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運転する前に
ルーフに雪が積もっているときは
走行中、ガラスに雪が落ちると視界のさまた
げとなり危険です。
走行前に取り除いてください。
ガラスに雪や霜がついている
ときは
視界を確保するため取り除いてください。
プラスチックの板などを使用して取り除く
ことができます。プラスチックの板などを
使用する時はガラスに傷をつけないように
注意して取り除いてください。
足まわりなどに雪や氷が付着
しているときは
部品に傷をつけないように注意して取り除
いてください。
ドアなどが凍結しているときは
lドアが凍結しているときは、お湯をかけて
氷を溶かしてから開けてください。
無理に開けようとすると、ドアまわりのゴ
ムがはがれたり、周辺部を損傷するおそれ
があります。
lドアのキー穴部にはお湯をかけないでく
ださい。凍結してキーが差しこめなくな
るおそれがあります。
lお湯をかけたあとは、すぐに水分をふき
取ってください。
lワイパー、パワーウインドー、電動ドアミ
ラーなどが凍結して動かない場合もお湯
をかけて氷を溶かしてから操作してくだ
さい。
無理に動かそうとすると故障の原因にな
ります。
車に乗るときは
靴についた雪をよく落としてから乗車して
ください。
ペダル類を操作するときにすべったり、室内
の湿気が多くなるため窓ガラスが曇ったり
することがあります。
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走行するときは
すべりやすい路面を走行する
ときは
l早めに冬用タイヤまたはタイヤチェーン
を装着してください。
→235ページ「タイヤチェーンの取り付
け」
l急発進、急ハンドルや急ブレーキを避け、
ひかえめな速度で運転してください。
l日陰や橋の上、水たまりなど、凍結しやす
い場所にさしかかる前では速度を落とし、
注意して走行してください。
ハンドルの切れ具合に注意
走行中、フェンダーの裏側に雪が付着して氷
になり、ハンドルの切れが悪くなることがあ
ります。
ときどき車を止めて点検し、氷塊が大きくな
る前に取り除いてください。
ブレーキの効き具合を確認
ブレーキ装置に雪や氷が付着すると、ブレー
の効きが悪くなるおそれがあります。
効きが悪いときは、低速で走りながらアク
セルペダルを放してブレーキペダルを軽
く数回踏んで、効きが回復するまでブレー
キを乾かしてください。
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Form No.JH
積雪、寒冷時の取り扱い
6.車との上手なつきあいかた
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駐車するときは
l寒冷時はパーキングブレーキをかけると
凍結して解除できなくなるおそれがあり
ます。パーキングブレーキはかけず、マ
ニュアル車はチェンジレバーを1またはR
に、オートマチック車はセレクトレバーを
Pにいれてタイヤに輪止めをしてくださ
い。
また、4WD車は4WDセレクトレバーを
2H、4H、4Lのいずれかにいれてくださ
い。
→121ページ「4WDセレクトレバー」
¢4WDセレクトレバーをNにしたま
ま駐車しないでください。
Nにするとチェンジレバーを1またはRにし
ても歯止めの役目をしないため、思わぬ事
故につながるおそれがあります。
l車両前側を風下に向けて駐車してくださ
い。風上に向けるとエンジンが冷えすぎ
て始動しにくくなることがあります。
lワイパーアームは立てて駐車してくださ
い。寒冷時はワイパーゴムがフロントガ
ラスに凍りつくことがあります。
タイヤチェーンの取り付け
タイヤチェーンは4WD車も後輪に取り付け
ます。
タイヤチェーンはタイヤサイズに合った純
正品を使用してください。タイヤチェーン
に付属の取扱説明書にしたがって正しく取
り付けてください。
タイヤチェーンの取り付けは、交通のさまた
げにならず、安全に作業ができる平らな場所
で行なってください。
路上で行なう場合は、非常点滅灯、停止表示
板(停止表示灯)を使用してください。
l純正品以外のタイヤチェーンを使用す
るとボディーなどに干渉し、傷をつける
おそれがあります。くわしくは、マツダ
販売店にご相談ください。
l積雪路、凍結路以外ではタイヤチェーン
を装着して走行しないでください。
チェーンの摩耗を早める原因になりま
す。また、4WD車は駆動系部品に悪影
響をおよぼし故障につながるおそれが
あります。
lタイヤチェーンを装着したときは、
30km/h以下で走行してください。
30km/h以上で走行すると、タイヤ
チェーンにかかる負担が大きくなるた
め、チェーンが切れやすくなります。
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Form No.JH
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お客様のお車にタイヤチェーンは標準で
搭載されていません。必要に応じてマツ
ダ販売店でお求めください。
寒冷地用ワイパーブレー
ドについて
降雪期にフロントガラスに雪が付着するの
を防ぐために、寒冷地用ワイパーブレードを
お使いください。
寒冷地用ワイパーブレードは通常のワイ
パーブレードの金属部分をゴムでおおって
あります。
必要に応じてマツダ販売店でお求めくだ
さい。
高速走行時は、通常のワイパーブレードよ
りふき取りにくくなりますので、ワイパー
使用時は速度を落として走行してくださ
い。
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Form No.JH
積雪、寒冷時の取り扱い
6.車との上手なつきあいかた
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夏期の取り扱い
エアコンのチェック
エアコンの冷媒(エアコンガス)が不足して
いると、冷房性能が低下します。
夏になる前にマツダ販売店で点検を受け
ておきましょう。
エアコンガスはHFC134a (R134a)を使用
しています。補充、交換の際には必ず
HFC134aを入れてください。エアコンガ
スは地球温暖化に悪影響をおよぼすため
大気放出はしないでください。点検、補
充、交換、廃棄についてはマツダ販売店に
ご相談ください。
炎天下に駐車したあとは
炎天下に駐車したあとは室内の温度が大変
高くなります。このようなときは、窓ガラス
を開けて、室内の熱気を逃がしてからエアコ
ンを作動させてください。
オーバーヒートを防ぐために
冷却水の量が不足していないかこまめに点
検してください。
点検要領は別冊のメンテナンスノートに
記載しています。
雨の日の運転
ガラスが曇るときは
湿度の高い日はガラスが曇りやすくなりま
す。このようなとき、エアコンを使用して曇
りを取ることができます。エアコンを作動
させると吹き出し風が除湿されるため、より
効果的に曇りを取ることができます。
→130ページ「エアコンを上手に使用してい
ただくために」
リヤウインドーデフォッガー装備車はリヤ
ガラスの曇りを取るときは、リヤウインドー
デフォッガースイッチを押してください。
→107ページ「リヤウインドーデフォッガー
(曇り取り)スイッチ」
フロントガラスの油膜をとる
ときは
雨の夜は、フロントガラスに油膜があると、
対向車のライトなどが乱反射して、見えにく
くなることがあります。
ガラスクリーナーを使ってフロントガラス
の表面をきれいにしてください。
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こんなときは
6.車との上手なつきあいかた
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経済的な運転
地球環境にやさしい、経済的な運転を心がけてください。
以下に示す数値は、対象車種2.0リットル乗用車(AT)の燃費=11.7km/l (10·15モード)が計算
ベースです。(社団法人日本自動車工業会調べ)
アイドリングストップ
コンビニでの買い物、人待ちや荷降ろしな
ど、ちょっとした駐車のときにもエンジンを
止めましょう。5分間アイドリングをやめる
と、約65mlの燃料を節約できます。
不要な荷物は積まない
荷物が多いほど、燃料を多く消費します。不
要な荷物は降ろして走行しましょう。10kg
の荷物を降ろして50km走ると、約15mlの燃
料を節約できます。
空ぶかしをしない
空ぶかしは環境にも車にもよくありませ
ん。空ぶかしを10回やめると、約60mlの燃
料を節約できます。
エアコンの使用は控えめに
エアコンの使用を控えると、燃料の節約にな
ります。エアコンを5分間停止すると、約
55mlの燃料を節約できます。
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環境保護のために
6.車との上手なつきあいかた
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タイヤの空気圧を適正に
こまめに点検し、適正な空気圧に調整しま
しょう。適正値で50km走ると、50kPa減の
ときに比べて、約150mlの燃料を節約できま
す。
ゆとりある走行を
急発進、急加速、急ブレーキは避けましょ
う。急発進を10回やめると約170ml、急加速
を10回やめると約110mlの燃料を節約でき
ます。
経済的速度
一般道路で40km/h、高速道路で80km/h程度
の等速走行が経済的です。
アクセルペダルの上手な踏みかた
加速終了時(オートマチック車)
アクセルペダルを少し大きめにもどしてみ
ましょう。適切に無駄なく自動変速される
ため、燃費がよくなります。
下り坂に入るとき、減速を始めるとき
早めにアクセルペダルをもどし、エンジンブ
レーキを使いましょう。アクセルペダルを
もどすと燃料噴射が停止されるので、燃費が
よくなります。
等速走行時
アクセルペダルの踏み加減を一定に保ちま
しょう。
アクセルペダルの踏み込み、踏みもどしは少
ないほど燃料噴射が少なくなるため、燃費が
よくなります。
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10·15モード燃費について
「10·15モード」とは
車両カタログに記載されている「10·15モード」燃費は、一定の条件に従って測定された燃費で
す。
このモードは都市内走行状態を再現したもので、図1のようにシャシーダイナモメーター上で実
際の道路上の走行状態を再現し、エンジン暖機後、図2のようなパターンを走行するものです。
「10·15モード」は、都市内走行状態を再現したものですが、あくまでも代表的な走行パターンで
す。そのため、実際の走行とは異なる場合が多く、
例えば
l走行速度の平均が「10·15モード」より低い
l停車比率(運転中に車が止まっている割合)が高い
l急な加速を行った
など条件の違いにより燃費が悪くなります。
参考資料
l(社)日本自動車工業会:「あしたへECO-MOTION」
l(社)日本自動車連盟:「ECO MANUAL車に関する環境エコ基礎知識集」
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環境保護のために
6.車との上手なつきあいかた