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3. 運転装置の取扱い/オートマチック車
3-86
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エンジンスイッチが (OFF)
にあることを確認します。プッシュ
ボタンスタート&アドバンストキー
レスエントリーシステム非装備車は
キーを抜きます。
→ 3-70ページ
(キーを抜くときは)
→ 3-70 ページ(エンジンスイッ チをもどすときは)
後退
■ 正しい運転姿勢
車を後退させるときは身体をひねった運
転姿勢になり、ペダルが踏みにくくなり
ます。ブレーキペダルやアクセルペダル
が確実に踏める姿勢で運転操作をしてく
ださい。
■ 前進や後退を繰り返すとき
車庫入れなどで前進や後退を繰り返すと
きは、完全に停車させてから、次の前進
あるいは後退の操作を行なってください。
こんなことにも気をつけて
■ 車を少し移動させるとき
少しだけ移動するときでも、ブレーキペ ダルやアクセルペダルが確実に踏める正
しい運転姿勢をとってください。
80J014
■ 停車するとき
駐車するときは、必ずセレクトレバー
を に入れてからエンジンを止めて
ください。 以外の位置ではシフト
ロックが作動せず、誤操作などで思わ
ぬ事故につながるおそれがあります。
前進と後退を繰り返すときなどは、セ
レクトレバーを に入れていたこと
を忘れることがあります。車を後退さ
せたあとは、すぐに から に入
れる習慣をつけてください。
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P
4LOCK
R
RN
坂道などで、セレクトレバーを前進の
位置(※)にしたまま惰性で後退し
たり、後退の位置( )にしたまま
惰性で前進したりしないでください。
エンストしてブレーキの効きが悪く
なったり、ハンドルが重くなったりし
て、思わぬ事故につながるおそれがあ
ります。また、故障の原因になりま
す。
※4AT車の 、
マニュアルモードなしCVT車の
、
マニュアルモード付CVT車の
、
車が少しでも動いているときは、セレ
クトレバーを に入れないでくださ
い。トランスミッションが故障する原
因となります。
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DM
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000-AZ 取扱説明書 .book 86 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
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安全装備の取扱い
4-1
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シートベルトシートベルトについて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4-2
シートベルトの着用のしかた ・・・・・・・・・・・・・ 4-4
シートベルトの取扱いとお手入れ ・・・・・・・・・ 4-6
シートベルトプリテンショナー ・・・・・・・・・・・ 4-7
シートベルト可変ロードリミッター (前席のみ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4-8
お子さま用シートの シートベルトによる固定 ・・・・・・・・・・・・・・・ 4-8
お子さま用シートの選択について ・・・・・・・・・ 4-10
SRSエアバッグ SRSエアバッグ車を運転するときは ・・・・・・・ 4-15
SRSエアバッグシステムの取扱い ・・・・・・・・・ 4-17
SRSエアバッグシステムの作動 ・・・・・・・・・・・ 4-18
SRSエアバッグ警告灯 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4-21
廃棄と廃車 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4-21
イベントデータレコーダー(EDR)とは ・・・ 4-22
ABS ABS装備車の取扱い ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4-22
運転補助機能 タイヤ空気圧警報システム ・・・・・・・・・・・・・・・ 4-25
安全運転が第一
お車に装備されているシートベルト、SRS エア
バッグシステム、ABS(アンチロックブレーキ
システム)などの安全装備も、乗員の安全確保
には限界があります。法定速度を厳守するとと
もに、スピードを控えめにして安全運転に心が
けてください。
4. 安全装備の取扱い
000-AZ 取扱説明書 .book 1 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
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4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-2
正しい姿勢でシートにすわり、正しく
シートベルトを着用しないと、シートベ
ルトが本来の効果を発揮できません。
シートベルトを着用するときは、次のこ
とに注意してください。
シートを正しい位置に調節し、上体を
起こして奥深くすわります。
ベルトがねじれないように着用します。
腰ベルトは、腰のできるだけ低い位置
にかけます。
肩ベルトは、首と肩先の中央にかけま
す。
ベルトがねじれていないことを確認
し、たるみを取り除きます。
→ 3-24ページ(正しい運転姿勢)
70K216
お子さまもシートベルトを
着用
→ 2-5ページ
(お子さまを乗せるときは)
80J028
シートベルト
シートベルトについて
肩の中央にかけ、
たるみ、ねじれを取る
腰のできるだけ低い位置にかけ、
たるみを取る シートを調節し、上体を
起こして奥深くすわる
走行前にシートベルトを正しく着用
してください。走行中に着用したり
調節したりすると、思わぬ事故を起
こすおそれがあります。
背もたれを必要以上に倒さないでく
ださい。また、洗たくばさみやク
リップなどでベルトをたるませない
でください。シートベルトが本来の
効果を発揮できません。
助手席や後席の同乗者全員にシート
ベルトを着用させてください。
お子さまをシートベルトで遊ばせない
でください。ベルトを身体に巻きつけ
るなどして遊んでいるときに、窒息な
ど重大な傷害を受けるおそれがありま
す。万一の場合はハサミでベルトを切
断してください。
000-AZ 取扱説明書 .book 2 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
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4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-3
妊娠中や疾患のある方は
80J075
シートベルト警告ブザー
運転席のシートベルト着用忘れを防止す
るためのブザーです。
エンジンをかけて走行を開始してか
ら、最初に車速が約 15 km/h 以上に
なったときに運転者がシートベルトを
着用していないと、メーター内のシー
トベルト警告灯が点灯から点滅に切り
替わるとともに、シートベルト警告ブ
ザーが断続的に鳴ります。
→ 3-44ページ
(シートベルト警告灯)
シートベルトの長さ調節
シートベルトは、長さ調節が必要ありま
せん。身体の動きにあわせてベルトが伸
縮し、強い衝撃を受けたときは自動的に ベルトがロックされて身体を固定しま
す。
妊娠中の方、疾患がある方もシートベ
ルトを着用してください。ただし、衝
突のときに局部的に強く圧迫されるお
それがありますので、医師に相談して
注意事項を確認してください。
妊娠中の方は、腰ベルトを腹部を避
けて腰部のできるだけ低い位置にか
けます。肩ベルトは、首と肩先の中
央から腹部を避けて胸部にかかるよ
うに着用してください。
腹部を避けて
胸部にかける
腹部を避けて
腰部の低い位
置にかける
運転者がベルトを着用すると、警告
灯は消灯します。また、警告ブザー
が鳴っているときは、ブザーも止ま
ります。
警告ブザーは運転者がベルトを着用
しなくても、約95 秒間鳴り続けたあ
とに止まります。ただし、警告灯は
点滅から点灯に切り替わったまま、
エンジンスイッチを または (OFF)にするまで消灯しま
せん。
ACC
LOCK
000-AZ 取扱説明書 .book 3 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
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4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-4
肩ベルトの高さ調節
(前席のみ)
身体の大きさにあわせて、ショルダーア
ンカー(2)の高さ調節ができます。
上に調節するときは、アンカーをその
まま適切な位置まで持ち上げます。
下に調節するときは、ロックレバー
(1)を引き上げたままアンカーを下
げ、適切な位置でレバーをはなしま
す。
調節後は、アンカーを下に引いて固定
されているか確認します。
80J1146
■ 着用のしかた
タングプレート(1)とシートベル
トをつかみ、ベルトをゆっくりと引
き出します。
ベルトのねじれを取ります。
80J1147
タングプレート (1)をバックル (2)
の差し込み口にまっすぐになるよう
に合わせて、カチッという音がする
までしっかりと差し込みます。
80J1148
(1)
(2)
ベルトがロックされていて引き出せな
いときは、いったんゆるめてから再度
引き出します。それでも引き出せない
場合は、一度ベルトを強く引いてから ゆるめ、再度ゆっくりと引き出してく
ださい。
シートベルトの着用のしかた
1
(1)
ゆっくり引き出す
ねじれのないこ
とを確認する
2
(1)
(2)
000-AZ 取扱説明書 .book 4 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
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4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-5
腰ベルトを、腰のできるだけ低い位
置にかけます。
肩ベルトを、首と肩先の中央にかけ
ます。
ベルトがねじれていないことを確認
し、たるみを取り除きます。
■ 外すときは
バックルのボタン(3)を押します。
シートベルトが自動的に巻きもどされま
すので、ベルトやタングプレートに手を
添え、ゆっくりともどしてください。
80J1328
シートベルトを正しく着用する
70K40011
ベルトがねじれていると、ベルトを外
したときに巻き取られないことがあり
ます。ベルトにたるみがなく巻きもど
されていることを確認してください。
3
4
5
(3)
シートベルトにねじれやたるみがあ
ると、衝撃を受けたときに局部的に
圧迫されるおそれがあります。
ベルトが腹部にかかっていると、衝
撃を受けたときに強く圧迫されるお
それがあります。
ベルトが肩にしっかりとかかってい
ないと、衝撃を受けたときに前に投
げ出されるおそれがあります。
アームレスト(タイプ別装備)にベ
ルトがかかっていると、シートベル
トが本来の効果を発揮できません。
ベルトは、アームレストの下をとお
してください。
000-AZ 取扱説明書 .book 5 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
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4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-6
取扱い
後席に人を乗せないときは、シートベル
ト(1)およびタングプレート(2)を
次の図のようにベルトガイド(3)にか
けてください。
70K30370
お手入れ
お手入れの方法は、布地などと同様で
す。
→ 6-4ページ(布地、ビニールレザー、 樹脂部品などの手入れ)
シートベルトにほつれや擦り傷、切
り傷があるときは、ベルトを交換し
てください。
バックルが正常に動かないときは、マ
ツダ販売店で点検を受けてください。
衝突などでベルトに強い力がかかっ
たときは、外観に異常がなくても、
機能が損なわれていることがありま
す。ベルトを交換してください。
バックルの内部に異物が入ったり、飲
み物をこぼしたりしたときは、シー
トベルトが正常に機能を発揮しない
おそれがありますので、マツダ販売
店で点検を受けてください。
ベルトをドアにはさまないでくださ
い。ドアを閉める前に、ベルトがた
るみなく巻きもどされているか確認
してください。
ベルトを改造したり、取り外したり
しないでください。
シートベルトの
取扱いとお手入れ
(2)
(3)
(1)
漂白剤、溶剤、染料を使用しないでく
ださい。しみ、変色、強度低下の原因
となります。
000-AZ 取扱説明書 .book 6 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
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4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-7
シートベルトプリテンショナー
とは
エンジンスイッチが のときに、次
のような状況になると、肩ベルトを瞬時
に巻き取ります。
車の前方向から強い衝撃を受けたと
き。運転席・助手席 SRS エアバッグシ
ステムと連動しています。
→ 4-18ページ
(SRSエアバッグシステムの作動)
また、運転席側はラップアウタープリテ
ンショナー機構により、腰ベルトも同時
に巻き取ります。
80J1018
正常に機能させるために
シートベルトプリテンショナーの機能に
影響をあたえる部品に手を加えないでく ださい。シートベルトが思いがけないと
きに巻き取られたり、必要なときに正常
に巻き取られなくなったりすることがあ
ります。
→ 2-27ページ(部品の取付け、取外し、 修理をするときは)
SRSエアバッグ警告灯
80J111
メーターパネル内にあります。
シートベルトプリテンショナー、SRS
エアバッグの電子制御システムに異常
があると、 エンジンスイッチが
のときに点灯します。
→ 3-42ページ (警告灯・表示灯の見かた)
廃棄や廃車
作動していないシートベルトプリテンショナーは、決められた手順で作動させ
てから廃棄する必要があります。
プリテンショナーが一度でも作動する
と、ベルトを引き出すことも巻き取る
こともできなくなります。必ずマツダ
販売店で交換してください。
シートベルトプリテンショナー
前席のみ
ON
拘束効果を
高める
プリテンショナーを廃棄するときや、
装備車を廃車するときは、マツダ販売
店にご相談ください。
ON
000-AZ 取扱説明書 .book 7 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分