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タイヤが地面から少し離れるまで車を
ジャッキアップします。
→187ページ「ジャッキアップすると
き」
ナットをはずし、タイヤを取りはずしま
す。
ボルトとホイール裏側の接触面に付着し
ている汚れを布などでふき取ります。
¢ボルトやホイール裏側の接触面が
汚れていないことを確認してくだ
さい。
ボルトやホイール裏側の接触面がホコリな
どで汚れていると、走行中にナットがゆる
みタイヤがはずれ、思わぬ事故につながる
おそれがあります。
タイヤの取り付け
タイヤをスペアタイヤに取り替えます。
後輪がダブルタイヤのときは、エアバルブ
の位置が重ならないように取り付けてく
ださい。
タイヤを取り付けてから、ナットのテー
パー部がホイールのシート部に軽くあた
る程度まで、ナットを右にまわして仮締
めします。
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2012年4月25日09:30 AM
Form No.JH
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ナットやボルトにオイルやグリースをぬら
ないでください。ナットがゆるんでタイヤ
がはずれ、思わぬ事故につながるおそれが
あります。また、必要以上に締め付けられ
て、ナットやボルトが破損するおそれがあ
ります。
ジャッキを縮めて、車をおろします。
→189ページ「ジャッキをおろすとき」
ホイールレンチで図の番号順にナットを
2~3回分けて締め付けます。
ナットの締め付けトルク:
タイヤの種類N・m (kgf・m)
シングルタイヤ89~117 (9~12)
ダブルタイヤ147~167 (15~17)
ホイールレンチを足で踏んでナットを必要
以上に締め付けないでください。ボルトが
破損するおそれがあります。
センターキャップ装着車はセンター
キャップを取り付けます。
タイヤを交換した後は
交換したタイヤは、スペアタイヤの格納
場所に格納します。
→191ページ「格納するとき」
輪止めをはずし、工具、ジャッキを格納し
ます。
→183ページ「工具、ジャッキ」
lタイヤを交換してから約1,000km走行
した後に、ナットにゆるみが無いこと
を確認してください。
lタイヤの交換後はホイールバランスが
狂うことがあります。走行中に車体の
振動などの異常を感じたら、マツダ販
売店で点検を受けてください。
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Form No.JH
パンクしたとき
5.万一のときは
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オーバーヒートについて
次のようなときは、オーバーヒートです。
l水温計の針がH付近を示し、エンジンの出
力が急に低下したとき。
lエンジンルームから蒸気が出ていると
き。
lエンジンルームから蒸気が出ていると
きは、エンジンカバーを開けないでくだ
さい。
エンジンルーム内が熱いとき、エンジン
カバーを開けると、蒸気や熱湯が噴き出
してやけどなど、重大な傷害につながる
おそれがあります。また、蒸気が出てな
い場合でも高温になっている部分があ
ります。エンジンカバーを開けるとき
は十分に注意してください。
lエンジンが十分に冷えるま
ではラジエーターとリザーバータンク
のキャップを開けないでください。エ
ンジンが熱いときにキャップをはずす
と、蒸気や熱湯が噴き出してやけどな
ど、重大な傷害につながるおそれがあり
ます。
lエンジンルーム内を点検するとき
は、ファンやベルトなどの回転部に触れ
ないようにしてください。手や指など
が巻き込まれるなど、重大な傷害につな
がるおそれがあります。
処置方法
安全な場所に車を止めます。
エンジンカバーを開けます。
→83ページ「エンジンカバー」
サービスホールカバーを開けます。
→84ページ「サービスホールカバー」
エンジンルームから蒸気が出ていないか
どうかを確認します。
エンジンルームから蒸気が出ていないと
きは
エンジンをかけたまま、窓ガラスを開け
て風通しをよくし、エンジンカバーを開
け、エンジンを冷やします。
エンジンルームから蒸気が出ているとき
は
エンジンを止めてください。窓ガラスを
開けて風通しをよくし、蒸気が出なくな
るまで待ち、風通しをよくするためにエ
ンジンカバーを開け、エンジンを始動し
てください。
冷却ファンが作動していることを確認
し、水温計の針が下がってきたらエンジ
ンを止めます。
冷却ファンが作動していないときは、エン
ジン温度がさらに上昇します。ただちにエ
ンジンを止め、マツダ販売店にご連絡くだ
さい。
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Form No.JH
オーバーヒートしたとき
5.万一のときは
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Black plate (196,1)
エンジンが十分に冷えてから、冷却水の
量を点検します。量が不足しているとき
は
ラジエーターリザーバータン
クの順に冷却水を補充してください。
補充後はキャップを確実に取り付けてく
ださい。
エンジンが十分に冷えるまで
はラジエーターとリザーバータンクの
キャップを開けないでください。エンジン
が熱いときにキャップをはずすと、蒸気や
熱湯が噴き出してやけどなど、重大な傷害
につながるおそれがあります。
l冷却水がない場合は、一時的に水を補
充してください。
一時的に水だけを補充したときは、冷
却水の濃度をもとにもどしてくださ
い。
l冷却水を補充しても少なくなるとき
は、冷却水のもれが考えられます。早
めにマツダ販売店で点検を受けてくだ
さい。
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Form No.JH
オーバーヒートしたとき
5.万一のときは
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Black plate (197,1)
バッテリーあがりについて
次のような状態はバッテリーあがりです。
lスターターがまわらない。またはまわっても回転が弱く、なかなかエンジンがかからない。
lホーンの音が小さい、または鳴らない。
lランプ類がいつもより極端に暗い。
正しく安全にバッテリーを取り扱うために、バッテリー使用前または点検前には必ず次の注意
事項をお読みください。
¢バッテリーを取り扱うときは必ず保護メガネを着用してください。
バッテリー液には有毒で腐食性の高い希硫酸が含まれており、目に入ると失明など重大な傷害
につながるおそれがあります。また、バッテリーから発生する可燃性ガスに引火して爆発するお
それがあります。
¢バッテリーを取り扱うときはバッテリー液をこぼさないでください。
バッテリー液には有毒で腐食性の高い希硫酸が含まれており、目や皮膚に付着すると重大な傷
害につながるおそれがあります。万一付着したときは、すぐに多量の水で洗浄し、応急処置が済
んだら、医師の診察を受けてください。
¢バッテリーの近くでお子さまを遊ばせないでください。
バッテリー液には有毒で腐食性の高い希硫酸が含まれており、目や皮膚に付着すると重大な傷
害につながるおそれがあります。
¢バッテリーを取り扱うときは、絶対に火気を近づけないでください。
バッテリーから発生する可燃性ガスに引火して爆発するおそれがあり危険です。火気の発生を
防ぐため、
端子や端子に工具などの金属部分が触れないようにしてください。また、ブース
ターケーブルの接続、取りはずしのときは、
端子がボディーや端子に触れないように十分注
意してください。
¢換気の悪い場所では、バッテリーの充電を行なわないでください。
バッテリーから発生する可燃性ガスに引火して爆発するおそれがあり危険です。
¢ブースターケーブルを使用してエンジンを始動する前に必ずバッテリー液の量
を点検してください。
バッテリー液の量が下限(LOWER LEVEL)より不足している状態でエンジンを始動すると、破
裂(爆発)につながるおそれがあり危険です。バッテリー液が不足しているときは、エンジン始
動前に必ず補充液または蒸留水を補充してください。
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BONGO VAN_JH_初版197ページ
2012年4月25日09:30 AM
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バッテリーがあがったとき
5.万一のときは
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Black plate (198,1)
処置方法
押しがけによる始動はできません。
別売のブースターケーブルを使用して、救援
車(他の車)のバッテリーと自車のバッテ
リーを接続してエンジンをかけます。
自車と同じ12Vバッテリーを搭載した救援車
を依頼してください。
ブースターケーブルを接続するときは慎重
に行なってください。ブースターケーブル
がベルトなどの回転部に巻き込まれるおそ
れがあります。
自車のバッテリーと救援車のバッテリー
が一番近い位置になるように、車を移動
させます。バッテリーはサービスホール
カバーを開けた位置に搭載しています。
→84ページ「サービスホールカバー」
ヘッドランプやエアコンなどの電源が
切ってあることを確認します。
救援車のエンジンを止めて、ブースター
ケーブルを次の順で接続します。
ブースターケーブルを接続する前に各
バッテリーの端子(
、)の位置を確認
してください。
1本目
自車のバッテリーの端子
救援車のバッテリーの端子
2本目
救援車のバッテリーの端子
図で表示の箇所(アースを取る)
バッテリーを取り扱うときは、絶対に火気
を近づけないでください。バッテリーから
発生する可燃性ガスに引火して爆発する
おそれがあり危険です。
また、火花の発生を防ぐため次の点を必ず
守ってください。
lの接続は自車バッテリーの端子
につながないでください。
lブースターケーブルの接続、取りはずし
のときは、
端子がボディーや端子
に触れないように十分注意してくださ
い。
救援車のエンジンをかけ、エンジン回転
数を高めにします。
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2012年4月25日09:30 AM
Form No.JH
バッテリーがあがったとき
5.万一のときは
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Black plate (199,1)
自車のエンジンをかけます。約3分間エ
ンジンを回転させて、応急的に自車の
バッテリーを充電します。
充電中はバッテリーに近づかないでくださ
い。バッテリー液は希硫酸です。目や皮膚
に付着すると重大な傷害につながるおそれ
があります。万一付着したときは、すぐに
多量の水で洗浄し、応急処置が済んだら、
医師の診察を受けてください。
ブースターケーブルを接続したときと逆
の順で取りはずします。
早めにマツダ販売店で点検を受けてくだ
さい。
バッテリーがあがりやすいときは、マツダ
販売店で点検を受けてください。
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2012年4月25日09:30 AM
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ランプ類、電気装置が作
動しないとき
ランプ類が点灯しないときや電気装置が作
動しないときは、ヒューズ切れや電球切れが
考えられます。
まずヒューズを点検し、必要に応じて交換し
てください。
ヒューズは電気装置を過負荷から保護す
る働きをしています。
ヒューズの交換
電源ポジションをOFFにします。
ヒューズボックスのカバーを開きます。
ヒューズボックスは運転席右下と、エン
ジンルーム内にあります。
ヒューズの位置を確認し、故障の状況か
ら、点検すべきヒューズを確認してくだ
さい。
→210ページ「ヒューズの受け持つ装
置」
各ヒューズはグレードや仕様により無い
場合があります。
ヒューズを抜き取ります。
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2012年4月25日09:30 AM
Form No.JH
ヒューズ切れ、電球切れのとき
5.万一のときは