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運転する前に/シートベルト
3-35
3
正しい姿勢でシートにすわり、正しく
シートベルトを着用しないと、シートベ
ルトが本来の効果を発揮できません。
シートベルトを着用するときは、次のこ
とに注意してください。
シートを正しい位置に調節し、上体を
起こして奥深くすわります。
ベルトがねじれないように着用します。
腰ベルトは、腰のできるだけ低い位置
にかけます。
肩ベルトは、首と肩先の中央にかけます。
ベルトがねじれていないことを確認
し、たるみを取り除きます。
→ 3-28ページ(正しい運転姿勢)
70K216
お子さまもシートベルトを着用
→ 2-6ページ(お子さまを乗せるときは)
80J028
走行前にシートベルトを正しく着用
してください。走行中に着用したり
調節したりすると、思わぬ事故を起
こすおそれがあります。
背もたれを必要以上に倒さないでく
ださい。また、洗たくばさみやクリッ
プなどでベルトをたるませないでく
ださい。シートベルトが本来の効果
を発揮できません。
助手席や後席の同乗者全員にシート
ベルトを着用させてください。
シートベルト
シートベルトについて
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お子さまをシートベルトで遊ばせない
でください。ベルトを身体に巻きつけ
るなどして遊んでいるときに、窒息な
ど重大な傷害を受けるおそれがありま
す。万一の場合はハサミでベルトを切
断してください。
000.book 35 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
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運転する前に/シートベルト
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3
妊娠中や疾患のある方は
80J075
シートベルト警告ブザー
前席のシートベルト着用忘れを防止する
ためのブザーです。
エンジンをかけて走行を開始してか
ら、最初に車速が約 15 km/h 以上に
なったときにシートベルトを着用して
いないと、メーター内のシートベルト
警告灯が点灯から点滅に切り替わると
ともに、シートベルト警告ブザーが断
続的に鳴ります。
→ 3-69ページ(シートベルト警告灯)
シートベルトの長さ調節
シートベルトは、長さ調節が必要ありま
せん。身体の動きにあわせてベルトが伸
縮し、強い衝撃を受けたときは自動的に
ベルトがロックされて身体を固定しま
す。
妊娠中の方、疾患がある方もシート
ベルトを着用してください。ただし、
衝突のときに局部的に強く圧迫され
るおそれがありますので、医師に相
談して注意事項を確認してください。
妊娠中の方は、腰ベルトを腹部を避
けて腰部のできるだけ低い位置にか
けます。肩ベルトは、首と肩先の中
央から腹部を避けて胸部にかかるよ
うに着用してください。
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ベルトを着用すると、警告灯は消灯
します。また、警告ブザーが鳴って
いるときは、ブザーも止まります。
警告ブザーはベルトを着用しなくて
も、約95 秒間鳴り続けたあとに止ま
ります。ただし、警告灯は点滅から点
灯に切り替わったまま、エンジンス
イッチを または (OFF)
にするまで消灯しません。
助手席側の場合、助手席に乗員がす
わっていないときブザーは鳴りませ
ん。ただし、助手席の座面に荷物など
を載せていると鳴る場合があります。
警告灯は運転席側・助手席側兼用で
す。
ACCLOCK
000.book 36 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
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運転する前に/シートベルト
3-37
3
■ 着用のしかた
タングプレート(1)とシートベル
トをつかみ、ベルトをゆっくりと引
き出します。
ベルトのねじれを取ります。
80J1147
タングプレート(1)をバックル (2)
の差し込み口にまっすぐになるよう
にあわせて、カチッという音がする
までしっかりと差し込みます。
74P30740
腰ベルトを、腰のできるだけ低い位
置にかけます。
肩ベルトを、首と肩先の中央にかけ
ます。
ベルトがねじれていないことを確認
し、たるみを取り除きます。
■ 外すときは
バックルのボタン(3)を押します。
シートベルトが自動的に巻きもどされま
すので、ベルトやタングプレートに手を
添え、ゆっくりともどしてください。
80J1328
ベルトがロックされていて引き出せな
いときは、いったんゆるめてから再度
引き出します。それでも引き出せない
場合は、一度ベルトを強く引いてから
ゆるめ、再度ゆっくりと引き出してく
ださい。
シートベルトの着用のしかた
1
(1)
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2
(1)
(2)
ベルトがねじれていると、ベルトを外
したときに巻き取られないことがあり
ます。ベルトにたるみがなく巻きもど
されていることを確認してください。
3
4
5
(3)
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運転する前に/シートベルト
3-38
3
シートベルトを正しく着用する
取扱い
後席に人を乗せないときは、シートベル
ト(1)およびタングプレート(2)を
次の図のようにベルトガイド(3)にか
けてください。
74P30790
上図の後席は代表例です。お車のタイ
プにより異なります。
お手入れ
お手入れの方法は、布地などと同様で
す。
→ 6-4ページ(布地、ビニールレザー、樹脂部品などの手入れ)
シートベルトにねじれやたるみがあ
ると、衝撃を受けたときに局部的に
圧迫されるおそれがあります。
ベルトが腹部にかかっていると、衝
撃を受けたときに強く圧迫されるお
それがあります。
ベルトが肩にしっかりとかかってい
ないと、衝撃を受けたときに前に投
げ出されるおそれがあります。
シートベルトの
取扱いとお手入れ
(1)
(2)
(3)
シートベルトにほつれや擦り傷、切
り傷があるときは、ベルトを交換し
てください。
バックルが正常に動かないときは、マ
ツダ販売店で点検を受けてください。
衝突などでベルトに強い力がかかっ
たときは、外観に異常がなくても、
機能が損なわれていることがありま
す。ベルトを交換してください。
バックルの内部に異物が入ったり、飲
み物をこぼしたりしたときは、シー
トベルトが正常に機能を発揮しない
おそれがありますので、マツダ販売
店で点検を受けてください。
ベルトをドアにはさまないでくださ
い。ドアを閉める前に、ベルトがた
るみなく巻きもどされているか確認
してください。
ベルトを改造したり、取り外したり
しないでください。
漂白剤、溶剤、染料を使用しないでく
ださい。しみ、変色、強度低下の原因
となり、シートベルトが正常に機能を
発揮しないおそれがあります。
000.book 38 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
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運転する前に/シートベルト
3-39
3
シートベルトプリテンショ
ナーとは
エンジンスイッチが のときに、次
のような状況になると、肩ベルトを瞬時
に巻き取ります。
車の前方向から強い衝撃を受けたと
き。運転席・助手席 SRS エアバッグシ
ステムと連動しています。
→ 3-45ページ(SRSエアバッグシステムの作動)
80J1018
正常に機能させるために
シートベルトプリテンショナーの機能に
影響をあたえる部品に手を加えないでく
ださい。シートベルトが思いがけないと
きに巻き取られたり、必要なときに正常
に巻き取られなくなったりすることがあ
ります。
→ 2-31 ページ(部品の取り付け、取 り外し、修理をするときは)
SRSエアバッグ警告灯
81M30841
メーターパネル内にあります。
シートベルトプリテンショナー、SRS
エアバッグが作動したとき、または電
子制御システムに異常があると、エン
ジンスイッチが のときに点灯し
ます。
→ 1-10ページ(警告灯・表示灯)
作動したプリテンショナーおよびエア
バッグは再使用できません。マツダ販
売店で交換してください。
シートベルトプリテンショナー
(前席のみ)
ON
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ON
000.book 39 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
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運転する前に/シートベルト
3-40
3
廃棄や廃車
作動していないシートベルトプリテン
ショナーは、決められた手順で作動させ
てから廃棄する必要があります。
シートベルト可変ロードリ
ミッターとは
車の前方向から強い衝撃を受けると、
シートベルト巻取り装置内のシートベル
ト可変ロードリミッターが作動し、乗員
に一定以上の荷重がかからないように肩
ベルトを 2 段階に繰り出して、衝撃を緩
和します。
80J1039
74P30320
プリテンショナーを廃棄するときや、
装備車を廃車するときは、マツダ販売
店にご相談ください。
シートベルトの衝撃低減機構(前席のみ)
強い衝撃を受けたシートベルトは、
ショルダーアンカー部(1)およびタ
ングプレート部(2)の樹脂が強い摩
擦で溶けてベルトに付着し、ベルトが
滑りにくくなります。このような場合
は、シートベルトが本来の機能を発揮
できません。マツダ販売店で交換して
ください。
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(1)
(2)
000.book 40 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
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運転する前に/SRSエアバッグ
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3
SRSエアバッグシステムとは
SRS とは Supplemental Restraint
System(サプリメンタル レストレイ
ント システム)の略で、補助拘束装置
の意味です。
■ 運転席・助手席 SRS エアバッグシステム
エンジンスイッチが の場合に、車
の前方向から強い衝撃を受け、シートベ
ルトを着用していてもハンドルや助手席
側インパネに顔面が当たるような強い衝
突のときに、運転席・助手席 SRS エア
バッグが瞬時にふくらむ構造になってい
ます。
運転席・助手席 SRS エアバッグシステ
ムは、ふくらんだ SRS エアバッグが
クッションの役割をして、シートベル
トを着用した運転席・助手席乗員の主
に顔面への衝撃を軽減する効果があり
ます。シートベルトは必ず着用してく
ださい。
→ 3-37ページ
(シートベルトの着用のしかた)
80J090
51K0007
SRSエアバッグ
SRSエアバッグ車を運転するときは
ON
SRS エアバッグシステムは、シート
ベルトに代わるものではありません。
シートベルトと併用することで、そ
の効果を発揮するシートベルトの補
助拘束装置です。したがって SRS エ
アバッグシステムが装備されている
車であっても、シートベルトを必ず
着用してください。
シートベルトは正しい姿勢で正しく
着用してください。シートベルトを
正しく着用しないと、SRS エアバッ
グの効果が十分発揮できません。
助手席SRSエアバッグは、助手席に乗
員がいなくても、運転席SRSエアバッ
グと同時にふくらみます。
000.book 41 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
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運転する前に/SRSエアバッグ
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3
表示と収納場所
“SRS AIRBAG”の表示がある部分に収
納されています。
■ 運転席SRSエアバッグ
74P30750
■ 助手席SRSエアバッグ
74P30330
着座姿勢
運転者および助手席の同乗者は、シート
に奥深くすわり、背もたれに背中を軽く
つけてください。また、シートを前方に
出しすぎないようにシートの位置を調節
してください。
とくに助手席の同乗者は、後席の同乗者
のさまたげにならない位置までシートを
後方に移動し、助手席 SRS エアバッグか
らできるだけ離れてすわってください。
→ 3-28ページ(正しい運転姿勢)
80J177
エアバッグの収納部分に傷がついて
いたり、ひび割れがあったりすると
きは、マツダ販売店で交換してくだ
さい。エアバッグが正常に作動しな
いおそれがあります。
エアバッグの収納場所を強打したり、
衝撃を加えたりしないでください。エ
アバッグが正常に作動しなくなった
り誤ってふくらんだりして、思わぬ
傷害を受けるおそれがあります。
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000.book 42 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分