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お車との上手なつきあいかた/寒冷時の取扱い
6-9
ウインドーウォッシャー液
凍結を防ぐため、外気温に応じた割合で
配合してください。
〈マツダ純正ウォッシャー液の場合〉
鉛バッテリー
鉛バッテリーの液量や比重を点検してく
ださい。寒くなるとバッテリーの性能が
下がり、弱っているバッテリーではエン
ジンがかかりにくくなります。
→ 2-3ページ(鉛バッテリーの液面を点検する)
冷却水
エンジン内部の腐食および凍結防止のた
め、指定の冷却水をお使いください。
→ 8-1ページ(サービスデータ)
→ メンテナンスノート(日常点検)
スノーブレード(別売り)
スノーブレード(降雪地用ワイパーブ
レード)は、金属部分をゴムで覆って雪
の付着を少なくするものです。標準装備
のワイパーブレードでは、降雪時に雪が
付着し、ふき取りにくくなることがあり ますので、必要に応じて交換してくださ
い。
冬用タイヤ、タイヤチェーン、
輪止め
雪道や凍結路を走行するために必要です。
82K139
使用地域・季節 薄める割合 凍結温度
通 常 原液1に水3 約-7℃
温暖地の冬期 原液1に水2 約-10℃
寒冷地の冬期 原液1に水1 約-20℃
極寒冷地の冬期 原液のまま 約-50℃
冷却水の濃度点検および交換は、マツ
ダ販売店へお申し付けください。
寒冷時の取扱い
冬期に入る前の準備
高速走行時は、通常のワイパーブレー
ドよりふき取りにくくなることがあり
ます。その場合には、車のスピードを
落としてください。
雪の降らない時季は、通常のワイパー ブレードのご使用をおすすめします。
(1) 冬用タイヤ (2) タイヤチェーン
(3) 輪止め
(1) (3)
(2)
000- 取扱説明書 .book 9 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
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お車との上手なつきあいかた/寒冷時の取扱い
6-10
屋根に積もった雪
出発の前に取り除いてください。走行時
に落下して、視界をさまたげるおそれが
あります。
80J308
ワイパーの凍結
ぬるま湯をかけて氷を溶かします。溶か
したあとは、再び凍結しないように水分
をふき取ってください。凍結したまま無
理にワイパーを作動させると、ブレード
部(ゴムの部分)が傷ついたり、ワイ
パーが故障したりするおそれがありま
す。
80J309
ガラス面の雪や霜
プラスチックの板(1)を使うと、ガラ
スを傷つけずに落とせます。
80J310
ドアの凍結
ぬるま湯をドアキーの穴を避けてかけま
す。ドアが開いたあとは水分をふき取っ
てください。凍結したまま無理に開けよ
うとすると、ドアまわりのゴムがはがれ
たり、破損したりするおそれがありま
す。
80J311
出発の前に
(1)
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お車との上手なつきあいかた/寒冷時の取扱い
6-11
靴に付着した雪
乗車するときによく落としてください。
そのまま乗車すると、ペダル操作時に
滑ったり、車内の湿気が多くなってガラ
スがくもりやすくなったりします。
80J312
雪道や凍結路はゆっくり走行
80J039
ブレーキの効き具合を確認
ブレーキ装置に付着した雪や氷が凍結し
て、ブレーキの効きが悪くなることがあ
ります。
周囲の安全を確かめてから低速でブ
レーキペダルを数回踏み、ブレーキの
効きを確かめてください。
ブレーキの効きが悪いときは、効きが
回復するまで低速で繰り返しブレーキ
ペダルを軽く踏み、ブレーキ装置のし
めりを乾かしてください。
スピードを控えめにし、急発進、急加
速、急ブレーキ、急ハンドル、急激な
エンジンブレーキなど「急」のつく運
転はしないでください。雪道や凍結路
は路面が滑りやすく、スリップ事故を
起こすおそれがあります。
雪道を走行するとき
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000- 取扱説明書 .book 11 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
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お車との上手なつきあいかた/寒冷時の取扱い
6-12
冬用タイヤ、タイヤチェーン
を装着
雪道や凍結路では、冬用タイヤまたはタ
イヤチェーンを装着してください。
走行する地区の条例などにしたがって
装着してください。
→ 6-5ページ(タイヤ交換するときは)
→ 6-14 ページ(タイヤチェーンを 装着するとき)
フェンダー裏側に付着した雪
を取り除く
雪道を走行すると、フェンダーの裏側に
雪が付着してタイヤと接触し、ハンドル
の切れが悪くなることがあります。
ときどき車を止めてフェンダーの裏側
を点検してください。雪の塊が付着し
ているときは、周囲の部品を傷つけな
いように雪を取り除いてください。
80J313
パーキングブレーキ
パーキングブレーキが凍結すると解除で
きなくなります。
長時間駐車するときは、パーキングブ
レーキをかけずに輪止め(市販品)を
してください。
・ は、セレクトレ
バーを に入れます。
・ は、チェンジレバー
をRまたは1速に入れます。
凍結防止剤が散布してある道
を走行したあとは
すみやかに凍結防止剤を洗い落としてく
ださい。特に車体の下まわり、足まわり
を念入りに洗ってください。放置すると
サビの原因となります。
凍結を防ぐため、洗車後はドアまわりな どの水分をふき取ってください。
ドアキーの穴を避けて洗車してくださ
い。キー穴が凍結すると、ドアが解錠
できなくなります。
ドアまわりのゴム部品の水分は、とく
によくふき取ってください。凍結する
と、ドアが開かなくなります。
80J314
駐車するとき
オートマチック車
P
マニュアル車
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お車との上手なつきあいかた/寒冷時の取扱い
6-13
屋外に駐車するときは
80J315
排気管のまわりが雪でおおわ
れたときは
80J316
軒下や樹木の下には駐車しないでく
ださい。積雪や落雪で車の屋根がへ
こむことがあります。
駐車するときはワイパーアームを立
ててください。雪の重みでワイパー
アームが変形したり、ブレード部
(ゴムの部分)がガラスに凍結した
りすることがあります。
排気管のまわりが雪でおおわれたまま
エンジンを回転させないでください。
排気ガスが車内に侵入し、一酸化炭素
中毒のおそれがあります。
000- 取扱説明書 .book 13 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
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お車との上手なつきあいかた/寒冷時の取扱い
6-14
タイヤチェーン
この車に適合したマツダ純正品を装着し
てください。適合するタイヤチェーンに
ついては、マツダ販売店にご相談くださ
い。
タイヤチェーンを装着する前に
■ タイヤチェーンは前輪に装着
この車は前輪が駆動輪、または前輪が駆
動輪ベースの 4WD です。後輪には装着 しないでください。
■ 応急用スペアタイヤには装着 できません
前輪がパンクしたときは、応急用スペア
タイヤを後輪につけ、外した後輪の標準
タイヤを前輪につけてから、タイヤ
チェーンを前輪に装着します。
■ ジャッキアップに適した安全 な場所で装着
7-4 ページ の「タイヤ交換の準備 」の
、 をお読みください。
■ フルホイールキャップを外し てから装着
フルホイールキャップの傷つき防止のた
め、キャップを外してからタイヤチェー
ンを装着します。キャップの外しかたは
7-5ページ をお読みください。
タイヤチェーンの装着
タイヤチェーンに付属の取扱説明書をよ
くお読みください。
適合品以外を装着しないでくださ
い。ブレーキ配管や車体を損傷する
おそれがあります。
走行中にいつもと違う音がするとき
は、ただちに停車して点検してくだ
さい。タイヤチェーンが切れたり、
一部が外れたりして車体にあたる
と、ブレーキ配管や車体を損傷する
おそれがあります。
タイヤチェーンを装着して走行する
ときは、安全およびタイヤチェーン
保護のためスピードを控えめ(30
km/h 以下)にし、急発進、急加速、
急ブレーキ、急ハンドル、急激なエン
ジンブレーキなど「急」のつく運転を
したり、突起や穴を乗り越えたりし
ないでください。
ABS(タイプ別装備)の場合、タイ
ヤチェーンを装着すると正確なタイ
ヤ回転速度が検出できなくなって、 正
常に作動しない場合があります。
タイヤチェーンを装着したまま、雪の
ない舗装路を走行しないでください。
路面が損傷したり、タイヤチェーンの
摩耗が早まったりします。 また、4WD
車の場合、駆動装置に無理な力がかか
り、故障の原因となります。
タイヤチェーンを装着するとき
12
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万一のとき
7-1
7. 万一のとき
● パンク ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7-2
● バッテリーあがり ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7-12
● ヒューズ切れ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7-18
● 電球切れ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7-22
● オーバーヒート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7-26
● そのほか ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7-27
000- 取扱説明書 .book 1 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
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万一のとき/パンク
7-2
荷室のフロアボード(1)下に収納され
ています。
64L70012
上図の後席やフロアボードは代表例です。お車のタイプにより異なります。
使用後は、所定の位置に収納してください。
ジャッキは、完全に縮めてから収納し
てください。
フロアマットおよびフロア
ボードの外しかた
フロアマット(7)およびフロア
ボード(1)を固定しているクリッ
プ2個(8)を外します。
クリップは、とっ手(9)を引き
起こしてからそのまま引き抜きま す。
64L70020
フロアボード(1)を後方から持ち
上げて、車体側の突起から外しま
す。
■ もとにもどすときは
フロアボードを車体側の突起にはめ
ます。
車体側の穴へ、フロアボードおよび
フロアマットの穴を合わせてから、
クリップを差し込みます。
クリップのとっ手(9)を倒し、
中央部をカチッと音がするまで押 し込みます。
(2) 工具・ジャッキ収納ボックス
(3) ジャッキ
(4) ホイールナットレンチ
(5) ジャッキバー
(6) 応急用スペアタイヤ
(7) フロアマット
パンク
工具、ジャッキ、応急用
スペアタイヤの収納場所
(2)(1)(7)
(6) (5) (4)
(3)
(4)(5)
1
'
((9)
(8)
(7)
6-
2
1
2
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ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分