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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
冠水した道路を走行しない
大雨などで冠水した道路を走行しないでください。冠水した道路を走行すると、 エンスト
をするだけではなく、 電気部品や電子部品のショート、 水を吸い込んでのガソリンエンジ
ン破損など、 車両に重大な損傷を与えるおそれがあります。万一、 水中に浸ってしまった
ときは、 必ずマツダ販売店で次の点検を受けてください。
●ブレーキの効き具合
●エンジンオイル、 HEV トランスアクスルフルードの量および質の変化
●各ベアリンク、 各ジョイント部などの潤滑不良
冠水により、 P ポジション制御システムが損傷すると、 シフトポジションを P にする、
または P から他のシフトポジションにすることができなくなることがあります。P から
他のシフトポジションにすることができないときは、 前輪が固定された状態になります。
そのため、 他の車にロープなどでけん引してもらうことはできません。その場合は、 前輪
を持ち上げるか、 4 輪とも持ち上げた状態で搬送してください。
→ 433ページ「けん引してもらうとき」
水たまり走行後や洗車後はブレーキの効きを確認する
水たまりを走行したあとや洗車後は、 ブレーキパッドがぬれているため、 ブレーキの効き
が悪くなったり、 ぬれていない片方のブレーキだけが効いて、 ハンドルをとられるおそれ
があり危険です。ブレーキの効きが悪いときは、 低速で走りながら、 効きが回復するまで
アクセルペダルを放してブレーキペダルを軽く数回踏んでブレーキを乾かしてください。
横風が強いときは慎重に運転する
横風が強く、 車が横に流されるようなときは、 ハンドルをしっかり握り、 スピードを徐々
に落としてください。トンネルの出口、 橋の上、 山を削った切り通しなどは特に横風が発
生しやすいので注意してください。走行安定性を失い、 思わぬ事故につながるおそれがあ
ります。
ブレーキペダルに足をのせたまま走行しない
ブレーキペダルに足をのせたまま走行しないでください。
●ブレーキの部品が早く摩耗します。
●ブレーキが過熱し、 効きが悪くなるおそれがあります。
ブレーキ操作は右足で
●ブレーキペダルは必ず右足で踏んでください。慣れない左足でのブレーキ操作は、 緊
急時の反応が遅れるなど、 適切な操作ができないおそれがあります。
●アクセルペダルの操作でブレーキペダルに靴が接触することがないように、 運転に適
した靴で運転してください。
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2. 運転するときに
安全なドライブのために
警告灯が点灯 / 点滅したら車を止める
走行中に警告灯が点灯 / 点滅したときは、 ただちに安全な場所に停車し、 適切な処置を行
なってください。警告灯の点灯 / 点滅を無視して運転を続けるとハイブリッドシステムや
ガソリンエンジンなどを損傷したり、 思わぬ事故につながるおそれがあります。
パンクやバースト ( 破裂 ) してもあわてない
走行中タイヤがパンクやバースト( 破裂)したときは、 ハンドルをしっかり持ち、 徐々に
ブレーキをかけスピードを落としてください。
急ブレーキをかけるとハンドルをとられるおそれがあります。
次のようなときはパンクやバースト( 破裂 )が考えられます。
●ハンドルがとられるとき。
●異常な振動があるとき。
●車両が異常に傾いたとき。
スタックした状態から脱出するときは注意する
403ページの「スタックしたとき」をよくお読みください。
床下に衝撃を受けたら下まわりを点検する
安全な場所に停車して、 車の下にブレーキ液や燃料の漏れがないか、 また各部に損傷がな
いか確認してください。
異常があったときは、 マツダ販売店に連絡してください。
そのまま走行すると故障や思わぬ事故につながるおそれがあります。
異常を感じたときはマツダ販売店で点検を受ける
次のようなときは、 車が故障しているおそれがあります。そのまま走行すると、 思わぬ事
故につながるおそれがあります。マツダ販売店で点検を受けてください。
●普段と違う音や臭い、 振動がするとき。
●ハンドル操作に異常を感じるとき。
●ブレーキ液が不足しているとき。
●車の下に油のあとが残っているとき。
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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
運転装置について
ハイブリッド車を運転するとき
162ページの「ハイブリッド車を運転するときに」、 155ページの「HEV トランスア
クスルの特性」、114ページの「ハイブリッド車を始動する前に」をよくお読みください。
タイヤについて
354ページの「タイヤの点検」、 344ページの「タイヤ、 ホイール、 ホイールナットを
交換するときはマツダ販売店に相談する」、 397ページの「タイヤチェーンの取り付け」
をよくお読みください。
けん引してもらうとき
433ページの「けん引してもらうとき」をよくお読みください。
こんなことにも注意
発進時には安全を十分確認する
発進時は周囲の状況に十分注意してください。
●信号待ちなどで停車したときや、 駐車後に発進するときは、 周囲の安全を十分確認し
てから発進してください。
●後退するときに十分な視界を得られないときは、 車から降りて後方の安全を確認して
ください。
●電気モーターでの走行時に、 ハイブリッド車はエンジン音がしないため、 周囲の人が
車両の発進や接近に気付かないことがあります。
通常は車両接近通報装置を作動させておいてください。また、 周囲の騒音などが大きいと
きには、 車両接近通報装置が作動していても、 周囲の人が車両の発進や接近に気付かない
ことがあります。周囲の安全を十分確認して発進 / 走行してください。→ 180ページ「車
両接近通報装置」
運転中は携帯電話を使用しない
運転しながらハンズフリー以外の自動車電話や携帯電話を使用しないでください。思わぬ
事故につながるおそれがあります。
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2. 運転するときに
安全なドライブのために
路面などと車両との干渉に注意する
次のようなとき、 バンパーやマフラーなど車体の下部を損傷するおそれがありますので、
十分注意してください。
●車止めのある場所への駐車
●路肩に沿っての駐車
●路肩など段差のある場所への乗り降り
●駐車場など急な坂道への出入り
●凸凹やわだちのある道路の走行
違法改造はしない
344ページの「違法改造はしない」をよくお読みください。
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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
タイヤ、 ホイール、 ホイールナットを交換するときはマツダ販売店に相
談する
344ページの「タイヤ、 ホイール、 ホイールナットを交換するときはマツダ販売店に相
談する」、 354ページの「タイヤの点検」をよくお読みください。
タイヤバルブキャップは純正品を使用する
354ページの「タイヤの点検」をよくお読みください。
ディスチャージヘッドランプバルブを交換するときはマツダ販売店に相
談する
173ページの「ディスチャージヘッドランプについて¬è”Å “7
÷
‹ 」をよくお読
みください。
部品の取り付け、 交換はご購入のマツダ販売店に相談する
344ページの「部品の取り付け、 交換はご購入のマツダ販売店に相談する」をよくお読
みください。
ナンバープレートは正しい位置に取り付ける
344ページの「ナンバープレートは正しい位置に取り付ける」をよくお読みください。
アクセサリーを取り付けない
フロントガラスや窓ガラス、 また、 その周辺にアクセサリーを取り付けると、 運転のさま
たげになり、 思わぬ事故につながるおそれがあります。また、 アクセサリーの吸盤が凸レ
ンズの働きをして、 火災につながるおそれがあります。
エンジンルーム内の高電圧部位、 ファンやベルトに気をつける
22ページの「ハイブリッドシステムの注意」、 345ページの「修理、 車検、 点検整
備について」、 428ページの「オーバーヒートについて」をよくお読みください。
エンジンルーム内に物を置き忘れない
345ページの「修理、 車検、 点検整備について」をよくお読みください。
ラジエーターが熱いときはキャップをはずさない
428ページの「オーバーヒートについて」をよくお読みください。
12V バッテリーの取り扱いに気をつける
356ページの「12V バッテリーについて」、 420ページの「12V バッテリーあがり
について」をよくお読みください。
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2. 運転するときに
安全なドライブのために
航空機内ではキーを操作しない
31ページの「キー」をよくお読みください。
一酸化炭素中毒に気をつける
自動車から出る排気ガスには、 一酸化炭素が含まれています。一酸化炭素は、 無色 / 無臭
の有毒な気体です。体内に入ると、 一酸化炭素中毒を起こします。一酸化炭素中毒の初期
症状は、 目まい / 吐き気 / 頭痛などの体調不良ですが、 症状が進むと意識不明になって動
けなくなります。また、 症状によっては死に至ることがあります。万一、 排気管などに腐
食や損傷があったり、 排気音に異常を感じたときは、 マツダ販売店で点検を受けてくださ
い。また、 車内で排気ガスの臭いがしたときは、 すべての窓を全開にするか、 空調を手動
で外気導入にして新鮮な外気を取り入れてください。そのまま走行すると、 排気ガスが車
内に侵入し、 一酸化炭素中毒になるおそれがあり危険です。
ライターやメガネを車内に放置しない
炎天下に駐車するときは、 車内にメガネやライターを放置しないでください。車内が高温
になるため、 ライターが爆発したり、 プラスチックレンズ ・ プラスチック素材のメガネが
変形 ・ ひび割れを起こすことがあります。
駐停車するとき
駐停車するときはパーキングブレーキをしっかりとかけ、 シフトポジショ
ンを P にする
駐停車するときは、 ブレーキペダルを踏んだまま、 パーキングブレーキをしっかりとかけ、
シフトポジションを P にしてください。シフトポジションが P 以外の場合、 車が動き出
したり、 誤ってアクセルペダルを踏んだときに急発進したりするおそれがあります。
燃えやすい物のそばに車を止めない
車を止める時には、 次の点を守ってください。
●そばに枯れ草など、 燃えやすいものがない場所に止めてください。走行したあとは排
気管が高温になっているため、 火災につながるおそれがあります。
●壁やべニヤ板などが後方にある場合は、 間隔を十分とってから停車してください。排
気ガスにより変色、 変形したり、 そのまま放置しておくと火災につながるおそれがあ
ります。
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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
仮眠するときはハイブリッドシステムを停止させる
仮眠するときは、 必ず電源ポジションを OFF にしてください。READY インジケーター
が点灯したままで仮眠すると、 無意識にセレクタレバーを動かしたり、 アクセルペダルを
踏み込むことで車が発進したり、 ガソリンエンジンや排気管、 ハイブリッドシステムの異
常過熱による火災など思わぬ事故につながるおそれがあります。また、排気管に損傷があっ
たときや、 換気の悪い場所では、 知らない間に排気ガスが車内に侵入し、 一酸化炭素中毒
になるおそれがあり危険です。
長時間停車するときは空調を外気導入にする
ハイブリッドシステムを作動させたまま長時間停車するときは、 空調を手動で外気導入に
してください。空調を内気循環にすると、 車内の圧力が下がり、 車外の空気が車内に入り
やすくなります。ハイブリッド車はハイブリッドシステム作動中に自動的にガソリンエン
ジンが始動 / 停止します。このためガソリンエンジン回転中に排出される排気ガスが車内
に入り、 一酸化炭素中毒になるおそれがあり危険です。
換気の悪い場所でハイブリッドシステムを作動させたままにしない
換気の悪い場所では、 ハイブリッドシステムを作動させたままにしないでください。ハイ
ブリッド車はハイブリッドシステム作動中に自動的にガソリンエンジンが始動 / 停止しま
す。ガレージの中や積雪した場所、 その他周囲が囲まれた換気の悪い場所では、 ガソリン
エンジン回転中に排出される排気ガスが行き場を失い車内へ入りやすくなるため、 一酸化
炭素中毒になるおそれがあり危険です。
坂道駐車はパーキングブレーキをしっかりかける
坂道での駐車は、 パーキングブレーキをしっかりかけ、 シフトポジションを P にしてく
ださい。
急な坂道ではさらに輪止めをしてください。輪止めをしないと車が動き出し、 思わぬ事故
につながるおそれがあります。
車の移動はハイブリッドシステムを作動させる
車を少し移動させるときでも、 必ずハイブリッドシステムを作動させてください。下り坂
などで傾斜を利用して移動させると、 ハンドルがロックされたり、 ブレーキの効きが悪い
ため思わぬ事故につながるおそれがあります。
ハンドルをいっぱいにまわした状態を長く続けない
ハンドルをいっぱいにまわした状態を長く続けると、 パワーステアリング装置を損傷する
おそれがあります。
車から離れるときは必ずパーキングブレーキをかけ、 シフトポジション
を P にし、 施錠する
車から離れるときは、 ハイブリッドシステムを停止するとともに必ずシフトポジションを
P にし、 パーキングブレーキをかけ、 ドアを施錠してください。また、 盗難にあわないた
めに、 車内には貴重品を置かないでください。
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2. 運転するときに
安全なドライブのために
お子さまを乗せるとき
車から離れるときはお子さまも一緒につれていく
車から離れるときはお子さまだけを車内に残さないでください。
●お子さまのいたずらにより、 装置の作動、 車の発進、 火災など思わぬ事故につながる
おそれがあります。
●炎天下の車内はたいへん高温になり、 お子さまが脱水症状を起こすおそれがあります。
症状がひどくなると脳に障害が残ったり、 最悪の場合死に至るなどお子さまの命にか
かわる重大な傷害につながるおそれがあり危険です。
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