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走行するときは
l走行中はセレクトレバーをNにいれない
でください。トランスミッションの故障
につながります。また、エンジンブレーキ
が全く効かないため思わぬ事故につなが
るおそれがあります。
l高速走行中、またはぬれた路面や積雪路、
凍結路を走行しているときは、急激なエン
ジンブレーキの使用(シフトダウン)は避
けてください。タイヤがスリップし、思わ
ぬ事故につながるおそれがあります。
停車するときは
l停車中、むやみにアクセルペダルを踏まな
いでください。セレクトレバーがP、N以
外にはいっているとき、誤ってアクセルペ
ダルを踏むと急発進するため思わぬ事故
につながるおそれがあります。
l停車後、再発進するときはセレクトレバー
の位置に思い違いがないよう確認してく
ださい。意に反して車が動き出すと、思わ
ぬ事故につながるおそれがあります。
lアクセルペダルとブレーキペダルを同時
に踏んだり、上り坂でセレクトレバーを前
進位置にいれ、アクセルをふかしながら停
車しないでください。トランスミッショ
ンが過熱し、故障につながるおそれがあり
ます。
後退するときは
l後退時は身体を後ろにひねった姿勢にな
ります。ブレーキペダルを確実に踏める
よう注意してください。
l少し後退したときなどはセレクトレバー
をRにいれたことを忘れてしまうことが
あります。後退したあとは、すぐにセレク
トレバーをNにもどし、発進時にはセレク
トレバーの位置を確認してください。
駐車するときは
l駐車するときは、セレクトレバーをPにい
れ、パーキングブレーキをかけてくださ
い。パーキングブレーキをかけただけや、
セレクトレバーをPにいれただけで駐車
していると、車が勝手に動き出し思わぬ事
故につながるおそれがあります。
lエンジンをかけたまま駐車しないでくだ
さい。万一セレクトレバーがP以外には
いっていた場合、クリープ現象で車が勝手
に動き出したり、乗り込むときに誤ってア
クセルペダルを踏み、急発進するなど、思
わぬ事故につながるおそれがあります。
lセレクトレバーをPにいれるときは、車を
完全に止めてから行なってください。車
が完全に止まる前にセレクトレバーをP
にいれると、トランスミッションに無理な
力がかかり故障につながるおそれがあり
ます。
そのほかに気をつけること
坂道などで、セレクトレバーを前進位置に入
れたまま後退したり、後退位置に入れたまま
前進することは行わないで下さい。エンジ
ンが停止してブレーの効きが悪くなった
り、ハンドルが重くなったりして思わぬ事故
につながるおそれがあります。
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Form No.JH
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4WD車の特性
4WDは、積雪路、砂地、ぬかるみ、急な坂など
すべりやすい路面ですぐれた走行性を発揮
します。
→119ページ「4WD」
オフロード走行やラリー走行を目的に作ら
れた万能車ではありません。凸凹や岩を乗
り越えたり、川を渡ったりしないでくださ
い。
lアクセル、クラッチ、ハンドル、ブレーキな
どの急な操作は、駆動系部品の損傷やス
タック(立ち往生)につながるおそれがあ
ります。4WD車であっても、一般の車と
同じく慎重に操作し、安全運転に心がけて
ください。
l4輪駆動での急旋回はしないでくださ
い。前後輪の回転差のためにおきる4WD
特有のブレーキング現象が発生し、思わぬ
事故につながるおそれがあります。
l60km/h以上の高速走行および乾燥した舗
装道路では、後輪駆動(2WD)で走行して
ください。4輪駆動(4WD)で走行すると、
駆動系部品に悪影響をあたえ、駆動系のオ
イル漏れや焼きつきなどにより、思わぬ事
故につながるおそれがあります。
l4WD車には、駆動状態を検出する機能が
あり、4WD表示灯で駆動状態を確認する
ことができます。4輪駆動から後輪駆動
に切り替え操作をしても、4WD表示灯が
消灯しないときは、周囲の安全を確認後、
直進状態で加減速またはシフトチェンジ
をして後輪駆動に切り替えて下さい。そ
れでも切り替わらないときは周囲の安全
を確認後、後退をして後輪駆動に切り替え
てください。積載状態やタイヤの摩耗状
態によっては、切り替わりにくい場合があ
ります。
l前輪駆動装置の潤滑のため、月に1度は4
輪駆動で走行してください。
タイヤについて
タイヤの状態が車の性能に大きく影響しま
す。また、駆動系部品に悪影響をあたえない
ために、次の点を守ってください。
lタイヤを交換するときは前後輪を同時に
交換してください。
l前後輪ともすべて指定されたサイズで、同
一メーカー·同一銘柄·同一トレッドパター
ンのタイヤを使用してください。
特に、スタッドレスタイヤなどの冬用タイ
ヤを装着するときは、スタッドレスタイヤ
とノーマルタイヤを混ぜて使用しないで
ください。
また、磨耗差の著しいタイヤを混ぜて使用
しないでください。
lタイヤを混ぜて使用すると、駆動系部品
(ディファレンシャルギヤ等)に無理な力
がかかり、オイルの温度が上昇するなどし
て、オイル漏れや焼きつきなどにより、最
悪の場合車両火災につながるおそれがあ
ります。
lタイヤの偏摩耗を防ぐため、定期的にタイ
ヤローテーションを行なってください。
→231ページ「タイヤの位置交換(タイヤ
ローテーション)」
lタイヤの空気圧は定期的に点検し、タイヤ
間で空気圧の差が著しくならないように
規定値に調節してください。
適正空気圧は運転席ドアを開けたボ
ディー側に貼付されているラベルで確認
してください。
l前後輪とも必ず指定されたサイズの純正
ホイールを装着してください。
lタイヤチェーンは後輪に取り付けてくだ
さい。
lタイヤチェーンを装着したときは、30
km/h以上で走行しないでください。
l積雪路、凍結路以外では、タイヤチェーン
を装着して走行しないでください。
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4WD車を運転するとき
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けん引してもらうときは
4WD車をけん引してもらうときは、まずマツ
ダ販売店へご相談の上、次の点に注意してく
ださい。
l駆動装置が故障したと思われるときは、前
後輪を持ち上げてけん引してください。
l前輪または後輪を持ち上げてけん引して
もらうときは、後輪駆動にし、一度電源ポ
ジションをACCまたはOFFにしてくださ
い。
l後輪を持ち上げてけん引してもらうとき
はハンドルを直進の状態にして固定して
ください。
→213ページ「けん引してもらうとき」
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Form No.JH
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燃えやすい物のそばに車
を止めない
車を止める時には、次の点を守ってくださ
い。
l走行したあとは排気管が高温になってい
るため、枯れ草など、燃えやすいものがそ
ばにあると火災につながるおそれがあり
ます。
l壁やべニヤ板などが後方にある場合は、間
隔を十分とってから停車してください。
排気ガスにより変色、変形したり、そのま
ま放置しておくと火災につながるおそれ
があります。
ハンドルをいっぱいにまわ
した状態を長く続けない
ハンドルをいっぱいにまわした状態を長く
続けると、パワーステアリング装置を損傷す
るおそれがあります。
仮眠するときはエンジン
を止める
エンジンをかけたままで仮眠しないでくだ
さい。無意識にチェンジレバー/セレクトレ
バーを動かしたり、アクセルペダルを踏み込
み車が発進したり、エンジンや排気管の異常
過熱による火災など思わぬ事故につながる
おそれがあります。
また、排気管が損傷していたり、換気の悪い
場所では、知らない間に排気ガスが車内に侵
入し、一酸化炭素中毒になるおそれがあり危
険です。
→33ページ「一酸化炭素中毒に気をつける」
長時間停車するときは空
調を外気導入にする
エンジンをかけたまま長時間停車するとき
は、空調を手動で外気導入にしてください。
空調を内気循環にすると、車内の圧力が下が
り排気ガスが入り易くなるため、一酸化炭素
中毒になるおそれがあり危険です。
→33ページ「一酸化炭素中毒に気をつける」
→130ページ「エアコンを上手に使用してい
ただくために」
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駐停車するとき
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換気の悪い場所でエンジ
ンをかけたままにしない
換気の悪い場所ではエンジンをかけたまま
にしないでください。ガレージの中や積雪
した場所、その他周囲が囲まれた換気の悪い
場所では、排気ガスが行き場を失い車内へは
いりやすくなるため、一酸化炭素中毒になる
おそれがあり危険です。
→33ページ「一酸化炭素中毒に気をつける」
坂道駐車はパーキングブ
レーキをしっかりかける
坂道での駐車は、パーキングブレーキをしっ
かりかけ、マニュアル車はチェンジレバーを
1またはRに、オートマチック車はセレクトレ
バーをPにいれてください。
また、4WD車は4WDセレクトレバーを2H、
4H、4Lのいずれかにいれてください。
→121ページ「4WDセレクトレバー」
4WDセレクトレバーをNにしたまま駐車し
ないでください。Nにするとチェンジレバー
を1またはRにしても歯止めの役目をしない
ため、思わぬ事故につながるおそれがありま
す。
急な坂道ではさらに輪止めをしてくださ
い。輪止めをしないと車が動き出し、思わぬ
事故につながるおそれがあります。
車の移動はエンジンをか
ける
車を少し移動させるときでも、必ずエンジン
をかけてください。下り坂などで傾斜を利
用して移動させると、ハンドルがロックされ
たり、ブレーの効きが悪いため思わぬ事故
につながるおそれがあります。
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車から離れるときは必ず
パーキングブレーキをか
け、施錠する
車から離れるときは、必ずパーキングブレー
キをかけエンジンを止め、ドアを施錠してく
ださい。また、盗難にあわないために、車内
には貴重品を置かないでください。
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Form No.JH
駐停車するとき
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違法改造はしない
車の性能や機能に適さない部品を装着した
り、自分でエンジン調整や配線などをしない
でください。故障や、思わぬ事故につながる
おそれがあります。また、国土交通省に届け
出た部品以外を装着すると違法改造になる
ことがあります。部品の装着をするときは、
マツダ販売店にご相談ください。
タイヤ、ホイール、ホイール
ナットを交換するときはマ
ツダ販売店に相談する
lホイール、ホイールナットは純正品以外を
装着しないでください。純正品以外のも
のを装着すると車の性能が十分に発揮で
きないばかりでなく、走行中にナットがゆ
るみホイールがはずれるなど、思わぬ事故
につながるおそれがあります。また、駆動
系部品に悪影響をおよぼしたり、違法改造
になることがあります。
lタイヤの状態が車の性能に大きく影響し
ます。また、駆動系部品に悪影響をあたえ
ないために、次の点を守ってください。
l前後輪とも指定されたサイズ、同一種
類のものを使用してください。特にス
ノータイヤなどの冬用タイヤを装着す
るときは注意してください。
lタイヤサイズは、運転席ドアを開けた
ボディー側に貼付されているラベルで
確認してください。
くわしくはマツダ販売店にご相談くだ
さい。
l摩耗差の著しいタイヤを混ぜて使用し
ないでください。
lタイヤはゴム製品のため、長期間使用する
と徐々に劣化していきます。安全な走行
状態を確保するために、使用開始後5~
7年を目安にマツダ販売店で点検を受け
てください。
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こんなことにも注意
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タイヤバルブキャップは
純正品を使用する
タイヤバルブキャップは純正品以外を使用
しないでください。純正品以外を使用する
とバルブの損傷により、適正空気圧にならな
いおそれがあります。そのまま走行すると
空気圧が低下し、思わぬ事故につながるおそ
れがあります。
部品の取り付け、交換は
マツダ販売店に相談する
電話、無線、オーディオなど電気部品や電子
部品を取り付けるときは、電子機器類に悪影
響がでるおそれがありますので、マツダ販売
店にご相談ください。
また、不適当な部品を取り付けたり、取り付
け方法を誤ると、ブレーキ(ABS)、エアバッグ
の誤作動、エンジン不調、車両火災など思わ
ぬ事故につながるおそれがあります。
SRSエアバッグシステム
の注意
61ページの「SRSエアバッグシステム」を
よくお読みください。
お車に乗る前に
SRSエアバッグシステムはシートベルトの
働きに加えて乗員を保護する装置であり、
シートベルトに代わるものではありませ
ん。シートベルトは必ず着用してくださ
い。
用品の交換、取り付けなどにつ
いて
lハンドルを交換しないでください。また、
パッド部にステッカーなどを貼り付けた
りしないでください。万一の場合エア
バッグが正常に作動しなくなり、重大な傷
害につながるおそれがあります。
lインストルメントパネル上部にステッ
カーを貼り付けたり、芳香剤、アクセサ
リー用品、手荷物などの物を置いたりしな
いでください。また、ルームミラーにワイ
ドミラーを取り付けたりしないでくださ
い。エアバッグが正常に作動しなくなっ
たり、エアバッグが膨らむときにこれらの
物が飛散し、重大な傷害につながるおそれ
があります。
メンテナンスについて
次のような作業が必要なときは、必ずマツダ
販売店にご相談ください。これらの作業を
行なうとエアバッグが正常に作動しなく
なったり、誤って作動し、重大な傷害につな
がるおそれがあります。
lSRSエアバッグの取りはずし、取り付け、
分解、修理
lインストルメントパネルまたは周辺部品
の取りはずし、取り付け、分解、修理
l車両前部の修理
lオーディオなど用品の取りはずし、取り付
け
ナンバープレートは正し
い位置に取り付ける
ナンバープレートを勝手に取りはずしたり、
位置を変えないでください。
ナンバープレートは正しい位置に確実に取
り付けることが義務付けられています。
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Form No.JH
こんなことにも注意