Page 257 of 280
7
万一のとき/そのほか
7-27
冷却ファンの作動を確認し、水温警
告灯が消灯するのを待ってエンジン
を止めます。
冷却ファンが作動していないとき
や、水温警告灯が消灯しないとき
は、ただちにエンジンを止め、マ
ツダ販売店にご連絡ください。
エンジンが十分に冷えてから、冷却
水の量やホースなどからの水漏れを
点検します。
80J066
冷却水の量が不足しているときは補
充します。
水漏れなどの異常があるときは、
マツダ販売店にご連絡ください。
冷却水がなく、やむをえず水だけ
を補充したときは、できるだけ早
くマツダ販売店で冷却水の点検ま
たは交換をしてください。
発炎筒は、助手席足元の左側面のホル
ダーに取り付けています。
点火すると約 5 分間発炎します。踏切
や高速道路などの危険な場所で故障し
たときに、非常用信号として使用しま
す。
使用方法は発炎筒に記載されていま
す。あらかじめよく読んでおいてくだ
さい。
発炎筒に表示されている有効期限が切
れる前に、新品と交換してください。
発炎筒はマツダ販売店でご購入くださ
い。
64L70180
ラジエーターキャップは、エンジンが
十分に冷えてから外してください。エ
ンジンが熱いときは冷却水に圧力がか
かっているため、蒸気や熱湯が吹き出
してやけどのおそれがあります。
3
4
5
(1) ホルダー (2) 発炎筒
お子さまにはさわらせないでくださ
い。やけどや火災などの思いがけな
い事故を起こすおそれがあります。
必ずホルダーに保管してください。
点火するときは、筒先を顔や身体に
向けないでください。やけどのおそ
れがあります。
ガソリンなどの可燃物の近くでは使
用しないでください。火災の原因と
なります。
トンネル内など、換気が悪い場所で
発炎筒を使用すると、煙で視界が悪
くなります。トンネル内での合図は
非常点滅表示灯をご使用ください。
そのほか
発炎筒
(2)
(1)
000- 取扱説明書 .book 27 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
Page 258 of 280
7
万一のとき/そのほか
7-28
故障したときの連絡先は
お買い求めのマツダ販売店や JAF などの
ロードサービス事業者にご連絡くださ
い。
停止表示板を常備する
万一のために、停止表示板(別売り)を
車に備えてください。高速道路や自動車
専用道路では、車の後方に停止表示板を
置くことが法令で義務づけられていま
す。
路上で故障したときは
車を路肩などに止め、非常点滅表示灯を
点滅させます。必要に応じて停止表示板
(別売り)や発炎筒で他車に注意をうな
がします。
63J70501
全員車から降り、ガードレールの外など
安全な場所に、すみやかに避難してくだ
さい。
踏切内で動けなくなったときは
脱輪など、踏切内で動けなくなったときは、ただちに踏切の非常ボタンを押して
ください。
64L70190
踏切の非常ボタンがわからないときは、
発炎筒で列車に合図してください。
64L70200
故障したときは
000- 取扱説明書 .book 28 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
Page 259 of 280
7
万一のとき/そのほか
7-29
エンストした車を少し移動さ
せるときは
踏切や交差点などでエンストして動けな
くなったときは、付近の人に押しても
らって、車を安全な場所まで移動させて
ください。
このとき、 はセレクト
レバーを に入れます。
はチェンジレバーをN(ニュートラル)に
入れます。
64L70210
けん引してもらうときは
レッカー車でけん引するとき、4WD
車は必ず 4 輪を持ち上げてください。
2WD車は4輪または駆動輪である前輪
を持ち上げてください。
故障車を移動するには、車両運搬車を
利用する方法もあります。
エンジンがかかっていても車が動かな
かったり、いつもと違う音がしたりす
るときは、駆動装置の故障が考えられ
ます。
けん引する前に、マツダ販売店にご連
絡ください。
80J1265
、 と
もエンジンスイッチを の位
置で保持してスターターをまわすこと
により、 車を動かすことはできません。
オートマチック車
Nマニュアル車
マニュアル車オートマチック車
START
4WD 車は、前輪だけまたは後輪だけ
を台車に載せた(車輪が回転できな
い)状態で絶対にけん引しないでくだ
さい。車が台車から飛び出すなどの思
いがけない事故につながるおそれがあ
ります。また、駆動装置が破損する原
因となります。
000- 取扱説明書 .book 29 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
Page 260 of 280
7
万一のとき/そのほか
7-30
ロープをかける位置は
ロ ー プ は、け ん 引 フ ッ ク(1)に か け ま
す。
けん引フックカバー(2)は、慎重に引
き抜いてください。
64L70230
ロープでけん引してもらうと
きは
けん引フックにロープをかけます。
ロープをかけるときは、できるだ
け同じ側で水平にかけてくださ
い。
ロープの中間に白い布(30 cm平方
以上)を付けます。
64L70250
この車で他車をけん引することはで
きません。
フロント側およびリヤ側に装備され
ている※印のフックは、車を輸送す
るときの固定用フックです。けん引
には使用しないでください。フック
や車体が破損するおそれがありま
す。
64L70241
ロープけん引
(1)†
(2)
†
けん引中に、ロープがバンパーを傷つ
けるおそれがあるときは、あらかじめ
バンパーを外してください。
1
2
: ^3$z+ë:Ž
% ³ ° ã í ²
µ íON
² µ íON
000- 取扱説明書 .book 30 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
Page 261 of 280
7
万一のとき/そのほか
7-31
エンジンはかけたままにします。
エンジンがかからないときは、エ
ンジンスイッチを (OFF)
以外の位置にします。
ハンドルを左右にまわして、ハン
ドルロックが解除されているか確
認します。
はセレクトレ
バーを に入れます。
はチェンジレバーを
N(ニュートラル)に入れます。 けん引中はロープをたるませないよ
うにします。追突防止のため、前の
車の制動灯をよく見て運転してくだ
さい。
後続車に注意をうながすため、け
ん引される車は非常点滅表示灯を
点滅させてください。
キーを抜いたりエンジンスイッチを
(OFF)の位置にしたりし
ないでください。ハンドルがロック
されてまわせなくなります。
ブレーキ倍力装置が働かないため、
いつもより強めにブレーキペダルを
踏んでください。
パワーステアリング装置が働かない
ため、通常より大きな力をかけて操
作してください。
故障や鉛バッテリーあがりなどでハン
ドルロックが解除できないときは、
ロープでけん引しないでください。
の場合、故障や
鉛 バッテリーあがりなどで、エンジン
スイッチを にしてブレーキペダ
ルを踏んだ状態でもセレクトレバーを からほかの位置へ動かせないとき
は、4-17 ページ の手順でシフトロッ
クを解除してください。
3
LOCK
エンジンがかからない車の運転は
LOCK
4オートマチック車
N
マニュアル車
オートマチック車
ON
P
長い下り坂や急な下り坂があるとき
は、ロープけん引をせず、レッカー車
を依頼してください。エンジンブレー
キがまったく効かないため、下り坂で
ブレーキペダルを踏み続けるとブレー
キ装置が過熱して、ブレーキが効かな
くなるおそれがあります。
けん引する車は、急発進などけん引
フックやロープに大きな衝撃が加わ
る運転をしないでください。けん引
フックや車体が破損するおそれがあ
ります。
を、やむをえず
ロープでけん引してもらうときは、 ト
ランスミッション保護のため、速度
30 km/h以下、 走行距離30 km以内
にしてください。
5
オートマチック車
000- 取扱説明書 .book 31 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
Page 262 of 280
7
万一のとき/そのほか
7-32
処置のしかた
事故の続発を防ぐため、ほかの交通
のさまたげにならない安全な場所に
車を移動し、エンジンを止めます。
負傷者がいるときは、医師、救急車
などが到着するまでの間、安全な場
所で応急手当を行ないます。ただ
し、頭部に傷があるときは、そのま
まの姿勢で動かさないようにしてく
ださい。その場合でも、後続事故の
心配があるときは、安全な場所に移
動します。
事故が発生した場所、状況、負傷者
や負傷の程度などを警察官に報告
し、指示を受けます。
相手方、事故の状況をメモします。
ご購入された販売店や保険会社へ連
絡します。
外傷がなくても医師の診断を
受けましょう
後遺症が出るおそれがあります。
万一、事故が起きたときは
1
2
3
4
5
000- 取扱説明書 .book 32 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
Page 263 of 280
8
サービスデータ
8-1
※適切なオイルのご使用方法については、2-30ページの「エンジンオイルの規格/粘度」
をお読みください。
油脂類などの交換時期は、「メンテナンスノート」をご覧ください。
指定外のATオイル、CVTオイルは絶対に入れないでください。 項 目 デ ー タ
燃料 使用燃料 無鉛レギュラーガソリン
タンク容量 アイドリングストップシステム非装備車 30 L
アイドリングストップシステム装備車 20 L
エンジンオイル (※) グレード
純正モーターオイル
ゴールデンECO SNSN 0W-20 -35~40
純正モーターオイル
ゴールデンECO SMSM 0W-20 -35~40
規定量 オイル交換時
アイドリングストップ
システム非装備車
2.7 L
アイドリングストップ
システム装備車 2.6 L
オイル、
オイルフィルター 同時交換時 アイドリングストップ
システム非装備車
2.9 L
アイドリングストップ
システム装備車 2.8 L
トランス
ミッション オイル グレード
MT車 ロングライフギヤオイル 75W-80(GL-4)
4AT車 JWS3317
CVT車 CVT グリーン2
規定量 MT車 2.7 L
4AT車 4.5 L
CVT車
アイドリングストップシステム非装備車6.0 L
アイドリングストップシステム装備車5.7 L
トランスファー オイル
(4WD車) グレード
スズキ4輪スーパーギヤオイル 75W-85
(SAE 75W-85、API GL-5相当)
規定量 0.5 L
リヤデファレン シャルオイル(4WD車) グレード
スズキ4輪スーパーギヤオイル 75W-85
(SAE 75W-85、API GL-5相当)
規定量 1.0 L
サービスデータサービスデータ
000- 取扱説明書 .book 1 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
Page 264 of 280
8
サービスデータ
8-2
油脂類などの交換時期、規定の冷却水濃度は、「メンテナンスノート」をご覧ください。
指定外の冷却水、ブレーキ液は絶対に入れないでください。
冷却水は、マツダ純正品とスズキ純正品を混ぜないでください。
※1 リチウムイオンバッテリーの交換または廃棄については、マツダ販売店にご相談く ださい。
※2 点検して限度値に達していたら、ディスクやドラムを新品に交換してください。な お、点検するには、ブレーキ装置の分解とマイクロメーターやキャリパーゲージに
よる測定が必要です。マツダ販売店にご相談ください。
項 目 デ ー タ
冷却水グレード
マツダ純正ロングライフクーラント
スズキ純正スーパーロングライフクーラント(青)
規定量 アイドリングストップ
システム非装備車 MT車 3.0 L
4AT車 3.3 L
CVT車 3.2 L
アイドリングストップシステム装備車 3.0 L
ウォッシャー液 グレード ウインドーウォッシャー液
タンク容量 1.5 L
ブレーキ液 グレード ブレーキフルード BF-3(DOT-3)
スパークプラグ タイプアイドリングストップ
システム非装備車
NGK
:LKR7BI8 (イリジウム)
DENSO :IXU22HPR (イリジウム)
アイドリングストップ
システム装備車 NGK:ILMAR7A8
(イリジウム)
電極のすきま 0.7~0.8 mm
バッテリー タイプ アイドリングストップ
システム非装備車
38B20L
アイドリングストップ
システム装備車 鉛バッテリー M-42R
リチウムイオン
バッテリー
点検不要
(※1)
ブレーキペダル 遊び 1~8 mm
床板とのすきま62 mm以上〔踏み込み力 300 N(31 kgf)〕
パーキング
ブレーキレバー 引きしろ 4~9 ノッチ〔操作力 200 N (20 kgf)〕
フロント
ブレーキ ディスク
厚さ (※2) 基準値(新品時) 11.0 mm
限度値 10.0 mm
リヤブレーキ ドラム内径
(※2) 基準値(新品時)
165 mm
限度値 166 mm
000- 取扱説明書 .book 2 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分