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6. お車との上手なつきあいかた/寒冷時の取扱い
6-14
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タイヤチェーン
この車に適合したマツダ純正品を装着し
てください。適合するタイヤチェーンに
ついては、マツダ販売店にご相談くださ
い。
タイヤチェーンを装着する前に
■ タイヤチェーンは前輪に装着
この車は前輪が駆動輪、または前輪が駆
動輪ベースの 4WD です。後輪には装着 しないでください。
■ 応急用スペアタイヤ(別売り) には装着できません
前輪がパンクしたときは、応急用スペア
タイヤを後輪につけ、外した後輪の標準
タイヤを前輪につけてから、タイヤ
チェーンを前輪に装着します。
■ ジャッキアップに適した安全 な場所で装着
7-9 ページ の「タイヤ交換の準備 」の
、 をお読みください。
■ フルホイールキャップ(タイ プ別装備)を外してから装着
フルホイールキャップの傷つき防止のた
め、キャップを外してからタイヤチェー
ンを装着します。キャップの外しかたは
7-10ページ をお読みください。
タイヤチェーンの装着
タイヤチェーンに付属の取扱説明書をよ
くお読みください。
適合品以外を装着しないでくださ
い。ブレーキ配管や車体を損傷する
おそれがあります。
タイヤチェーンを装着して走行すると
きは、安全およびタイヤチェーン保護
のためスピードを控えめ(30 km/h
以 下)に し、急 発 進、急 加 速、急 ブ
レーキ、急ハンドル、急激なエンジン
ブレーキなど「急」のつく運転をした
り、突起や穴を乗り越えたりしないで
ください。
ABSやタイヤ空気圧警報システム (タ
イプ別装備)の場合、タイヤチェーン
を装着すると正確なタイヤ回転速度
が検出できなくなって、正常に作動し
ない場合があります。
タイヤチェーンを装着したまま、雪の
ない舗装路を走行しないでください。
路面が損傷したり、 タイヤチェーンの
摩耗が早まったりします。 また、4WD
車の場合、 駆動装置に無理な力がかか
り、故障の原因となります。
走行中にいつもと違う音がするとき
は、ただちに停車して点検してくだ
さい。タイヤチェーンが切れたり、
一部が外れたりして車体にあたる
と、ブレーキ配管や車体を損傷する
おそれがあります。
タイヤチェーンを装着するとき
アルミホイール装備車の場合、タイヤ
チェーンでホイールに傷がつくおそれ
があります。
12
000-AZ 取扱説明書 .book 14 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
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›
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万一のとき
7-1
7. 万一のとき
パンク ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7-2
バッテリーあがり ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7-14
ヒューズ切れ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7-16
電球切れ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7-18
オーバーヒート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7-24
その他 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7-25
000-AZ 取扱説明書 .book 1 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
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7. 万一のとき/パンク
7-2
›
½y荷室のフロアボード(1)下にあるラ
ゲッジアンダーボックス(2)に収納さ
れています。
70K9151
使用後は、所定の位置に収納してくだ
さい。
ジャッキは、完全に縮めてから収納し
てください。
タイヤパンク応急修理セットをお使い
ください。
別売りの応急用スペアタイヤを使用す
るときは、7-8 ページ の「応急用スペ
アタイヤ(別売り)の取扱い 」以降の
項目をお読みください。 このセットは、標準タイヤがパンクした
ときに応急的に使用するものです。パン
クしたタイヤはすみやかにマツダ販売店
で修理または交換してください。
82K111
(3) ホイールナットレンチ
(4) ジャッキバー (5) ジャッキ
(6) タイヤパンク応急修理セット
パンク
工具、ジャッキ、
タイヤパンク
応急修理セットの収納場所
(1)
(2)(3)
(6)
(5) (4) (6)
パンクしたときは
(1) エアコンプレッサー
(2) 修理剤ボトル (3) 注入ホース
(4) 延長ホース(修理剤抜き取り用)
(5) コア回し
(6) バルブコア(予備)
(7) 速度制限シール
(8) セット付属の取扱説明書
タイヤパンク応急修理セット
(1)
(3)(4)
(5)
(6)
(7)(8)
(2)
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7. 万一のとき/パンク
7-3
›
½y
応急修理セットの点検
定期的に点検してください。
修理剤ボトルに表示されている有効期
限の確認
・期限が切れる前に、新品と交換して
ください。
アクセサリーソケット電源の確認
エアコンプレッサー作動の確認
・エンジンスイッチを にし、エアコンプレッサーの電源プラグを
アクセサリーソケットに差し込んで
行ないます。
タイヤの応急修理のしかた
タイヤ接地部に刺さった釘やネジなどに
よる軽度のパンクは、タイヤパンク応急
修理セットで応急修理できます。
■ 次のような場合は、タイヤの 応急修理ができません
マツダ販売店や JAF などのロードサービ
ス事業者にご連絡ください。
応急修理剤の有効期限(1)が切れて
いる(有効期限はボトルのラベルに記
載)
82K112
応急修理剤は、飲用すると健康に害
があります。もし誤って飲用したと
きは、できるだけたくさんの水を飲
み、ただちに医師の診察を受けてく
ださい。
応急修理剤が目や皮膚に付着したと
きは、できるだけ早く水で洗い流し
てください。異常を感じたときは、
医師の診察を受けてください。
保管するときは、お子さまが誤って
手を触れないように所定の位置に収
納してください。
エアコンプレッサーは、自動車タイ
ヤ専用です。その他の目的で使用し
ないでください。
エアコンプレッサーはDC12 V専用で
す。他の電源での使用はできません。
エアコンプレッサーを使用するとき
は、故障を防ぐため次のことをお守
りください。
・10分以上連続して使用しない
・防水加工がされていないため、降
雨時などは水がかからないように
する
・砂やほこりなどを吸い込ませない
・使用中に動作がおそくなったり、 本体が熱くなったときはすぐにス
イッチをOFFにして、30分以上放
置する
・分解、改造などを絶対にしない
・強い衝撃や圧力を加えない
タイヤに刺さった釘やネジなどは抜か
ないでください。タイヤの損傷が大き
くなったり、そこからの空気漏れで修
理時の空気充填ができなくなったりす
るおそれがあります。
ACC
(1)
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7. 万一のとき/パンク
7-4
›
½y
タイヤの接地面に長さ 4 mm 以上の切
り傷や刺し傷(2)がある
82K113
タイヤの側面に傷(3)を受けている
82K114
タイヤの空気がほとんど抜けた状態で
走行した
タイヤがホイールリム(4)の外側へ
完全に外れている
80K300
ホイールリム(4)が破損または変形
している
82K116
タイヤが2本以上パンクしている (修
理剤はタイヤ1本分です)
■ タイヤ応急修理のしかた
他車に注意をうながすため、非常点
滅灯を点滅させます。他車の通行の
じゃまにならず、安全に作業がで
き、地面が硬くて平らな場所に車を
移動します。
パーキングブレーキをしっかりとか
けます。
はセレクトレ
バーを に入れエンジンを止め
ます。
はエンジンを止
め、チェンジレバーをR、または1
速に入れます。
必要に応じて、停止表示板(別売
り)を置きます。
同乗者がいるときや重い荷物をのせ
ているときは、車からおろします。
タイヤパンク応急修理セットを取り
出し、注入ホースをねじ込む前に、
修理剤ボトルをよく振ります。
(2)
(3)
(4)
(4)
1
2
オートマチック車
P
マニュアル車
3
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7. 万一のとき/パンク
7-5
›
½y
82K117
修理剤ボトルのキャップ(1)を外
し、中 ぶ た(2)を 外 さ ず に 注 入
ホース(3)をねじ込みます。
82K118
タイヤバルブからキャップ(4)を
反時計方向にまわして外します。
コ ア 回 し(5)の 後 ろ(凸 部)で バ
ルブ内のバルブコア(6)を押し、
タイヤに残った空気を完全に抜きま
す。
82K298
コア回し(5)でバルブコア(6)
を反時計方向にまわして外します。
バルブコアは再使用します。汚れ
ないようにきれいなところへ保管
します。
82K119
注入ホースの栓(7)を外し、ホー
スの先端をタイヤバルブに差し込み
ます。
82K120
4
(1)
(2)
(3)
5
(4)
(6)
(5)
バルブコアを外すとき、タイヤに空気
が残っているとバルブコアが飛び出す
ことがあります。慎重に外してくださ
い。
6
(6) (5)
7
(7)
000-AZ 取扱説明書 .book 5 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
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7. 万一のとき/パンク
7-6
›
½y
修理剤ボトルを逆さまにして持ち、
手で何回も圧迫し、修理剤をすべて
タイヤ内に注入します。
空になったボトルは、修理剤の抜
き取りに必要なため、タイヤ交換
または修理を依頼するときにマツ
ダ販売店にお渡しください。
こぼれた修理剤は、ふき取るかそ
のまま乾燥させてからはがしま
す。
82K121
注入ホースをタイヤバルブから引き
抜き、コア回し(5)でバルブコア
(6)をタイヤバルブにしっかりと
ねじ込みます。
82K122
エアコンプレッサーの側面から、
ホースを取り出します。
エアコンプレッサーのホース(8)
先端の口金をタイヤバルブにねじ込
みます。
82K123
エアコンプレッサーのスイッチが
OFF になっていることを確認しま
す。電 源 プ ラ グ(9)を ア ク セ サ
リーソケット(10)に差し込み、
エンジンスイッチを にしま
す。
70K160
エアコンプレッサーのスイッチ
(11)を ON に し、空 気 を 入 れ ま
す。タイヤ空気圧が指定空気圧にな
るまで昇圧させます。
外しておいたバルブコアが汚れていた
り、紛失したりした場合は、タイヤパ
ンク応急修理セット内にある予備のバ
ルブコアをご使用ください。
8
9
(6) (5)
10
11
(8)
12
ACC
(10)(9)
13
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7. 万一のとき/パンク
7-7
›
½y
82K125
指定空気圧まで昇圧するには、約
5分程度が必要です。5分以内に十
分昇圧しないときは、ジャッキで
タイヤを地面から浮かせて手で 2
~ 3 回以上回し、修理剤をタイヤ
全体にいきわたらせてから、再度
昇圧操作を行なってください。
→ 7-10ページ (ジャッキアップ)
タイヤがホイールリムから外れて
いる場合は、空気がもれないよう
にリムとタイヤのすき間をなくす
ようにしてから、コンプレッサー
を作動させます。(すき間がなく
なれば空気圧が上がります。)
空気圧が十分高くならないとき
は、タイヤがひどい損傷を受けて
いる可能性があります。この場合
は、本修理セットによる応急修理
ができません。マツダ販売店や
JAF などのロードサービス事業者
にご連絡ください。
空気を入れすぎたときは、コンプ
レッサーのホース先端の口金をゆ
るめて、空気を抜きます。
指定空気圧まで昇圧できたら、修理
剤をタイヤ内にゆきわたらせるた
め、コンプレッサーを収納し、ただ
ちに走行します。スピードを控えめ
にして、急加速や急ハンドル、急ブ
レーキなどはせず、慎重に運転して
ください。
約10分間または5 km程度走行した
ら、タイヤ空気圧をコンプレッサー
の空気圧計で確認します。空気圧が
130 kPa(1.3 kgf/cm
2)以上あれ
ば、パンク応急修理の完了です。再
度、 指定空気圧に調整してください。
コンプレッサーの空気圧計でタイ
ヤ空気圧を測定するときは、ホー
ス先端の口金をタイヤバルブにね
じ込んだあとに、一度スイッチを
ON にしてコンプレッサーを作動
させます。そのあと、すぐにス
イッチを OFF にしてから、空気
圧を確認します。
コンプレッサーの起動・停止は、コ
ンプレッサー本体のスイッチで行
なってください。
(11)
コンプレッサーを作動させていると
きは、タイヤの近くに立たないでく
ださい。万一バーストなどした場合
に、けがをするおそれがあります。
タイヤがふくらむと、タイヤがリム
部にはまり込みます。指などをはさ
まないように注意してください。
コンプレッサーは 10 分以上連続して
作動させないでください。故障につ
ながるおそれがあります。
タイヤの指定空気圧は、運転席ドアの
開口部に貼付してある空気圧ラベルで
確認できます。
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