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運転するときは/ABS
4-27
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ABS は、こんな場合にもブ
レーキをかけると作動するこ
とがあります
滑りやすい路面を走行しているとき
80J1040
80J1041
80J1361
道路の継ぎ目などの段差を乗り越える
とき
80J1043
80J1044
悪路を走行しているとき
80J1300
80J1046
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4
運転するときは/アイドリングストップシステム
4-28
ABS警告灯
80J127
メーターパネル内にあります。
ABS の電子制御システムに異常があると、エンジンスイッチが のとき
に点灯します。
→ 1-10ページ(警告灯・表示灯)
アイドリングストップシステムは、信号
待ちなどの一時的な停車時および停車前
の減速時に、自動的にエンジンを停止・
再始動させるシステムです。排出ガスの
低減、燃費向上、エンジン騒音低下に役
立ちます。
本システムは一定の条件のもとで、一
時的にエンジンを停止させるもので す。長時間停車するときや車から離れ
るときは、パーキングブレーキをしっ
かりとかけ、エンジンスイッチを操作
してエンジンを停止してください。
→ 4-11ページ (エンジンを止めるときは)
一定の条件をみたすと停車前の減速時(約 13 km/h 以下)に自動停止しま
す。ただし、走行を開始してからしば
らくの間は、システムによる機能確認
を行なっているため、減速時に自動停
止しません。
ON
アイドリングストップシステム
アイドリングストップ システム
タイプ別装備
アイドリングストップシステムによ
るエンジンの自動停止中は、車外に
出ないでください。思わぬ事故につ
ながるおそれがあります。
・ブレーキペダルを踏んでいても運
転席シートベルトを外す、または
運転席ドアを開くとエンジンが再
始動し、アイドリングストップシ
ステムによるエンジン自動停止中
であったことをお知らせします。
72M2042
アイドリングストップシステムによ
るエンジンの自動停止後、自動で再
始動しない場合は、エンジンスイッ
チを操作してエンジンを始動してく
ださい。エンジンが再始動しない状
態で車を動かすと、ハンドルをまわ
すときやブレーキペダルを踏むとき
に強い力が必要となって、思わぬ事
故を起こすおそれがあります。
000- 取扱説明書 .book 28 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
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運転するときは/アイドリングストップシステム
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エンジンの自動停止・再始動
のしかた
走行中に、エンジンが自動停止可能
な状態(スタンバイ条件)になると、
メーター内のアイドリングストップ
表示灯(緑色)が点灯します。
→ 3-77ページ (アイドリングストップ表示灯)
→ 4-32ページ(スタンバイ条件)
64L40250
セレクトレバーが のままブレー
キペダルを踏んで減速すると、停車
前(約 13 km/h 以下)にエンジン
が自動停止します。このとき、アイ
ドリングストップ表示灯(緑色)は
点灯したままです。
アイドリングストップ表示灯(緑
色)が点灯した状態でブレーキペ
ダルを踏んで減速しても、エンジ
ン自動停止の条件をすべてみたさ
ないと、エンジンが自動停止しま
せん。
→ 4-33ページ (エンジン自動停止の条件)
自動停止中に安全確保のため、室
内ブザーが鳴ってエンスト状態に
させたり、エンジンを再始動させ
たりする場合があります。
→ 4-31 ページ(エンジン自動停止中はこんなことに気をつ
けて)
64L40191
本システム装備車は、高性能なアイド
リングストップ車専用の鉛バッテリー
を使用していますので、次のことをお
守りください。守らないと本システム
が正常に作動しなくなったり、バッテ
リーの寿命が短くなったりするおそれ
があります。
バッテリーを交換するときは、指定
のバッテリーを使用する(指定外の
ものを使用しない)→ 7-15 ページ(鉛バッテリーを 交換するときは)
→ 8-2ページ(サービスデータ)
バッテリー端子から電気製品の電源
をとらない
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000- 取扱説明書 .book 29 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
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運転するときは/アイドリングストップシステム
4-30
停車の前後にかかわらず、ブレーキ
ペダルから足を離すとエンジンが再
始動し、アイドリングストップ表示
灯(緑色)が消灯します。
ブレーキペダルを踏んでいても、
エンジン自動再始動の条件をみた
すと自動的に再始動します。
→ 4-34ページ(エンジン自動再始動の条件)
64L40201
エンジン自動再始動後しばらく走行
して、エンジンが自動停止可能な状
態(スタンバイ条件)になると、ア
イドリングストップ表示灯(緑色)
が点灯します。
ブレーキペダルを踏まずに、エンジ
ンブレーキなどを使用して減速して
も、エンジンは自動停止しません。
停車前(約13 km/h以下)にエンジン
が自動停止しない場合でも、停車時に
エンジンが自動停止する場合があり
ます。
自動停止中でもオーディオなどの電
装品は使用できますが、エアコンは
送風に切り替わります。
エンジン自動再始動のとき、ヒルホー
ルドコントロールが作動します。
→ 4-38ページ (ヒルホールドコントロール)
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000- 取扱説明書 .book 30 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
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運転するときは/アイドリングストップシステム
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エンジン自動停止中はこんなことに気をつけて
自動停止中は、次表の操作は行なわないでください。思わぬ事故につながるおそれ
があります。操作/車両の状態 対処方法
ボンネットを開ける
室内ブザーが“ピー、ピー、”と断続的
に鳴ります。
エンジン自動停止状態からエンスト状態
になります。
アイドリングストップ表示灯(緑色)は
消灯します。 エンジンを再始動するときは、次の手順
で対処してください。
①パーキングブレーキをしっかりとか
け、セレクトレバーを に入れます。
②ボンネットを完全に閉めます。
③エンジンスイッチを操作して再始動し
ます。
→ 4-8ページ(エンジンのかけかた)
運転席シートベルトを外す、または運転
席ドアを開ける
室内ブザーが“ピー、ピー、”と断続的
に鳴ります。(約5秒間)
エンジンが自動で再始動します。
アイドリングストップ表示灯(緑色)は
約5秒間点滅したあと消灯します。 発進する前に、ドアを閉め、シートベル
トを着用してください。また、車外に出
るときは、事前に次の手順を実施してく
ださい。
①パーキングブレーキをしっかりとか
け、セレクトレバーを に入れます。
②長時間停車するときや車から離れると きは、エンジンスイッチを操作してエ
ンジンを停止します。
→ 4-11ページ (エンジンを止めるときは)
メーターパネル内の次の警告灯は、エンジンの自動停止中は点灯しませんが、エン
スト状態になると点灯します。
エンジン警告灯、パワーステアリング警告灯、油圧警告灯、充電警告灯
→ 1-10ページ(警告灯・表示灯)
P
P
000- 取扱説明書 .book 31 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
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運転するときは/アイドリングストップシステム
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アイドリングストップシステムの作動条件
■ スタンバイ条件
次の条件をすべてみたすと、走行中にアイドリングストップ表示灯(緑色)が点灯し、
エンジンの自動停止が可能な状態になります。
※1 車を長期間使用しなかったときや、エンジン停止中にオーディオなどの電装品を長 時間使用したときなど、バッテリーが放電している状況では、スタンバイ状態にな
るまでに時間がかかることがあります。
※2 セレクトレバーの位置が でもスタンバイ状態になりますが、このときは停車前 の減速時(約13 km/h以下)ではなく、停車時にエンジンが自動停止します。
エンジン始動時
ボンネットが完全に閉まっている状態でエンジンを始動する
走行時
アイドリングストップシステムが停止状態(OFF)になってい
ない
→ 4-35ページ (アイドリングストップシステムOFFスイッチ)
バッテリーが十分に充電されていて、バッテリー内部が所定温
度内にある(※1)
エンジンが十分に暖まっていて、エンジンオイルやエンジン冷
却水、トランスミッションオイルが所定温度内にある
運転席シートベルトを着用している
運転席ドアが完全に閉まっている
ボンネットが完全に閉まっている
セレクトレバーの位置が または である(※2)
S(スポーツ)モードスイッチが停止状態(OFF)になっている
→ 4-18ページ(S(スポーツ)モードスイッチ)
アイドリングストップシステム以外の電子制御システムから、
エンジン停止を禁止する信号が出ていない
次の警告灯・表示灯が点灯していない
・ブレーキ警告灯
・ブレーキシステム警告灯
・ABS警告灯
DN
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000- 取扱説明書 .book 32 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
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運転するときは/アイドリングストップシステム
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■ エンジン自動停止の条件
アイドリングストップ表示灯(緑色)が点灯中に次の条件をすべてみたすと、停車前の
減速時または停車時にエンジンが自動停止します。
※ブレーキペダルの踏みかたが弱い、または強いと、自動停止しない場合があります。停車前の減速時
ブレーキペダルを適切に踏んでいる(※)
車速約13 km/h以下に減速している
ハンドル操作をしていない
アクセルペダルを踏んでいない
急な坂道を走行していない
急減速をしていない
ABSが作動していない
ブレーキ倍力装置の負圧が正常である
停車時
ブレーキペダルを適切に踏んでいる(※)
ハンドル操作をしていない
アクセルペダルを踏んでいない
急な坂道で停車していない
停車前に急減速をしていない
ブレーキ倍力装置の負圧が正常である
000- 取扱説明書 .book 33 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
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運転するときは/アイドリングストップシステム
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■ エンジン自動再始動の条件
自動停止中に次のいずれかの操作をすると、または車両がいずれかの状態になると、エ
ンジンが自動で再始動し、アイドリングストップ表示灯(緑色)が消灯します。
※1 ブレーキペダルの踏み込みが弱いと、自動再始動する場合があります。この場合、再びブレーキペダルを踏み込むと自動停止し、アイドリングストップ表示灯
(緑色)が再点灯することがあります。
※2 ハンドル操作時の自動再始動条件は、操作量ではなく操舵力となります。このた め、自動再始動するときのハンドル操作量は、路面状況や乗車人数によって変化
する場合があります。
※3 アイドリングストップ表示灯(緑色)は点滅したあと消灯します。 共通
ブレーキペダルから足を離す(※1)
ハンドル操作をする(※2)
アクセルペダルを踏む
アイドリングストップシステムを停止状態(OFF)にする
→ 4-35ページ
(アイドリングストップシステムOFFスイッチ)
セレクトレバーを または に入れる
S(スポーツ)モードスイッチを作動状態(ON)にする
→ 4-18ページ(S(スポーツ)モードスイッチ)
バッテリーの放電が進んだとき(※3)
本システムに関わる異常を検出したとき(※3)
ブレーキ倍力装置の負圧が低下したとき(※3)
減速時
(約13 km/h以下)
ボンネットを開けたとき
セレクトレバーを に入れたとき
道路の勾配が急変したとき(※3)
停車時
セレクトレバーを に入れたあと にもどす
運転席シートベルトを外したとき(※3)
運転席ドアを開けたとき(※3)
坂道などで車両が動き出したとき(※3)
自動停止してから、しばらく経過したとき(2分程度)(※3)
PRL
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ND
000- 取扱説明書 .book 34 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分