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運転する前に/シートの調節
3-33
3
背もたれを起こし、固定される位置
まで車の後ろ方向へ押し付けます。
64L30420
上図の後席は代表例です。お車のタイプにより異なります。
2
背もたれを前後にゆすって、確実に固
定されているか確認してください。
固定が不確実な場合、走行中に突然背
もたれが前に倒れ、思わぬけがのおそ
れがあります。
000- 取扱説明書 .book 33 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
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運転する前に/シートの調節
3-34
3
ISOFIX 対応チャイルドシ-ト
固定専用金具
後席には、ECE R44(※ 1)の基準に適
合したISOFIX(※ 2)タイプのお子さま
用シ-ト(別売り)を固定するための専
用金具が装備されています。
座面と背もたれのすきまにある金具が、ISOFIX対応チャイルドシート固定
用アンカー(以下ISOFIXアンカーと略 す)です。
背もたれ裏側下方にある金具が、チャイルドシート固定用テザーアンカー
(以下テザーアンカーと略す)です。
※1 ECE R44 とは、お子さま用シート に関する国際法規です。
※2 ISOFIX とは、お子さま用シ-トの 固定装置の大きさや取り付け方法を
統一した国際標準化機構【ISO(※
3)】の規格です。
※3 ISO とは、International Organiza -
tion for Standardization(イン
ターナショナル オーガニゼイショ
ン フォー スタンダーディゼイショ
ン)の略です。
<マツダ純正用品の場合>
お子さま用シートは、お子さまの年齢
や体格に合った適切なものを選んでく
ださい。
→ 3-44 ページ(お子さま用シート の選択について)
ISOFIX タイプのお子さま用シ-トは、
シ-トベルトで固定する必要がありま
せん。
シ-トベルトで固定するお子さま用シ
-トを取り付けるときは、 3-43 ペー
ジ の「お子さま用シートのシートベル
トによる固定 」をお読みください。
■ 固定のしかた
ISOFIX アンカー(1)の位置を確認
します。
座面と背もたれのすきまにありま
す。
64L3075G
前図の後席は代表例です。お車のタイプにより異なります。
ISOFIX
アンカー テザー
アンカー
ISOFIXタイプの
ベビーシート
(後ろ向きに固定) ○
(使用) ○
(使用)
ISOFIXタイプの
チャイルドシート
(前向きに固定) ○
(使用) ○
(使用)
(1) ISOFIXアンカー (2)タグ
ISOFIXアンカーがある付近には、前図のようなタグ(2)がついています。
1
(2)
(1)
(2) (1)
000- 取扱説明書 .book 34 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
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運転する前に/シートの調節
3-35
3
テザーアンカー(3)の位置を確認
します。
次の図に示すスリットの奥にあり
ます。
64L3076G
前図の後席は代表例です。お車の
タイプにより異なります。
後席のヘッドレスト (タイプ別装備)
(5)は、お子さま用シ-トに当たら ない高さに調節するか取り外しま
す。
→ 3-30ページ (ヘッドレストの高
さ調節と取り外し・取り付け)
64L3084G
座席が確実に固定されているか確認
します。
お子さま用シートに付属の取扱説明
書にしたがって、お子さま用シート
のコネクター(6)を ISOFIX アン
カー(7)へ差し込みます。
64L3077G
(3) テザーアンカー (4) ラベル
テザーアンカーがある付近には、前図
のようなラベル(4)がついています。
2
(3)
ƒ´
(4)
3
ヘッドレストを調節してもお子さま用
シートに当たる場合は、ヘッドレスト
を取り外してください。ヘッドレスト
に当たった状態ではお子さま用シート
が確実に固定されないため、衝突のと
きなどにお子さまが重大な傷害を受け
るおそれがあります。
(6) コネクター (7) ISOFIXアンカー
(5)
4
5
(7)
(6)
000- 取扱説明書 .book 35 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
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運転する前に/シートベルト
3-36
3
テザーベルトを使用する場合、次の
ようにしてテザーアンカーへ取り付
けます。
ヘッドレスト(タイプ別装備)を
取り付けているときは、図(代表
例)のように持ち上げたヘッドレ
ストと背もたれの間を通す
64L3078G
64L3079G
お子さま用シートを前後左右にゆ
すって、確実に取り付けられている
か確認します。
正しい姿勢でシートにすわり、正しく シートベルトを着用しないと、シートベ
ルトが本来の効果を発揮できません。
シートベルトを着用するときは、次のこ
とに注意してください。
シートを正しい位置に調節し、上体を
起こして奥深くすわります。
ベルトがねじれないように着用します。
腰ベルトは、腰のできるだけ低い位置
にかけます。
肩ベルトは、首と肩先の中央にかけます。
ベルトがねじれていないことを確認
し、たるみを取り除きます。
→ 3-26ページ(正しい運転姿勢)
6
テザーベルト1本の場合
テザーベルト2本の場合
7
お子さま用シ-トを取り付けるとき
は、ISOFIXアンカーやテザ-アンカ
-周辺にシートベルトや異物などが
ないか確認してください。シ-トベ
ルトなどがかみ込むと、お子さま用
シ-トが正しく固定されず、衝突の
ときなどにお子さまが重大な傷害を
受けるおそれがあります。
荷物の固定などに、ISOFIXアンカー
やテザ-アンカ-を使用しないでく
ださい。アンカ-が曲がったり損傷
したりすると、お子さま用シ-トが
正しく固定されず、衝突のときなど
にお子さまが重大な傷害を受けるお
それがあります。
シートベルト
シートベルトについて
000- 取扱説明書 .book 36 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
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運転する前に/シートベルト
3-37
3
70K216
お子さまもシートベルトを着用
→ 2-6ページ(お子さまを乗せるときは)
80J028
走行前にシートベルトを正しく着用
してください。走行中に着用したり
調節したりすると、思わぬ事故を起
こすおそれがあります。
背もたれを必要以上に倒さないでく
ださい。また、洗たくばさみやクリッ
プなどでベルトをたるませないでく
ださい。シートベルトが本来の効果
を発揮できません。
助手席や後席の同乗者全員にシート
ベルトを着用させてください。
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お子さまをシートベルトで遊ばせない
でください。ベルトを身体に巻きつけ
るなどして遊んでいるときに、窒息な
ど重大な傷害を受けるおそれがありま
す。万一の場合はハサミでベルトを切
断してください。
000- 取扱説明書 .book 37 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
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運転する前に/シートベルト
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3
妊娠中や疾患のある方は
80J075
シートベルト警告ブザー
運転席のシートベルト着用忘れを防止するためのブザーです。
エンジンをかけて走行を開始してか
ら、最初に車速が約 15 km/h 以上に
なったときに運転者がシートベルトを
着用していないと、メーター内のシー
トベルト警告灯が点灯から点滅に切り
替わるとともに、シートベルト警告ブ
ザーが断続的に鳴ります。
→ 3-69ページ (シートベルト警告灯)
シートベルトの長さ調節
シートベルトは、長さ調節が必要ありま
せん。身体の動きにあわせてベルトが伸
縮し、強い衝撃を受けたときは自動的に ベルトがロックされて身体を固定しま
す。
妊娠中の方、疾患がある方もシート
ベルトを着用してください。ただし、
衝突のときに局部的に強く圧迫され
るおそれがありますので、医師に相
談して注意事項を確認してください。
妊娠中の方は、腰ベルトを腹部を避
けて腰部のできるだけ低い位置にか
けます。肩ベルトは、首と肩先の中
央から腹部を避けて胸部にかかるよ
うに着用してください。
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†Be'$9
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運転者がベルトを着用すると、警告
灯は消灯します。また、警告ブザー
が鳴っているときは、ブザーも止ま
ります。
警告ブザーは運転者がベルトを着用
しなくても、約95 秒間鳴り続けたあ
とに止まります。ただし、警告灯は
点滅から点灯に切り替わったまま、
エンジンスイッチを または (OFF)にするまで消灯しま
せん。
ACC
LOCK
000- 取扱説明書 .book 38 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
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運転する前に/シートベルト
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3
■ 着用のしかた
タングプレート(1)とシートベル
トをつかみ、ベルトをゆっくりと引
き出します。
ベルトのねじれを取ります。
80J1147
タングプレート(1)をバックル (2)
の差し込み口にまっすぐになるよう
に合わせて、カチッという音がする
までしっかりと差し込みます。
80J1148
腰ベルトを、腰のできるだけ低い位
置にかけます。
肩ベルトを、首と肩先の中央にかけ
ます。
ベルトがねじれていないことを確認
し、たるみを取り除きます。
■ 外すときは
バックルのボタン(3)を押します。
シートベルトが自動的に巻きもどされま
すので、ベルトやタングプレートに手を
添え、ゆっくりともどしてください。
80J1328
ベルトがロックされていて引き出せな
いときは、いったんゆるめてから再度
引き出します。それでも引き出せない
場合は、一度ベルトを強く引いてから
ゆるめ、再度ゆっくりと引き出してく
ださい。
シートベルトの着用のしかた
1
(1)
Y6"] ‹,
@+_A=&;
e¬S,^
2
(1)
(2)
ベルトがねじれていると、ベルトを外
したときに巻き取られないことがあり
ます。ベルトにたるみがなく巻きもど
されていることを確認してください。
3
4
5
(3)
000- 取扱説明書 .book 39 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
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運転する前に/シートベルト
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3
シートベルトを正しく着用する
取扱い
お手入れ
お手入れの方法は、布地などと同様で
す。
→ 6-4ページ(布地、ビニールレザー、樹脂部品などの手入れ)
シートベルトにねじれやたるみがあ
ると、衝撃を受けたときに局部的に
圧迫されるおそれがあります。
ベルトが腹部にかかっていると、衝
撃を受けたときに強く圧迫されるお
それがあります。
ベルトが肩にしっかりとかかってい
ないと、衝撃を受けたときに前に投
げ出されるおそれがあります。
シートベルトにほつれや擦り傷、切
り傷があるときは、ベルトを交換し
てください。
バックルが正常に動かないときは、
マツダ販売店で点検を受けてくださ
い。
衝突などでベルトに強い力がかかっ
たときは、外観に異常がなくても、
機能が損なわれていることがありま
す。ベルトを交換してください。
バックルの内部に異物が入ったり、飲
み物をこぼしたりしたときは、シー
トベルトが正常に機能を発揮しない
おそれがありますので、マツダ販売
店で点検を受けてください。
シートベルトの
取扱いとお手入れ
ベルトをドアにはさまないでくださ
い。ドアを閉める前に、ベルトがた
るみなく巻きもどされているか確認
してください。
ベルトを改造したり、取り外したり
しないでください。
漂白剤、溶剤、染料を使用しないでく
ださい。しみ、変色、強度低下の原因
となり、シートベルトが正常に機能を
発揮しないおそれがあります。
000- 取扱説明書 .book 40 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分