Page 513 of 586
489
運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
6.
自車のエンジンをかけます。約 3 分間エンジンを回転させて、 応急的に自車のバッテ
リーを充電します。
/
Ð
充電中はバッテリーに近づかない。
バッテリー液は希硫酸です。目や皮膚に付着すると重大な傷害につながるお
それがあります。万一目や皮膚に付着したときは、 すぐに多量の水で洗浄し、
応急処置が済んだら、 医師の診察を受けてください。
7. ブースターケーブルを接続したときと逆の順で取りはずします。
8. バッテリーキャップを取り付けます。
9. 早めにマツダ販売店で点検を受けてください。
ŒÝ
バッテリーがあがりやすいときは、 マツダ販売店で点検を受けてください。
ROADSTER_Rニ_初版.indb 4892016/09/21 16:53:19
Page 514 of 586
490
5. トラブルが起きたら
オーバーヒートしたとき
オーバーヒートについて
次のようなときは、 オーバーヒートです。
●高水温警告灯( 赤 )が点灯し、 エンジンの出力が急に低下したとき。
●エンジンルームから蒸気が出ているとき。
/
Ð
エンジンルームから蒸気が出ているときは、 ボンネットを開けな
い。
エンジンルーム内が熱いとき、 ボンネットを開けると、 蒸気や熱湯が噴き出
してやけどなど、 重大な傷害につながるおそれがあります。また、 蒸気が出
てない場合でも高温になっている部分があります。ボンネットを開けるとき
は十分に注意してください。
Ð
エンジンが十分に冷えるまではラジエーターとリザー
バータンクのキャップを開けない。
エンジンが熱いときにキャップをはずすと、 蒸気や熱湯が噴き出してやけど
など、 重大な傷害につながるおそれがあります。
Ð
エンジンルーム内を点検するときは、 ファンやベルトなどの
回転部に触れない。
特に、 エンジンルームが高温のときは、 エンジンが止まっていてもファンが
回転することがあるため、 手や衣服などが巻き込まれるなど、 重大な傷害に
つながるおそれがあります。
処置方法
1. 安全な場所に車を止めます。
2. エンジンルームから蒸気が出ていないかどうかを確認します。
エンジンルームから蒸気が出ているときは
エンジンを止めてください。蒸気が出なくなるまで待ち、 風通しをよくするためにボ
ンネットを開け、 エンジンを始動してください。
エンジンルームから蒸気が出ていないときは
エンジンをかけたままボンネットを開け、 エンジンを冷やします。
クーリングファンが作動していることを確認し、 高水温警告灯(赤 )が消灯したらエ
ンジンを止めます。
ROADSTER_Rニ_初版.indb 4902016/09/21 16:53:20
Page 515 of 586
491
運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
«™
žc ”
クーリングファンが作動していないときは、 クーリングファンの故障が考え
られます。ただちにエンジンを止め、 マツダ販売店にご連絡ください。
3. エンジンが十分に冷えてから、 冷却水の量を点検します。冷却水量が不足していると
きは
ラジエーターリザーバータンクの順に冷却水を補充してください。
冷却水がない場合は一時的に水を補充してください。
補充後はキャップを確実に取り付けてください。
«”æï¬Ñ
å´
¤”»”
æ² ”Ì ”»ï«å´¤”»” ©ß¿Ó
4. 早めに最寄りのマツダ販売店で点検を受けてください。
ROADSTER_Rニ_初版.indb 4912016/09/21 16:53:20
Page 516 of 586
492
5. トラブルが起きたら
フューエルリッドが開かなくなったとき
フューエルリッドが開かなくなったときは
バッテリーがあがると、 フューエルリッドが開けられなくなります。
この場合、 バッテリーあがりの対処をすることでフューエルリッドを開けることができる
ようになります。
→487ページ「処置方法」
バッテリーあがりの対処をしても、 フューエルリッドを開けることができない場合は電気
系統の故障が考えられます。
この場合は応急処置として次の手順で開けることができます。
1. トランクを開けます。
→ 37ページ「トランクを開けるとき」
“ xc `2. ファスナーを取りはずします。
èÌ ”
3. トランク内側のカバーをめくります。レバーを引
いて、 フューエルリッドを開けます。
ROADSTER_Rニ_初版.indb 4922016/09/21 16:53:21
Page 517 of 586
493
運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
5. トラブルが起きたら
キーが作動しないとき
キー一時停止機能
キーが車内にあるとき、 車内に置いてあるキーの機能( プッシュボタンスタートでのエン
ジン始動、 リクエストスイッチの操作(アドバンストキーレス機能装備車 ))が盗難防止
のため、 一時停止する場合があります。
車内から一時停止したキーのアンロックスイッチを押すと復帰します。
ROADSTER_Rニ_初版.indb 4932016/09/21 16:53:21
Page 518 of 586
494
5. トラブルが起きたら
けん引について
けん引してもらうとき
けん引はできるだけマツダ販売店または JAF などに依頼してください。特に、 エンジン
がかかっているのに車が動かないときや異常な音がするときは駆動装置の故障が考えられ
ます。必ずマツダ販売店または JAF などに連絡してください。
/
žc ”
長い下り坂を降りるときは、 レッカー車でけん引する。
ロープでけん引をすると、 車間距離を保つためにフットブレーキを多用し、
ブレーキが過熱して効かなくなります。このような状態でけん引を続けると、
前の車に衝突するおそれがあります。
«™
žc ”
オートマチック車をロープでけん引してもらうときは、 速度 30km/h 以下、
走行距離は 30km 以内にしてください。
žc ”
金属製のチェーンやワイヤーロープなどを使用するときは、 ロープやロープ
先端についているフック部に布などを巻いてください。直接バンパーにあた
ると、 傷がつくおそれがあります。
やむをえずロープでけん引してもらうときは、 車両の前側にあるけん引フックを使用し、
次の手順で行なってください。
1. けん引フック、 ホイールレンチをトランクルームから取り出します。
→ 476ページ「工具の格納場所」
2. カバーを取りはずします。
«™
žc ”
カバーはバンパーから完全に取りはずし、 紛失しないように保管してくださ
い。
ROADSTER_Rニ_初版.indb 4942016/09/21 16:53:22
Page 519 of 586
495
運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
Zœ ¾Ñ¿«
×
”ç èï½
3. ホイールレンチを使ってけん引フックを確実に取
り付けます。
NŽº NŽº
Z
Page 520 of 586
496
5. トラブルが起きたら
けん引について
故障車をけん引するとき
一般路上でやむをえず故障した車をロープでけん引するときは、 後ろ側のけん引フックに
ロープをかけてけん引してください。
«™
žc ”
けん引するときは次の点に注意してください。けん引フックや車体および駆
動装置を損傷するおそれがあります。
●自車の重量より重い車はけん引しないでください。
●急発進など、 けん引フックやロープに大きな衝撃が加わる運転をしない
でください。
●けん引フック以外にロープをかけないでください。
žc ”
金属製のチェーンやワイヤーロープなどを使用するときは、 ロープやロープ
先端についているフック部に布などを巻いてください。直接バンパーにあた
ると、 傷がつくおそれがあります。
1. けん引フック、 ホイールレンチをトランクルームから取り出します。→ 476ページ
「工具の格納場所」
2. ホイールレンチなどの先端に布を巻いてカバーを
取りはずします。
«™
žc ”
カバーはバンパーから完全に取りはずし、 紛失しないように保管してくださ
い。
ROADSTER_Rニ_初版.indb 4962016/09/21 16:53:23