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257
運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
フォワードセンシングカメラ (FSC) について¬è”Å “7
÷
‹
この車両にはフォワードセンシングカメラ( FSC)が装備されています 。フォワードセン
シングカメラ (FSC) は次のシステムが共用しています。
●アダプティブ ・LED・ ヘッドライト(ALH)
●車線逸脱警報システム(LDWS)
●ドライバー ・ アテンション ・ アラート(DAA)
●スマート ・ ブレーキ ・ サポート(SBS)
フォワードセンシングカメラ
(
FSC)
は
、 夜間走行時に前方の状況を判断したり、 車線表
示を検知したりしています。フォワードセンシングカメラ
(
FSC)
が対象物を認識できる
距離は、
周囲の状況により異なります。
フォワードセンシングカメラ
(FSC) はルームミラー付近に設置されています。
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サスペンションを改造しない
車高や車の傾きが変わると前方車や障害物を正しく検知できないため、 シス
テムが正常に作動しなくなったり、 誤って作動し、 重大な事故につながるお
それがあります。
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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
«™
žc ”
正しい作動のため、 次のことをお守りください。
●フォワードセンシングカメラ (FSC) を取外さないでください。システム
が正常に作動しなくなるおそれがあります。
●フォワードセンシングカメラ (FSC) のカバーを外さないでください。
●インストルメントパネルの上に光を反射するものを置かないでください。
●フォワードセンシングカメラ ( FSC) 付近のフロントガラスにアクセサ
リ 、 ステッカーやフィルムを貼らないでください。フォワードセンシン
グカメラ
(
FSC)
のレンズの前方に妨げとなるものがあると
、 透明なス
テッカーでも誤作動の原因となります。
●フォワードセンシングカメラ ( FSC) 付近のフロントガラスは 、 汚れた
り曇ったりしないように常に綺麗な状態にしてください。曇ったときは、
曇り取りスイッチを押してガラスの曇りを取ってください。
●フロントガラスの手入れをするときは、 ガラスクリーナーなどが、 フォ
ワードセンシングカメラ
(FSC)
のレンズに付着しないようにしてくださ
い。また、
フォワードセンシングカメラ
(FSC)
のレンズには触れないで
ください。
●フォワードセンシングカメラ (FSC) 前方のフロントガラス内側の清掃は
マツダ販売店にご相談ください。
●フォワードセンシングカメラ (FSC) のレンズを汚したり、 傷をつけたり
しないでください。また、 分解などもしないでください。故障、 誤動作
の原因になります。
●フォワードセンシングカメラ (FSC) 本体周辺の修理を行うときは、 マツ
ダ販売店にご相談ください。
●ルームミラー周辺の修理を行うときはマツダ販売店にご相談ください。
●カメラのレンズの手入れは、 マツダ販売店にご相談ください。
●フォワードセンシングカメラ (FSC) 本体やその周辺部に強い衝撃や力を
加えないでください。万一、 衝撃が加わった場合は、 アダプティブ ・LED・
ヘッドライト
(
ALH)、 車線逸脱警報システム
(
LDWS)、 ドライバー ・
アテンション ・ アラート
(DAA)、
およびスマート ・ ブレーキ ・ サポート
(SBS)
の使用を中止しマツダ販売店にご相談ください。
●フォワードセンシングカメラ (FSC) の向きは厳密に調整されていますの
で 、 フォワードセンシングカメラ
(
FSC)
の取り付け位置を変更したり
、
取り外したりしないでください。故障、 誤動作の原因になります。
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259
運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
«™
žc ”
4 輪ともすべて指定されたサイズで、 同一メーカー ・ 同一銘柄 ・ 同一トレッ
ドパターンのタイヤを使用してください。また、 磨耗差の著しいタイヤを混
ぜて使用しないでください。タイヤを混ぜて使用すると、 フォワードセンシ
ングカメラ
(FSC) が正常に作動しなくなるおそれがあります。
žc ”
フォワードセンシングカメラ ( FSC) は 、 ガラスの汚れを検知してお知らせ
する機能を備えていますが、 ビニール袋や氷、 雪などが付着した場合など、
状況によっては検知できない場合があります。このようなときは前方車を正
しく判断できず、 正しい制御ができないおそれがあります。常に前方を注意
して運転してください。
ŒÝ
●次のような場合は、 フォワードセンシングカメラ( FSC)が正確に対象物を検知
できず、 各システムが正常に作動しない場合があります。
•
前方車が車高の低い車両のとき
•
前方車と同程度の速度で走行しているとき
•
夜間、
またはトンネル内でヘッドランプを点灯していないとき
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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
ŒÝ
●次のような場合は、 フォワードセンシングカメラ(FSC)が対象物を検知できな
いことがあります。
•
雨
・ 霧 ・ 雪など天候が悪いとき
•
ウィンドーウォッシャー使用中や降雨時にワイパーを使用していないとき
•
フロントガラスに氷、
曇り、 雪、 霜、 雨滴、 汚れ、 ビニールなどの異物が付着
しているとき
•
荷台の低いトラック、
極端に車高の低い車両や車高の高い車両
•
模様のない壁の横を走行しているとき
( フェンスや縦じま模様の壁を含む )
•
前方車のテールランプ
( 尾灯 / 制動灯など ) が消灯しているとき
•
前方車がヘッドランプの照射範囲外にいるとき
•
急カーブ、
急な上り坂、 急な下り坂を走行しているとき
•
トンネルの出入り口を走行しているとき
•
ル
ーフレールなどを装着してフォワードセンシングカメラ
(
FSC)
を
おおうよ
うな長尺物をのせたとき
•
前方車の排気ガス、
砂や雪、 マンホールやグレーチングなどからの水蒸気など
による煙、 水しぶきが巻きあがっているとき
•
偏摩耗の著しいタイヤを装着して走行しているとき
•
下り坂や凸凹な道路を走行しているとき
•
路面に水たまりがあるとき
•
夜間や夕方、
朝方、 トンネルや屋内の駐車場など周囲が暗いとき
•
ヘッドランプのレンズが汚れて照射が弱いときや光軸がずれているときなど
ヘッドランプの明るさが十分でないとき
•
対象物がフォワードセンシングカメラ
(FSC) の死角にいるとき
•
対象物が横から飛び出したり、
目の前に割り込んだとき
•
自車が車線変更をして対象物に接近したとき
•
対象物との距離が極端に近い状態で走行しているとき
•
タイヤチェーン
・ 応急用スペアタイヤを使用しているとき
•
他の車をけん引しているとき
•
重い荷物の積載などにより車が傾いているとき
•
前方に強い光を受けたとき
( 逆光やヘッドランプ上向き ( ハイビーム ) など )
•
車両前方にたくさんの光を発するものがあるとき
•
前方車にテールランプ
( 尾灯 / 制動灯など ) が装備されていないとき
•
キャリアカーなど、
特殊な形状をした車両
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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ŒÝ
●フォワードセンシングカメラ( FSC)は 、 逆光や霧などで正常に作動できない場
合、 フォワードセンシングカメラ
(
FSC)
に関連するシステムの機能を一時的に
停止し、
次の警告灯を点灯させますが、 故障ではありません。
•
アダプティブ
・LED・ ヘッドライト (ALH) 警告灯
•
車線逸脱警報システム
(LDWS) 警告灯
●フォワードセンシングカメラ(FSC)が 、 ガラスの汚れや曇りを検知した場合、
フォワードセンシングカメラ
(
FSC)
に関連するシステムの機能を一時的に停止
し、次の警告灯を点灯させますが、故障ではありません。
ガラスの汚れを取り除く、
または、 曇り取りスイッチを押してガラスの曇りを取ってください。
•
アダプティブ
・LED・ ヘッドライト (ALH) 警告灯
•
車線逸脱警報システム
(LDWS) 警告灯
レーザーセンサー ( フロント ) について¬è”Å “7
÷
‹
この車両にはレーザーセンサー(フロント ) が装備されています。レーザーセンサー ( フ
ロント ) は次のシステムが共用しています。
●スマート ・ シティ ・ ブレーキ ・ サポート(SCBS)
●AT 誤発進抑制制御
レーザーセンサー
(
フロント )
は、
フロントガラスの上のルームミラー付近に設置されて
います。
レーザーセンサー
(
フロント )
は、
近赤外線レーザー光を照射し、 前方車のリフレクター
(
反射板 ) や前方の障害物からの反射を測定して検知しています。
蔲” ·ï±”
各システムの正しい作動のため、 レーザーセンサー( フロント ) 付近のフロントガラス表
面は、 いつもきれいにしておいてください。
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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
/
žc ”
レーザーは目を損傷するおそれがありますので、 次の事項を必ず
守ってください。
●センサーは絶対に取り外さないでください。
●取り外したセンサーは IEC 6 0825-1 規格におけるレーザー等級 1M
の条件を満たしませんので、 目に対する安全を保証できません。
●センサーから 100 m m 以内の距離で、 拡大鏡 ・ 顕微鏡 ・ 対物レンズな
ど拡大機能がある光学機器を使用して、 センサーをのぞき込まないでく
ださい。
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²”
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レーザーセンサー( フロント )放射線データ
最大平均出力 :45 mW
パルス幅 :33
ns
波長 :905
nm
発散角
( 水平×垂直 ):28°× 12°
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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
レーダーセンサー ( リア ) について¬è”Å “7
÷
‹
この車両にはレーダーセンサー( リア )が装備されています 。レーダーセンサー( リア )
は次のシステムが共用しています。
●ブラインド ・ スポット ・ モニタリング(BSM)
●リア ・ クロス ・ トラフィック ・ アラート(RCTA)
レーダーセンサー
(
リア )
は、
レーダーセンサーから送信される電波が後方からの接近車
両や障害物に反射し、 もどってきた電波を検知することで制御しています。
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レーダーセンサー( リア ) は、 リヤバンパーの内側に
左右 1 つずつ設置されています。
レーダーセンサー
(
リア )
の正しい作動のため、
レー
ダーセンサー
(
リア )
付近のリヤバンパー表面は、
い
つもきれいにしておいてください。またステッカーな
ども貼り付けないでください。
→ 509ページ「外装の手入れ」
«™
žc ”
リヤバンパーに強い衝撃が加わったときは、 システムが正常に作動しなくな
るおそれがあります。ただちにシステムの使用を中止し、 マツダ販売店で点
検を受けてください。
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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
ŒÝ
●レーダーセンサー(リア )の 検知性能には限界があります。次のような場合は検
知性能が低下し、 正常に作動しないことがあります。
•
レーダーセンサー
( リア ) 付近のリヤバンパーが変形したとき
•
リヤバンパーのレーダーセンサー
(
リア )
付近に氷、
雪や泥が付着していると
き
•
雨、
雪、 霧などの悪天候のとき
●次のような対象物は、 レーダーセンサー( リア )が検知しない 、 もしくは検知し
にくいことがあります。
•
小型の二輪車、
自転車、 歩行者、 動物、 ショッピングカート、 道路上および道
路端の静止物体
•
レーダーが反射しにくい形状の車両
(
車高の低い空荷のトレーラー、 スポーツ
カーなど )
●レーダーセンサー( リア )が 接近車両を正しく検知するために、 車両搭載状態で
レーダーセンサー ( リア ) の向きを車両ごとに調整して出荷しています。レーダー
センサー
(
リア )
の
向きが何らかの原因でずれた場合は、 マツダ販売店で点検を
受けてください。
●レーダーセンサー( リア )の修理 、 交換およびレーダーセンサー( リア )付近の
バンパー修理、 塗装、 交換をするときは、 マツダ販売店にご相談ください。
●トレーラーなどをけん引したり、 車両後部に自転車のキャリアなどを装着した場
合は、 システムを停止してください。レーダーの電波がさえぎられるためシステ
ムが正常に作動しない可能性があります。
●レーダーセンサー( リア )は 、 日本国内の電波法の認可を受けています。日本国
外で走行する際には、 その国の認可を受ける必要があります。
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