な傷害につながるおそれが
あります。万一付着したときは、すぐに多
量の水で洗浄し、応急処置が済んだら、医
師の診察を受けてください。
ブースターケーブルを接続したときと逆
の順で取りはずします。
早めにマツダ販売店で点検を受けてくだ
さい。
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MPV_Lチ_初版266ページ
2014年7月31日10:40 AM
Form No.Lチ
バッテリーがあがったとき
5.万一のときは
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ランプ類、電気装置が作
動しないとき
ランプ類が点灯しないときや電気装置が作
動しないときは、ヒューズ切れや電球切れが
考えられます。
まずヒューズを点検し、必要に応じて交換し
てください。
ヒューズは電気装置を過負荷から保護す
る働きをしています。
ヒューズの交換
電源ポジションをOFFにし、ヒューズを点
検、交換するために、グローブボックスまた
はカバーを取り外します。ヒューズの点検、
交換後、グローブボックスおよびカバーをも
とにもどし、確実に取り付けられていること
を確認します。
室内ヒューズの場合
グローブボックス開けます。
ダンパーステーを外側にはずします。
グローブボックスの側面を内側にたわま
せながら下に傾け、ストッパーをはずし
ます。
グローブボックスを下方向に降ろし、ピ
ンからグローブボックスを切り離し、グ
ローブボックスを取りはずします。
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MPV_Lチ_初版267ページ
2014年7月31日10:40 AM
Form No.Lチ
ヒューズ切れ、電球切れのとき
5.万一のときは
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Black plate (268,1)
エンジンルーム内ヒューズの場合
カバーを取りはずします。
ヒューズの点検、交換
l各ヒューズはグレードや仕様により無
い場合があります。
lグローブボックスの裏側、ヒューズ
ボックスのカバー裏側に各ヒューズの
規定容量が表示されています。
ヒューズの位置を確認し、故障の状況か
ら、点検すべきヒューズを確認してくだ
さい。
→278ページ「ヒューズの受け持つ装
置」
ヒューズを抜き取ります。
ヒューズを点検し、切れている場合は、規
定容量のヒューズと交換します。
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MPV_Lチ_初版268ページ
2014年7月31日10:40 AM
Form No.Lチ
ヒューズ切れ、電球切れのとき
5.万一のときは