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運転するときは/エンジン始動・停止
4-13
4
■ アドバンストキーレスエントリー&キーレスプッシュボタ
ンスタートシステム非装備車
エンジンスイッチを にもどしま
す。
■ アドバンストキーレスエントリー&キーレスプッシュボタ
ンスタートシステム装備車
停車中にエンジンを停止できないとき
は、エンジンスイッチを 3 連打以上、
または 2 秒以上長押ししてください。
この場合、システムの異常が考えられ
ますので、マツダ販売店で点検を受け
てください。
キーを抜くときは
キーを抜くと、ハンドルロックがかかり
ます。
■ オートマチック車
セレクトレバーを に入れ、セレ
クトレバーのボタンから手を離しま
す。
誤操作防止のため、次の条件をみ
たしているときだけキーが抜けま
す。
・セレクトレバーが 位置
・セレクトレバーのボタンから手
を離している
→ 4-20ページ (キーインターロック)
→ 4-25ページ(駐車)
■ マニュアル車
キーを (OFF)にもどして
キーを抜きます。
→(OFF) は、キーを
押し込んでまわします。
64L40170
は走行中、絶対にエン
ジンスイッチを にもどさな
いでください。キーが万一抜けると、
ハンドルがロックされてまわせなくな
り、思わぬ事故につながるおそれがあ
ります。
車両の状態 エンジン停止方法
停車中 エンジンスイッチを
押す
走行中
(緊急時) エンジンスイッチを
3連打以上、または
2秒以上長押しする
ACC
マニュアル車
LOCK
アドバンストキーレスエントリー&キーレス
プッシュボタンスタートシステム非装備車
1P
P
1LOCK
ACCLOCK
000.book 13 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
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4
運転するときは/エンジン始動・停止
4-14
■ キー抜き忘れ警告ブザー
キーの抜き忘れを防止するためのブザー
です。
キーを または (OFF)に
したまま運転席ドアを開けると、室内
ブザーが“ ピー、ピー、” と断続的に
鳴ります。
キーを抜くと、室内ブザーが止まります。
エンジンスイッチをもどすと
きは
セレクトレバーを に入れ、セレ
クトレバーのボタンから手を離しま
す。
→ 4-17ページ (セレクトレバーの操作)
エンジンスイッチを押して
(OFF)にもどします。
エンジンスイッチを (OFF)
にもどしていずれかのドアを開閉する
と、ハンドルロックがかかります。
誤操作防止のため、次のようなときは、
エンジンスイッチを (OFF)に
もどせません。
・ セレクトレバーの位置が 以外
・ セレクトレバーの位置が に入っ
ていても、セレクトレバーのボタン
を押しているとき
→ 4-25ページ(駐車)
セレクトレバーの故障などで、エンジ
ンスイッチを (OFF)にもどせ
ないことがあります。マツダ販売店で
点検を受けてください。なお、点検前
には次の作業をしてください。
・盗難を防ぐため、キー操作にてドア
を施錠してください。(リクエスト
スイッチやキーレスエントリーでは
施錠できません)
・鉛バッテリーあがりを防ぐため、 バッテリーのマイナス端子を外して
ください。(10 mm スパナなどの
市販工具が必要です)
■ エンジンスイッチもどし忘れ 警告ブザー
エンジンスイッチのもどし忘れを防止す
るためのブザーです。
エンジンスイッチを にしたま
ま運転席ドアを開けると、室内ブザー
が“ピー、ピー、”と断続的に鳴りま
す。
セレクトレバーを に入れ、セレク
トレバーのボタンから手を離します。
エンジンスイッチを2回押して
(OFF)にもどすと、室内ブザーが止ま ります。
(OFF)にもどさないと、リクエ
ストスイッチや携帯リモコンでドアが施
錠できません。
■ハンドルロック未作動警告ブザー
故障などで、エンジンスイッチを
(OFF)にもどして、いずれかのドアを開 閉してもハンドルがロックされない場
合、運転席ドアを開けると、室内ブザー
が“ピッ、ピッ、”と断続的に鳴ります。
マツダ販売店で点検を受けてください。
ACCLOCK
アドバンストキーレスエントリー&キーレ
スプッシュボタンスタートシステム装備車
1P
2LOCK
LOCK
LOCK
P
P
LOCK
ACC
P
LOCK
LOCK
LOCK
000.book 14 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
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運転するときは/パーキングブレーキ
4-15
4
パーキングブレーキは後輪にかかりま
す。駐車するときはパーキングブレーキ
をしっかりとかけてください。
駐車するときは
ボタン(1)を押さずにパーキングブレー
キレバーをいっぱいに引き上げます。
解除するときは
レバーを少し引き上げなが ら(①)レ
バー先端のボタン (1)を押し込み (②)、
そのまま下まで完全におろします
(③)。
坂道発進するときは、パーキングブ
レーキをかけたまま右足でアクセルペ
ダルを慎重に踏み、車が動き出す感触
を確認しながらパーキングブレーキを
解除してください。
71L40081
■ パーキングブレーキ解除忘れ 警告ブザー
パーキングブレーキを解除し忘れたまま
走行すると、室内ブザーが “ ピピピッ、
ピピピッ”と鳴り続けます。
ヒルホールドコントロール装備車の場
合、パーキングブレーキをかけるとヒ
ルホールドコントロールが作動しませ
ん。
→ 4-34ページ
(ヒルホールドコントロール)
ヒルホールドコントロールはアイド
リングストップシステム装備車に装
備されています。(キャロルの場
合)
また、ハンドル右下のアイドリング
ストップシステムOFF スイッチの有
無により、アイドリングストップシ
ステム装備車の識別ができます。
→ 4-55 ページ(アイドリングス
トップシステムOFFスイッチ)
パーキングブレーキ
パーキングブレーキの操作
パーキングブレーキを解除したとき
は、メーター内のブレーキ警告灯が消
灯しているか確認してください。万
一、パーキングブレーキをかけたまま
走行した場合、ブレーキ装置が過熱し
てブレーキが効かなくなるおそれがあ
ります。
→ 3-68ページ(ブレーキ警告灯)
(1)
'
(
)
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運転するときは/チェンジレバー
4-16
チェンジレバーを操作するときは、ク
ラッチペダルをいっぱいに踏みます。
誤操作防止のため、5速からR(リバー
ス)に直接入れることはできません。
一度 N(ニュートラル)に入れてから
Rへ操作してください。
74P40040
シフトダウンの上限速度
エンジンの過回転を防ぐため、次の表に
示す上限速度以下でシフトダウンしてく
ださい。
※ 走行条件やお車のタイプにより、この 上限速度に達しない場合があります。
チェンジレバーをR(リバース)に入れ
るときは、車を完全に停止させてから
操作してください。完全に停止してい
ない状態で操作すると、トランスミッ
ションが破損する原因となります。
チェンジレバー
チェンジレバーの操作
マニュアル車
シフトダウン 上限速度(km/h)
2速 → 1速 35
3速 → 2速 60
4速 → 3速 100
5速 → 4速 140
上限速度を超えた速度でシフトダウン
しないでください。エンジンの回転が
上がりすぎて、エンジンが故障する原
因となります。
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運転するときは/オートマチック車
4-17
4
※本書で「オートマチック車」と記載されている場合、「CVT車」を示しています。
セレクトレバーの各位置のはたらき
74P40050
オートマチック車
セレクトレバーの操作
オートマチック車
(1) ボタン
(1)
パーキング
駐車するとき、エンジンを始動・停止するとき、アドバンス
トキーレスエントリー&キーレスプッシュボタンスタートシ
ステム非装備車のキーを抜くときの位置
駆動輪(前輪)が固定されます。
リバース
車を後退させるときの位置
室内で警告ブザーが鳴り、運転者にセレクトレバーが
に入っていることを知らせます。
ニュートラル
エンジンの動力が伝わらない状態の位置
エンジンを始動できますが、安全のため 位置で始動し
てください。
ドライブ
通常走行の位置
車の速度とアクセルペダルの踏み込み量により、自動的に
変速され走行できます。
ロー強力なエンジンブレーキを効かせるときなどの位置
急な下り坂を走行するときなどに使用します。
P
RR
NP
D
L
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運転するときは/オートマチック車
4-18
セレクトレバーの動かしかた
74P40060
■ シフトロックシステム
発進するときなどに、セレクトレバーの
誤操作を防ぐシステムです。
エンジンスイッチが でブレーキ
ペダルを踏んでいるときだけ、セレク
トレバーを からほかの位置に動か
せます。
エンジンスイッチが または(OFF)のときは、ブレーキペ
ダルを踏んでいても、セレクトレバー
を からほかの位置に動かせませ
ん。
セレクトレバーのボタンを押してか
ら、ブレーキペダルを踏まないでくだ
さい。シフトロックが解除されないこ
とがあります。
万一、エンジンスイッチを にし
て、ブレーキペダルを踏んでもセレク
トレバーを からほかの位置へ動か
せない場合、次の「 シフトロックの解
除のしかた 」をお読みいただき、シフ
トロックを解除してください。
この場合は、シフトロックシステムな
どの故障が考えられます。ただちにマ
ツダ販売店で点検を受けてください。
ブレーキペダルを踏み、ボ
タンを押したままセレクト
レバーを動かします。
ボタンを押さずにセレクト
レバーを動かします。
ボタンを押したままセレク
トレバーを動かします。
完全に停車させてから、セレクトレ
バーを に入れてください。車が動
いていると、トランスミッションが故
障する原因となります。なお、CVT車
はトランスミッション保護のため、前
進車速が約 10 km/h 以上のときは変
速されません。 (ニュートラルのまま)
の操作は、セレクトレバーのボ
タンを押さない習慣をつけてくださ
い。常にボタンを押して操作している
と、間違って へ入れてしま
うおそれがあります。
R
PRL
セレクトレバー可動部に飲み物などを
こぼしたり、内部に異物が入ったりし
た場合、そのまま使用を続けるとシフ
トロックシステムが正常に機能しなく
なるおそれがありますので、すみやか
にマツダ販売店で点検を受けてくださ
い。
発進するときは、ブレーキペダルを
しっかり踏んだままセレクトレバーを
操作してください。
ON
P
ACC
LOCK
P
ON
P
000.book 18 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
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運転するときは/オートマチック車
4-19
4
■ シフトロックの解除のしかた
シフトロックシステムの故障や鉛バッテ
リーあがりなどで、セレクトレバーを
からほかの位置へ動かせないときは、次
の手順でシフトロックを解除します。安全のため、エンジンスイッチを にしてパーキングブレーキ
をしっかりとかけ、ブレーキペダル
を踏んだ状態にします。
セレクトレバーパネルにあるシフト
ロック解除ボタンを押しながら、セ
レクトレバーを操作します。
74P40070
S(スポーツ)モードスイッチ
スイッチを押すごとに、ON と OFF が
切り替わります。
ON のとき、メーター内の S(スポー ツ)モード表示灯が点灯します。
S(スポーツ)モードスイッチは、エンジン始動時にはOFF状態にもどります。
74P40080
■ スイッチがONのとき
坂道や山間路の走行に適しています。
下り坂では、エンジンブレーキがかか
ります。
上り坂や山間路ではエンジン回転数を
高く保ち、エンジン回転の変化が少な
い力強くなめらかな走行ができます。
■ スイッチがOFFのとき
通常走行に適しています。
燃費性能と静粛性の高い走行ができま
す。
■ S(スポーツ)モード表示
74P40090
S(スポーツ)モードスイッチがONのとき、メーターパネル内の S(スポーツ)
モード表示(1)が表示されます。 → 1-10ページ(警告灯・表示灯)
P
1ACC
2
SHIFT
LOCK
(1) S (スポーツ)モードスイッチ
(1)
(1)
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運転するときは/オートマチック車
4-20
オートマチック車は、クラッチ操作とギ
ヤチェンジから解放されて運転操作が楽
になりますが、オートマチック車特有の
現象や操作上の注意があります。
クリープ現象に注意して
エンジンをかけて停車しているとき、セ
レクトレバーが 以外に入ってい
ると、アクセルペダルを踏まなくても車
がゆっくり動きます。これをクリープ現
象といいます。
キックダウン
走行中(低車速時を除く)にアクセルペ
ダルをいっぱいに踏み込むと、自動的に
シフトダウンしてエンジン回転が上昇し
て、力強い加速ができます。これをキッ
クダウンといいます。
追い越しなどをしたいときは、アクセ
ルペダルをいっぱいに踏み込みます。
キックダウンして力強い加速が得られ
ます。
登降坂変速制御
セレクトレバーが 位置で作動する制
御です。
登坂中と判断するとシフトダウンして
エンジン回転数を高く保ち、少ないアク
セル操作でなめらかな走行ができます。
降坂中と判断するとシフトダウンし、
エンジンブレーキがかかります。
キーインターロック
誤操作防止のため、次の条件をみたして
いるときだけキーが抜けます。これを
キーインターロックといいます。
セレクトレバーが 位置
セレクトレバーのボタンから手を離し
ている
→ 4-13ページ(キーを抜くときは)
セレクトレバーを 以外に入れ
ているときは、ブレーキペダルを
しっかり踏んでください。
エンジン始動直後やエアコン作動時
など、クリープ現象が強くなること
があります。とくにしっかりブレー
キペダルを踏んでください。
CVT車もクリープ現象があります。
オートマチック車の特性
PN
PN
通常の加速をするときは、アクセルペ
ダルをゆっくり踏み込んでください。
いっぱいに踏み込むと、キックダウン
して思わぬ急加速のおそれがあります。
D
アドバンストキーレスエントリー&キーレス
プッシュボタンスタートシステム非装備車
P
000.book 20 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分