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運転するときは/運転支援機能
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■ 作動イメージ
74P40210
※RBS による車両停止後、ブレーキ制御が解除されるまでの間は RBS 作動表示灯の点滅およびブザー音は継続されます。
RBS による車両停止後、しばらくはブレーキ制御は保持されますが、すみやかにブ
レーキぺダルを強く踏み込んでください。ブレーキペダルの踏み込みが弱いとク
リープ現象(CVT車)により車両が動き出し、思わぬ事故につながるおそれがあり
ます。
RBS は前方車両の検知に2つ以上装備されたリフレクター(反射板)を利用してい
ますが、リフレクターの取り付け位置や大きさによってはRBSが作動しないことが
あります。
RBS 作動中に、前方車両がレーザーレーダーの検知範囲外に移動したり、運転者が
回避行動(ハンドルまたは、アクセルペダルの操作)をしたりしたときには、途中
でRBSの作動が解除されることがあります。
①前方車両へ接近(車間距離短縮)
②車間距離短縮(衝突を回避できないと判断)
③衝突を回避または被害を軽減
(※)
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運転するときは/運転支援機能
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■ こんな場合は作動しません
エンジンスイッチの位置が 以外
のとき
メーター内のブレーキシステム警告灯
(オレンジ色)および、RBS OFF 表
示灯が点灯しているとき
→ 3-74 ページ(ブレーキシステム警告灯(オレンジ色))
→ 3-78 ページ(レーダーブレーキ サポート(RBS) OFF表示灯)
RBS OFF スイッチの位置が作動停止(OFF)のとき
→ 4-45ページ (レーダーブレーキサ
ポート(RBS)OFFスイッチ)
DSC&TCS OFFスイッチの位置が作動 停止(OFF)のとき
→ 4-33ページ (DSC&TCS OFFスイッチ)
■ こんな場合は作動しないことがあります
次のようなときはレーザーレーダーが
前方車両を正しく検知できずにRBSが
作動しない場合があります。
・レーダー本体が高温状態のとき
・大雨、濃霧および吹雪などの悪天候
のときや、前方車両の排気ガスや
水、雪などの巻上げ、砂、煙などで
前方の視界が悪いとき
・フロントガラスが汚れているときや
フロントウォッシャーを使用中のと
き
・降雨時にワイパーを使用していない とき
81M40380
・急な坂道やカーブが連続する道路を走行しているとき
81M40260
・ハンドル操作やアクセルペダル操作による回避行動をしているとき
81M40270
・荷室などに重いものを載せて、車両が後傾しているとき
72M20405
ON例
例
例
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運転するときは/運転支援機能
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・レーダー検知範囲内に前方車両の一部分しかないとき
72M20406
次のような前方車両はレーダーが検知
できずにRBSが作動しない場合があり
ます。
・著しく汚れている車両
・ガラス面の大きな車両
・レーダーが検知しにくい黒系色の車両
・リフレクター(反射板)がない車両
・荷台の低いトラック、極端に車高の 低い車両や高い車両
・キャリアカーなど、特殊な形状をし た車両
72M20407
■ こんな場合にも作動すること があります
次のようなときはレーダーが前方車両
と判断してRBSが作動する場合があり
ます。あわてず注意して走行してくだ
さい。
・レーダーが二輪車および歩行者を検
知したとき
72M20422
・路上に金属物、看板、段差、落下物または突起物などがあるとき
72M20408
・進行方向に ETC ゲートや駐車場のバー、遮断機、看板などがあるとき
72M20409
例
例
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運転するときは/運転支援機能
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・カーブ入口のガードレールや看板などの路側物があるとき
72M20410
・レーダーの検知範囲内で、他車が急な割込みや車線変更をしてきたとき
72M20411
・カーブで対向車とすれ違うとき
72M20412
・ビニールカーテンなどをくぐって通過するとき
72M20413
・搭載したルーフキャリアやスキー板などの長尺物がレーダー検知範囲内
にあるとき
72M20423
・生い茂った草むらなどの悪路を走行するとき
例
例
例
例
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運転するときは/運転支援機能
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誤発進抑制機能
誤発進抑制機能は停車または徐行(車速
約10 km/h以下)中に、前方約4 m以内
に車両や障害物を検知すると、アクセル
ペダルの急激な踏み込みによるエンジン
出力の上昇を自動的に約5秒間抑制する
ことで衝突時の被害軽減を図る機能で
す。抑制されていたエンジン出力は、機
能が解除されると徐々にもどります。
作動中は、次の方法でお知らせします。
メーター内のレーダーブレーキサポー
ト(RBS)作動表示灯が点滅
→ 3-68ページ(警告灯・表示灯の見かた)
ブザーが “ ピピピピピ ” と断続的に鳴
る
72M20414
誤発進抑制機能の性能には限界があ
ります。誤発進抑制機能にたよった
運転はせず、アクセルペダルの操作
に気をつけ、常に安全運転に努めて
ください。操作を誤ると思わぬ事故
につながるおそれがあります。
前方約4 m以内に車両や障害物があっ
ても、周囲の状況によっては機能が作
動せず、思わぬ事故につながるおそれ
があります。
誤発進抑制機能は停車状態を保つも
のではありません。急な坂道などで
機能が作動すると、勾配によっては
自重により坂道を下り、思わぬ事故
につながるおそれがあります。
次のような場合は、車高や車両の傾
きが変わり、RBSが正常に機能せず、
思わぬ事故につながるおそれがあり
ます。
・サスペンションの改造(車高の変更など)
・指定サイズ以外のタイヤやホイー ルの装着
・摩耗したタイヤや摩耗差の激しい
タイヤの装着
・タイヤの空気圧が適正でない
前輪を輪止めや縁石などに接触させて
おくと、より衝突を回避しやすくなり
ます。
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運転するときは/運転支援機能
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■ こんな場合は作動しません
エンジンがかかっていないとき
セレクトレバーの位置が
のとき
ハンドルを大きくまわしているとき
メーター内のブレーキシステム警告灯
(オレンジ色)および、RBS OFF 表示 灯が点灯しているとき
→ 3-74 ページ(ブレーキシステム 警告灯(オレンジ色))
→ 3-78 ページ(レーダーブレーキ サポート(RBS) OFF表示灯)
RBS OFFスイッチの位置が作動停止(OFF)のとき
→ 4-45ページ (レーダーブレーキサ
ポート(RBS) OFFスイッチ)
DSC&TCS OFFスイッチの位置が作動
停止(OFF)のとき
→ 4-33ページ (DSC&TCS OFFスイッチ)
■ こんな場合は作動しないことがあります
次のようなときはレーザーレーダーが
前方車両や障害物を正しく検知できず
に誤発進抑制機能が作動しない場合が
あります。
・レーダー本体が高温状態のとき
・大雨、濃霧および吹雪などの悪天候
のときや、前方車両の排気ガスや
水、雪などの巻上げ、砂、煙などで
前方の視界が悪いとき
・フロントガラスが汚れているときや フロントウォッシャーを使用中のと
き
65P40380
・急な坂道のとき
・荷室などに重いものを載せて、車両が後傾しているとき
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例
例
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運転するときは/運転支援機能
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・レーダー検知範囲内に前方車両の一部分しかないとき
72M20406
次のような前方車両および障害物は
レーダーが検知できない場合がありま
す。
・標識や街灯などポール状の障害物
・ガードレールなど高さの低い障害物
・小さい障害物
・著しく汚れている車両
・ガラス面の大きな車両
・レーダーが検知しにくい黒系色の車両および障害物
・レーダーが透過する網目の大きい フェンスやガラス
・リフレクター(反射板)がない車両
・荷台の低いトラック、極端に車高の 低い車両や車高の高い車両
・キャリアカーなど、特殊な形状をし た車両
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■ こんな場合にも作動すること があります
次のようなときはレーダーが前方車両
および障害物と判断して誤発進抑制機
能が作動する場合があります。
・路上に金属物、看板、段差、落下物
または突起物などがあるとき
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・駐車場ゲートや遮断機のバーが上がりきるまえのとき
72M20415
・キャリアカーに積載するとき
72M20416
例
例
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例
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運転するときは/運転支援機能
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・ビニールカーテンなどをくぐって通過するとき
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・スピードブレーカーが設置してある道や、河川敷などの悪路を走行する
とき
・生い茂った草むらなどの悪路を走行 するとき
■ 踏切内などで作動した場合は
誤発進抑制機能が遮断機を障害物と判断
して、踏切内に閉じ込められた場合は、
次のいずれかの操作を行ない踏切内から
脱出してください。
アクセルペダルを5秒以上踏み続ける
ハンドルを大きくまわす
いったんアクセルペダルを離し、再度
すばやく踏み込む
RBS OFFスイッチを長押しする
→ 4-45ページ (レーダーブレーキサ
ポート(RBS)OFFスイッチ)
例
遮断機が下がる直前に無理に踏切内に
進入しないでください。踏切内でRBS
や誤発進抑制機能が作動して、思わぬ
事故につながるおそれがあります。
→ 7-32 ページ(踏切内で動けなく なったときは)
000.book 44 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分