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513
運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
内装の手入れ
/
Ð
室内に水をかけない。
オーディオ、 スイッチなどの電気部品に水がかかると、 故障や車両火災につ
ながるおそれがあり危険です。
ŒÝ
●シンナー、 ベンジン、 ガソリンなどの有機溶剤や、 アルコール、 塩素系漂白剤な
どでふかないでください。変色、 シミの原因になります。
●硬いブラシや布で強くこすると、 傷がつくことがあります。
次のような場合は、 すみやかにやわらかい布でふき取ってください。
そのままにしておくと変色、 シミ、 ひび割れ、 塗装はがれの原因になったり、 汚れが落ち
にくくなります。
●飲み物や芳香剤などをこぼしたとき
●油脂類が付着したとき
●汚れがあるとき
シートベルトの手入れ
1. 水で薄めた中性洗剤( 約 5%)をやわらかい布に含ませ 、 軽くたたくようにして汚れ
た部分をふき取ります。
2. きれいな水にひたした布を固くしぼり、 残った洗剤をふき取ります。
3. 手入れのため引き出したシートベルトを巻き取らせるときは、 十分に乾燥させ、 水分
が残っていないことを確認してください。
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4. お手入れのしかた
車の手入れ
/
žc ”
シートベルトにほつれ、 すりきずなどの異常があるときは、 マツ
ダ販売店で交換する。
そのままの状態で使用すると、 万一の場合シートベルトの効果が十分に発揮
できないため、 重大な傷害につながるおそれがあります。
žc ”
シートベルトの汚れを取るときは、 中性洗剤を使用する。
有機溶剤を使用したり、 染色、 漂白するとベルトの強度が低下し、 万一の場
合シートベルトの効果が十分に発揮できないため、 重大な傷害につながるお
それがあります。
ŒÝ
汚れがあるときはこまめにふき取ってください。汚れたままにしておくと、 汚れが落
ちにくくなったり、 ベルトの巻き取りが悪くなることがあります。
ビニールの手入れ
ブラシや掃除機を使用してビニールのほこりや汚れを落としてください。
革・ビニール用クリーナーを使用してビニールの汚れを落としてください。
布張り部分の手入れ
1. 水で薄めた中性洗剤( 約 5%)をやわらかい布に含ませ 、 軽くたたくようにして汚れ
た部分をふき取ります。
2. きれいな水にひたした布を固くしぼり、 残った洗剤をふき取ります。
革張り部分の手入れ¬è”Å “7
÷
‹
1. 掃除機などでほこりや砂を取り除きます。
2. 純正専用クリーナーまたは水で薄めた中性洗剤( 約 5%)をやわらかい布に含ませ 、
汚れをふき取ります。
3. きれいな水にひたした布を固くしぼり、 残った洗剤をふき取ります。
4. 乾いたやわらかい布で水分を取り、 風通しのよい日陰で乾燥させます。雨などでぬれ
たときも早めに水分をふき取り、 乾燥させてください。
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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ŒÝ
●天然素材のため、 シボ( 本革表面の凹凸 )の不均一や牛革本来の傷が分かる場合
があります。
●品質を長く保つため、 年に 2 回程度の定期的なお手入れをおすすめします。
●次のような場合は、 早めに手入れを行なってください。
そのまま放置しておくと早く摩耗したり、 カビやシミなどの原因になります。
•
砂、
ほこりなどが付いたとき
•
ハンドクリームなどの油分が付いたとき
•
化粧品、
整髪料などのアルコール類が付いたとき
●革張り部分がぬれたときはすぐに乾いた布で水分をふき取ってください。表面に
水分が残っていると硬化、 収縮など変質の原因になります。
●直射日光に長時間さらすと、 変質、 縮みなどの原因になります。長時間駐車する
ときは、 サンシェード ( 日除け ) を使用するなどして直射日光をさえぎってくだ
さい。
●ビニール製品を長時間、 革張り部分の上に置かないでください。変質、 変色の原
因になります。室内が高温になっているとビニールが変質して本革部分に付着す
るおそれがあります。
樹脂部品の手入れ
«™
Ð
つや出し剤を使用しないでください。
含まれる成分によっては変色、 シミ、 ひび割れ、 塗装はがれの原因になります。
インストルメントパネル上面の手入れ
1. 水で薄めた中性洗剤( 約 5%)をやわらかい布に含ませ、 汚れをふき取ります。
2. きれいな水にひたした布を固くしぼり、 残った洗剤をふき取ります。
アクティブ ・ ドライビング ・ ディスプレイの手入れ¬è”Å “7
÷
‹
コンバイナーおよびミラー表面はコーティングされています。手入れをするときは、 硬い
布、 表面が粗い布、 洗剤などは使用せず、 メガネ拭きのようなきめの細かい、 やわらかい
布をお使いください。
薬剤などが付着したときは、 すぐにふき取ってください。コンバイナーおよびミラーが破
損したり、 表面のコーティングが傷ついたりするおそれがあります。
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4. お手入れのしかた
車の手入れ
パネルの手入れ
パネルが汚れたときは、 きれいな水にひたして固くしぼったやわらかい布などで軽くふき
取ってください。
特に汚れが気になるときは、 次の方法で手入れを行なってください。
1. 水で薄めた中性洗剤( 約 5%)をやわらかい布に含ませ、 汚れをふき取ります。
2. きれいな水にひたした布を固くしぼり、 残った洗剤をふき取ります。
ŒÝ
光沢のあるパネル、 メッキ部分などの金属部分がある場合は、 傷がつきやすいので、
特に注意して手入れを行なってください。
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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
4. お手入れのしかた
季節の準備
冬にそなえて
エンジンオイルの準備
外気温に応じたエンジンオイルに交換してください。
→ 571ページ「エンジンオイル」
バッテリー液の点検
気温が下がるとバッテリー性能が低下するためエンジン始動が困難になる場合がありま
す。
バッテリー液の量、 比重を点検し、 必要に応じて液の補充をしてください。
点検、 補充の要領は別冊のメンテナンスノートに記載しています。
冷却水の濃度の調節
冷却水には、 凍結を防止するために不凍液が入っています。
冬場になっても凍結しないよう冷却水の濃度を調節してください。
不凍液の割合 凍結温度
30% - 16°C
50% - 37°C
純正ロングライフクーラント ( ゴールデン )を使用する場合
純正ロングライフクーラント( ゴールデン )は濃度調整済みの冷却水です。
薄めずそのままご使用ください。
冷却水量の点検や補充については別冊のメンテナンスノートに記載しています。
冷却水を交換する場合はマツダ販売店にご相談ください。
ウォッシャー液の濃度の調節
ウォッシャー液が凍結するのを防ぐため、 ウォッシャー液容器に表示してある凍結温度を
参考にして、 外気温に応じた濃度に調節してください。
→ 489ページ「ウォッシャー液の補充」
寒冷地用ワイパーブレードについて
降雪期にフロントガラスに雪が付着するのを防ぐために、 寒冷地用ワイパーブレードをお
使いください。
寒冷地用ワイパーブレードは通常のワイパーブレードの金属部分をゴムでおおってありま
す。
必要に応じてマツダ販売店でお求めください。
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4. お手入れのしかた
季節の準備
冬用タイヤ、 タイヤチェーンの準備
/
žc ”
タイヤを交換するときは前後輪とも必ず指定された同一サイズ、
同一種類のものを使用する。
指定された組み合わせ以外のタイヤを装着すると走行安定性が損なわれるた
め、 思わぬ事故につながるおそれがあります。
ŒÝ
195/55R168 7V タイヤ装着車にはタイヤチェーンを装着することができま
せん。タイヤチェーンを使用するときは、 前後輪とも 185/60R16
8
6 または
185/65R15
8
8 タイヤに交換して、 純正のタイヤチェーンを使用してください。
詳しくはマツダ販売店にご相談ください。
タイヤチェーンはタイヤサイズに合った純正品を準備し、 使用する前に一度装着してみて
手順を理解しておきましょう。
→ 518ページ「タイヤチェーンの取り付け」
タイヤチェーンの取り付け
タイヤチェーンは 4WD 車も前輪に取り付けます。
タイヤチェーンはタイヤサイズに合った純正品を使用してください。タイヤチェーンに付
属の取扱説明書にしたがって正しく取り付けてください。
タイヤチェーンの取り付けは、 交通のさまたげにならず、 安全に作業ができる平らな場所
で行なってください。
路上で行なう場合は、 非常点滅灯、 停止表示板
( 停止表示灯 ) を使用してください。
«™
žc ”
標準タイヤのみタイヤチェーンを装着できます。標準タイヤ以外のタイヤに
タイヤチェーンを装着すると、 タイヤチェーンがボディーなどに干渉し、 傷
をつけることがあります。詳しくはマツダ販売店にご相談ください。
žc ”
純正品以外のタイヤチェーンを使用するとボディーなどに干渉し、 傷をつけ
るおそれがあります。詳しくはマツダ販売店にご相談ください。
Ð
積雪路、 凍結路以外ではタイヤチェーンを装着して走行しないでください。
チェーンの摩耗を早める原因になります。
また、 4WD 車は駆動系部品に悪影響をおよぼし故障につながるおそれがあ
ります。
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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
«™
žc ”
タイヤチェーンを装着したときは、 30km/h 以下で走行してください。
30km/h 以上で走行すると、タイヤチェーンにかかる負担が大きくなるため、
チェーンが切れやすくなります。
ŒÝ
タイヤチェーンについて
●お客様のお車にタイヤチェーンは標準で搭載されていません。必要に応じてマツ
ダ販売店でお求めください。
●ホイールキャップ装着車は、 キャップをはずしてからタイヤチェーンを取り付け
てください。ホイールキャップに傷がつくおそれがあります。
●195/55R1687V タイヤ装着車にタイヤチェーンを使用すると、 ボディーな
どに干渉し傷をつけることがあるため装着できません。タイヤチェーンを使用す
るときは、
前後輪とも 185/60R16 86 または 185/65R15 88 タイヤに交
換して、 純正のタイヤチェーンを使用してください。詳しくはマツダ販売店にご
相談ください。
●アルミホイール装着車にタイヤチェーンを取り付けると、 ホイールに傷がつくお
それがあります。
夏にそなえて
オーバーヒートを防ぐために
冷却水の量が不足していないかこまめに点検してください。
点検要領は別冊のメンテナンスノートに記載しています。
エアコンのチェック
エアコンの冷媒( エアコンガス )が不足していると、 冷房性能が低下します。
夏になる前にマツダ販売店で点検を受けておきましょう。
炎天下に駐車したあとは
炎天下に駐車したあとは室内の温度が大変高くなります。このようなときは、 窓ガラスを
開けて、 室内の熱気を逃がしてからエアコンを作動させてください。
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4. お手入れのしかた
環境保護のために
廃棄物を処理するときは
廃棄物については、 法律上適切な処理が求められています。
●タイヤを燃やすと有毒なガスが発生するので、 自己処理はしないでください。使用済
みタイヤは新品タイヤを購入した販売店に処分を依頼してください。
●バッテリーは鉛や硫酸が使われています。使用済みバッテリーは新品バッテリーを購
入した販売店に処分を依頼してください。
●エンジンオイルやクーラントが地下や川などに流れ出すと、 環境を悪化させます。交
換済みのエンジンオイルは新品エンジンオイルを購入した販売店に処分を依頼してく
ださい。また、 クーラントを交換する場合はマツダ販売店にご相談ください。
●エアコンにはオゾン層を破壊しない代替フロンガスを使用しています。それでも代替
フロンガスには地球を温暖化するはたらきがあります。ガスの大気放出を防止するた
め、 エアコンの点検、 修理はマツダ販売店か専門の修理業者に依頼してください。
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