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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ŒÝ
次のようなときはシステムの異常が考えられます。マツダ販売店で点検を受けてくだ
さい。
●電源ポジションを ON にしても点灯しないとき
●エンジンがかかっている状態で、 i-stopO FF スイッチを操作しても点灯し続け
るとき
点滅するとき
システムに異常があるときは点滅し続けます。マツダ販売店で点検を受けてください。
i-stop 表示灯 ( 緑 )
点灯するとき
●アイドリングストップ中に点灯し、 エンジンが再始動すると消灯します。
●走行中にアイドリングストップする条件を満たすと点灯します。
点滅するとき
●( マニュアル車 )
アイドリングストップ中、 チェンジレバーをニュートラル以外の位置にしたとき点滅
し、 アイドリングストップ中であることをお知らせします。
クラッチペダルを踏み込むと自動でエンジンが再始動し消灯します。
●( オートマチック車 )
ブレーキペダルを強く踏まずに停車させたとき点滅します。ブレーキペダルの踏力が
不足している可能性があります。少しブレーキペダルを踏み足してください。
i-stop 警告チャイム
●アイドリングストップ中に運転席ドアを開けるとチャイムが鳴り、 アイドリングス
トップ中であることをお知らせします。運転席ドアを閉めると鳴り止みます。
●アイドリングストップ中に次の操作を行なうとチャイムが鳴ります。この場合、 安全
確保のため自動でエンジンは再始動しません。通常の操作でエンジンを始動してくだ
さい。
•
(
マニュアル車 )
チェンジレバーがニュートラル以外の位置で運転席シートベルトをはずして運転席
ドアを開けたとき
•
(
オートマチック車 )
セレクトレバーが D/M
(
2 速固定モードではない )
レンジで運転席シートベルト
をはずして運転席ドアを開けたとき
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2. 運転するときに
エンジンの始動と停止
i-stop OFF スイッチ
スイッチをチャイムが鳴るまで押しつづけると、 i-
stop の作動が解除され、 メーター内の i-stop 警告灯
(
橙 )
が点灯します
。もう一度チャイムが鳴るまで押
しつづけると i-stop が作動可能な状態になり、 i-stop
警告灯
( 橙 ) が消灯します。
ŒÝ
i-stop を解除した状態でエンジンを停止した場合、 次にエンジンを始動すると
i-stop は作動可能な状態にもどります。
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ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
発進補助装置について ( オートマチック車 )
i-stop 装備車には発進補助機能が装備されています。これは次のような状態でブレーキ
ペダルから足を放したときに、 坂道などで車両が動き出すことを防ぐ機能です。
●アイドリングストップ中( 車両の後退防止 )
●再始動時( 急なクリープ現象発生による車両の飛び出し防止 )
ブレーキペダルを放してエンジンが再始動したときに 、 ブレーキまたはオートマチッ
クトランスミッションの制御により車両が急に動き出すことを防止しています。
ブレ ーキ ペダルから足を放 す 車を保持
エンジン 再始動 発進
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2. 運転するときに
エンジンの始動と停止
/
žc ”
システムを過信しない
発進補助機能はあくまでアイドリングストップ状態から車両を発進させる際
に、 ブレーキから足を放したあと最長 4 秒間作動する補助装置です。システ
ムを過信して操作すると意図せず車両が動き出し思わぬ事故につながるおそ
れがあるため非常に危険です。発進時は周囲の安全を確認してセレクトレバー
やブレーキペダル、 アクセルペダルを適切に操作してください。道路の勾配
や積載、 けん引の状態によって、 車両が意図せず動き出す可能性があります
のでご注意ください。
žc ”
発進時はセレクトレバーを N レンジ以外の位置にしてエンジンを
再始動させたあとに、 ブレーキペダルから足を放す
アイドリングストップ中にセレクトレバーを N レンジに操作し、 ブレーキペ
ダルから足を放したときは、 ブレーキ力が徐々に解除されます。発進時はセ
レクトレバーを N レンジ以外の位置にしてエンジンを再始動させたあとに、
ブレーキペダルから足を放してください。セレクトレバーが N レンジの状態
では、 発進補助機能が解除されたあとに車両が意図せず動き出す可能性があ
りますのでご注意ください。
ŒÝ
●急な坂道で停車したときは、 アイドリングストップしないため発進補助機能は作
動しません。
●発進補助機能の作動により、 ブレーキペダルの踏み応えが変わったり、 ブレーキ
から音が発生したり、 ブレーキペダルが振動したりすることがありますが、 異常
ではありません。
ATENZA_Qテ_初校.indb 1402016/06/24 18:11:17
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ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
2. 運転するときに
i-ELOOP について
i-ELOOP とは
i-ELOOP とは、 減速エネルギー回生システムです。ブレーキ操作やエンジンブレーキで
減速する際に発生する運動エネルギーを発電機により電気エネルギーに変換し、 変換され
た電気エネルギーを蓄電器
( キャパシターおよびバッテリー ) に蓄えます。蓄電された電
気エネルギーは、 バッテリー充電やエアコン、 ヘッドランプなどの車両電装品の電源とし
て活用しています。
●運動エネルギーを電気エネルギーに変換する発電機には、 車両状態に応じて効率的に
発電できる可変電圧式オルタネーターを採用しています。
●発電された大量の電気エネルギーを瞬時に蓄え、 すばやく取り出すことのできるキャ
パシターを採用しています。
●蓄電された電気エネルギーを車両電装品で使用可能な電圧に降圧する DC-DC コン
バーターを採用しています。
アク セル OFF
アクセル ON
減速
エネルギ ー
回生 蓄電
使うバッ
テリ ー
エン ジン
可変電圧式
オル タネーター
可変電圧式
オル タネーター キャ
パシ ター DC︲DC
コン バーター
電装品
エン ジン 電装
車両電装 エア コン
オー ディオ
ヘッ ドラ イト
使う バッ
テリ ー
エン ジン
キャパシ ター DC︲DC
コン バーター電装品
エン ジン 電装
車両電装 エア コン
オー ディオ
ヘッ ドラ イト
タイ ヤ
タイヤ
運動 エネルギ ー
電気 エネルギ ー
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