Page 257 of 324
6
お車との上手なつきあいかた/お手入れ
6-5
タイヤのローテーション
タイヤのかたよった摩耗を防止して寿命
をのばすために、約5,000 km走行ごと
に行なってください。(次の図参照)
車載ジャッキでタイヤのローテーショ
ンを行なうときは、スペアタイヤ(市
販品)などを使用して 1 輪ずつ交換し
ます。
→ 7-12ページ(ジャッキアップ)
タイヤパンク応急修理セット装備車に
は、応急用スペアタイヤが装備されて
いないため、マツダ販売店にご相談く
ださい。
80J305
上図のタイヤは代表例です。
回転方向指定のあるタイヤをローテー
ションするときは、回転方向を逆にし
ないでください。走行に悪影響をおよ
ぼすおそれがあります。
タイヤの交換
°°
H† =‰n® H†
^‰n®
回転方向指定のあるタイヤは、側面に
図のような “ ROTATION” の文字
と、回転方向を示す矢印が刻印されて
います。
72M0018 5
ROTATION
000.book 5 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
Page 258 of 324
6
お車との上手なつきあいかた/お手入れ
6-6
タイヤ交換するときは
指定タイヤのサイズと空気圧は、お車
のタイプにより異なります。運転席ド
アの開口部に貼付してある「空気圧ラ
ベル 」で確認してください。
走行中にハンドルや車体に振動が出る
場合は、タイヤのバランスを点検して
ください。
取り付ける前にタイヤの摩耗状態を点
検してください。ウェアインジケー
ター(溝の深さが 1.6 mm 浅い部分)
が現れて溝の一部が消えていたら、ほ
かのタイヤと交換してください。
82K135
指定のサイズで、4 輪ともサイズ、銘
柄、トレッドパターン(溝模様)が同
一のタイヤを装着してください。ま
た、摩耗状態が著しく異なるタイヤを
使用しないでください。燃費や走行安
定性が悪化するだけでなく、思わぬ事
故につながるおそれがあります。ま
た、故障の原因となります。 (冬用タ
イヤも同様です)
ウェアインジケーター
(摩耗限度表示)
ウェアインジ
ケーター位置
を示すマーク
正確なタイヤ回転速度が検出できな
くなって、次の機能が正常に作動し
ない場合があります。
・ABS
・DSC&TCS
・レーダーブレーキサポート (RBS)(タイプ別装備)
・誤発進抑制機能(タイプ別装備)
・エマージェンシーストップシグナ ル(ESS)(タイプ別装備)
4WD 車では、その性能が十分に発
揮できないばかりでなく、駆動系部
品に悪影響をあたえるおそれがあり
ます。
000.book 6 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
Page 259 of 324
6
お車との上手なつきあいかた/お手入れ
6-7
■ 外しかた
ボンネットを開けます。
→ 5-34ページ(ボンネット)
エアクリーナーのフック(1)を2か
所外します。ふたを持ち上げ、手前に引き、奥の
つめ(2)2か所を外してエアク
リーナーのふたを浮かせます。
エアクリーナーのふたは取り外さ
ず、フィルターの交換を行ないま
す。
74P60010
浮かせたふたのすきまから、エアク
リーナーフィルター(3)を引き抜
いて取り外します。
74P60020
■ 取り付けかた
「外しかた
」と逆の手順で行ないます。
ふたを取り付けるとき、奥にあるつめ
をエアクリーナー本体の穴に挿入して
ください。
エアクリーナーフィルターを取り付け
るときは、ゴムパッキン(1)が確実
にはまっていることを確認してくださ
い。ゴムパッキンが損傷するおそれが
あります。ゴムパッキンが確実には
まっていなかったり損傷したりする
と、エンジン内部にほこりなどが侵入
しエンジンの不具合や破損につながる
おそれがあります。
74P60070
エアクリーナーフィルター交換の
際、フィルターや車両の部品を損傷
するおそれがありますので、マツダ
販売店での交換(有料)をおすすめ
します。
交換フィルターはマツダ純正フィル
ターのご使用をおすすめします。
エアクリーナーフィルターの交換
(1)
1
2
3
(1)
(2)
4
(3)
000.book 7 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
Page 260 of 324
6
お車との上手なつきあいかた/お手入れ
6-8
アドバンストキーレスエント
リー&キーレスプッシュボタ
ンスタートシステム非装備車
キーカバー(2)を外します。
スクリュー(1)は、サイズのあっ
たプラスドライバー(市販品)で
外します。
74P60030
電池を交換します。
古い電池を取り出します。傷つき
防止のため、布などをかぶせたマ
イナスドライバー(市販品)を使
用します。
74P60040
電池および取り外した部品は、お子さ
まが誤って飲み込まないよう注意して
ください。
故障を防ぐため、次のことをお守りく
ださい。
濡れた手で電池交換をしない
電池以外の端子や電子部品に触れな
い
端子を曲げない
油や異物を付着させない
電池交換の際、リモコンキーを破損
するおそれがありますので、マツダ
販売店での交換(有料)をおすすめ
します。
電池は、マツダ販売店や家電量販
店・ホームセンターなどでご購入く
ださい。
使用電池 リチウム電池CR1616
リモコンキーの電池交換
1
スクリューのサイズ・形状にあわない
ドライバーを使用すると、スクリュー
の頭がつぶれるおそれがあります。
(1)
(2)
2
000.book 8 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
Page 261 of 324
6
お車との上手なつきあいかた/お手入れ
6-9
電池は、+極を上にして取り付け
ます。
74P60050
キーカバーを組み付けます。
図のようにカバーの先端をあわせ
てから取り付けます。
74P60060
スクリューを確実に締め付けま
す。
リモコンキーが正常に作動するか確
認します。
アドバンストキーレスエント
リー&キーレスプッシュボタ
ンスタートシステム装備車
リモコンキー(携帯リモコン)から
キーを取り出します。
→ 3-2ページ(キー)
携帯リモコンのケースを分割しま
す。
ケースは、ロック解除レバー(1)
側を上にします。(内部ユニット
の落下防止のため)
傷つき防止のため、マイナスドラ
イバー(市販品)に布などをかぶ
せます。キー格納穴の両側にある
溝(2)へ差し込み、ケースを分
割します。
70K60020
CR1616
3
4
使用電池 リチウム電池CR2032
ケースを分割するときは、ロック解
除レバー(1)側を下にしないでく
ださい。内部ユニットが落下して破
損するおそれがあります。
ドライバーで、内部ユニットを破損
しないよう注意してください。
1
2
(2)(1)
000.book 9 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
Page 262 of 324
6
お車との上手なつきあいかた/お手入れ
6-10
電池を交換します。
古い電池を取り出します。傷つき
防止のため、布などをかぶせたマ
イナスドライバー(市販品)を使
用します。
82K383
電池は、+極を上にして取り付け
ます。
64L60070
ケースを組み付けます。
ケースのあわせ部分のすきまが均
等になるように確実にはめ込みま
す。
万一部品がばらけてしまった場合
は、次の図を参考に組み付けてく
ださい。
70K60030
キーを格納します。
携帯リモコンが正常に作動するか確
認します。
■ 携帯リモコン電池消耗警告灯のリセットのしかた
電池交換前に携帯リモコン電池消耗警告
灯が点灯していた場合は、電池交換後に
次の操作を行なって警告灯をリセットし
てください。
キーレスエントリーによるドアの施
錠・解錠を2回以上繰り返す
→ 3-8ページ(キーレスエントリー)
→ 3-13ページ
(携帯リモコン電池消耗警告灯)
3
4
(3)内部ユニット (4) スイッチ
(5) アッパーケース(6) ロアケース
所有している予備の携帯リモコンの電
池が正常な場合、予備の携帯リモコン
で上記の操作を行なっても警告灯をリ
セットできます。
(6)
(3)
(5)
(4)
5
6
000.book 10 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
Page 263 of 324
6
お車との上手なつきあいかた/寒冷時の取扱い
6-11
ウインドーウォッシャー液
凍結を防ぐため、外気温に応じた割合で
配合してください。
〈マツダ純正ウォッシャー液の場合〉
鉛バッテリー
鉛バッテリーの液量や比重を点検してく
ださい。寒くなるとバッテリーの性能が
下がり、弱っているバッテリーではエン
ジンがかかりにくくなります。
→ 2-3ページ(鉛バッテリーの液面を点検する)
冷却水
エンジン内部の腐食および凍結防止のた
め、指定の冷却水をお使いください。
→ 8-1ページ(サービスデータ)
→ メンテナンスノート(日常点検)
スノーブレード(別売り)
スノーブレード(降雪地用ワイパーブ
レード)は、金属部分をゴムで覆って雪
の付着を少なくするものです。標準装備
のワイパーブレードでは、降雪時に雪が
付着し、ふき取りにくくなることがあり
ますので、必要に応じて交換してくださ
い。
使用地域・季節 薄める割合 凍結温度
通 常 原液1に水3 約-7℃
温暖地の冬期 原液1に水2 約-10℃
寒冷地の冬期 原液1に水1 約-20℃
極寒冷地の冬期 原液のまま 約-50℃
冷却水の濃度点検および交換は、マツ
ダ販売店へお申し付けください。
寒冷時の取扱い
冬期に入る前の準備
高速走行時は、通常のワイパーブ
レードよりふき取りにくくなること
があります。その場合には、車のス
ピードを落としてください。
運転支援機能装備車は、マツダ純正
品以外のスノーブレードを使用しな
いでください。
雪の降らない時季は、通常のワイ
パーブレードのご使用をおすすめし
ます。
マツダ純正品のスノーブレードにつ
いては、マツダ販売店にご相談くだ
さい。
000.book 11 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
Page 264 of 324
6
お車との上手なつきあいかた/寒冷時の取扱い
6-12
冬用タイヤ、タイヤチェーン、
輪止め
雪道や凍結路を走行するために必要で
す。
82K139
屋根に積もった雪
出発の前に取り除いてください。走行時
に落下して、視界をさまたげるおそれが
あります。
80J308
ワイパーの凍結
ぬるま湯をかけて氷を溶かします。溶か
したあとは、再び凍結しないように水分
をふき取ってください。凍結したまま無
理にワイパーを作動させると、ブレード
部(ゴムの部分)が傷ついたり、ワイ
パーが故障したりするおそれがありま
す。
65P60060
(1) 冬用タイヤ (2) タイヤチェーン
(3) 輪止め
(1)(3)
(2)
出発の前に
000.book 12 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分