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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
«™
žc ”
オートワイパー装備車は、 ワイパーレバーを OFF の位置にしてください。
電源ポジションが ON で、 ワイパーレバーが AUTO の位置のとき、 ワイパー
が自動で作動することがあります。
žc ”
運転席 / 助手席側ワイパーアームを起こすときは、 運転席側のワイパーアー
ムから起こしてください。また、 降ろすときは助手席側のワイパーアームか
ら手を添えながらゆっくりともどしてください。勢いよくもどすとワイパー
アームやブレードが損傷したり、 フロントガラスに傷や割れが生じるおそれ
があります。
Ð
エンジンルーム内に水をかけないでください。エンジンの始動不良や電気部
品の故障につながるおそれがあります。
Ð
洗車やワックスがけを行なうときは、 車体のルーフ部の一点やアンテナに強
い力をかけないようにしてください。強い力をかけると、 車体がへこんだり、
アンテナが損傷するおそれがあります。
自動洗車機を使用するとき
●ドアミラーを格納してください。
●自動洗車機を使用すると、 ブラシにより傷がつき塗装の光沢が失われたり、 劣化を早
めることがあります。
●スポイラー装備車は、 洗車機によってはスポイラーがひっかかり洗車できない場合や
損傷するおそれがあります。
高圧洗車機を使用するとき
洗車機は機種によっては高温、高圧のものがあります。洗車ノズルを近づけすぎると、モー
ルなど樹脂部分やシール材などが変形、 損傷したり、 室内に水が入るおそれがありますの
で、 洗車ノズルと車体との距離は十分に離してください(3 0cm 以上 )。また、 同じ場所
を連続して洗浄しないでください。ドアのすき間や窓ガラスまわりは、特に注意して行なっ
てください。
ワックスをかけるときは
●ワックスがけは月に 1 回程度、 または水のはじきが悪くなったときに洗車してから行
なってください。
●直射日光を避け、 ボディーが冷えているとき( 体温以下が目安 )に行なってください。
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4. お手入れのしかた
車の手入れ
ŒÝ
ワックスの使用について
●コンパウンド( みがき紛 )入りの ワックスを使用すると、 塗装の光沢が失われる
ことがあります。
●ワックス容器に記載してある使用説明をよく読んでから使用してください。
ガラス、 ミラーの手入れ
ガラスやミラーについた油膜を取るときは純正ガラスクリーナーを使用してください。
ガラスの内側をふくときは、 水やぬるま湯でぬらしたやわらかい布で、 軽くふいてくださ
い。
«™
žc ”
熱線を損傷するおそれがあるため、 熱線にそってふいてください。ガラスク
リーナーなどを使用すると、 熱線をいためるおそれがあります。
フロントガラスの油膜をとるときは
フロントガラスに油膜があると、 雨の夜は対向車のライトなどが乱反射して、 見えにくく
なることがあります。
ガラスクリーナーを使ってフロントガラスの表面をきれいにしてください。
アルミホイールの手入れ¬è”Å “7
÷
‹
アルミホイールに海水や凍結防止剤を付着させたままにしておくと、 腐食するおそれがあ
ります。できるだけ早く水洗いしてください。
汚れのひどいときは中性洗剤をしみこませたやわらかい布などでふき取ってください。
«™
Ð
中性洗剤以外は使用しないでください。ご使用の際には成分をご確認くださ
い。
変色 · シミの原因となります。
ŒÝ
アルミホイールを洗うときは
●アルミホイールは傷がつきやすいので、 砂入り石けんや硬いブラシは使用しない
でください。
●自動洗車機を使用すると、 ブラシにより傷がつくことがあります。
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使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
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車両
スペック
さく
いん
外装樹脂部品の手入れ
●バンパーなど樹脂部品の塗装面にガソリン、 オイル、 冷却水、 バッテリー液などが付
着すると変色、 シミ、 塗装はがれなどの原因となります。すみやかにやわらかい布で
ふき取ってください。
●コンパウンド( みがき粉 )入りのワックスを使用すると、 塗装を損傷するおそれがあ
りますので使用しないでください。
●電動またはエア工具を使用してコンパウンド( みがき粉 )がけや ワックスがけを行な
うと摩擦熱が発生して、 樹脂部品の変形や塗装の損傷などの原因になることがありま
すので使用しないでください。
●プラスチックレンズを使用しているランプ類は、 ガソリン、 灯油、 高濃度アルコール類、
塗料、 シンナー、 強酸性洗剤、 強アルカリ性洗剤などの化学液により表面が変色した
りダメージを受けて、 機能を著しく損なうおそれがあります。お手入れの際には使用
しないでください。万一付着したときは、 すみやかに水で洗い流してください。
内装の手入れ
/
Ð
室内に水をかけない。
オーディオ、 スイッチなどの電気部品に水がかかると、 故障や車両火災につ
ながるおそれがあり危険です。
ŒÝ
●シンナー、 ベンジン、 ガソリンなどの有機溶剤や、 アルコール、 塩素系漂白剤な
どでふかないでください。変色、 シミの原因になります。
●硬いブラシや布で強くこすると、 傷がつくことがあります。
シートベルトの手入れ
汚れたままにしておくと、 汚れが落ちにくくなったり、 ベルトの巻き取りが悪くなること
があります。早めに手入れを行なってください。
1. 水で薄めた中性洗剤( 約5%)をやわらかい布に含ませ、 軽くたたくようにして汚れ
た部分をふき取ります。
2. きれいな水にひたした布を固くしぼり、 残った洗剤をふき取ります。
3. 手入れのため引き出したシートベルトを巻き取らせるときは、 十分に乾燥させ、 水分
が残っていないことを確認してください。
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4. お手入れのしかた
車の手入れ
/
žc ”
シートベルトにほつれ、 すりきずなどの異常があるときは、 マツ
ダ販売店で交換する。
そのままの状態で使用すると、 万一の場合シートベルトの効果が十分に発揮
できないため、 重大な傷害につながるおそれがあります。
žc ”
シートベルトの汚れを取るときは、 中性洗剤を使用する。
有機溶剤を使用したり、 染色、 漂白するとベルトの強度が低下し、 万一の場
合シートベルトの効果が十分に発揮できないため、 重大な傷害につながるお
それがあります。
布張り部分の手入れ
汚れたままにしておくと、 汚れが落ちにくくなったり、 シミや変色を生じることがありま
す。早めに手入れを行なってください。
1. 水で薄めた中性洗剤( 約 5%)をやわらかい布に含ませ、 軽くたたくようにして汚れ
た部分をふき取ります。
2. きれいな水にひたした布を固くしぼり、 残った洗剤をふき取ります。
革張り部分の手入れ¬è”Å “7
÷
‹
汚れたままにしておくと、 汚れが落ちにくくなったり、 シミや変色を生じることがありま
す。早めに手入れを行なってください。
1. 掃除機などでホコリや砂を取り除きます。
2. 純正専用クリーナーまたは水で薄めた中性洗剤( 約5%)をやわらかい布に含ませ、
汚れをふき取ります。
3. きれいな水にひたした布を固くしぼり、 残った洗剤をふき取ります。
4. 乾いたやわらかい布で水分を取り、 風通しのよい日陰で乾燥させます。雨などでぬれ
たときも早めに水分をふき取り、 乾燥させてください。
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トラブルが
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ŒÝ
●天然素材のため、 シボ( 本革 表面の凹凸 )の不均 一や牛革本来の傷が分かる場合
があります。
●品質を長く保つため、 年に 2 回程度の定期的なお手入れをおすすめします。
●シート表面についた砂やホコリなどは、 本革表面の保護膜を傷つけ早期摩耗の原
因になります。
●本革部分に油汚れなどが付くとカビやシミなどの原因になります。
●硬いブラシや布で強くこすると、 傷がつくことがあります。
●シンナー、 ベンジン、 ガソリンなどの有機溶剤や、 アルコール、 塩素系漂白剤な
どでふかないでください。変色、 シミの原因になります。
●シートがぬれたときはすぐに乾いた布で水分をふき取ってください。表面に水分
が残っていると硬化、 収縮など変質の原因になります。
●直射日光に長時間さらすと、 変質、 縮みなどの原因になります。長時間駐車する
ときは、 サンシェード( 日除け )を使用 するなどして直射日光をさえぎってくだ
さい。
●ビニール製品を長時間シートの上に置かないでください。変質、 変色の原因にな
ります。室内が高温になっているとビニールが変質して本革部分に付着するおそ
れがあります。
樹脂部品の手入れ
樹脂部品に油脂類が付着すると、 変色、 シミ、 ひび割れ、 塗装はがれの原因になります。
早めにやわらかい布などでふき取ってください。
«™
Ð
つや出し剤を使用しないでください。
含まれる成分によっては変色、 シミ、 ひび割れ、 塗装はがれの原因になります。
インストルメントパネル上面 ( ソフトパッド部 ) の手入れ
ソフトパッド部の表皮には非常にやわらかい素材を使用しています。乾いた布などで強く
こすると白い擦り傷となる場合があります。
1. 水で薄めた中性洗剤( 約 5%)をやわらかい布に含ませ、 汚れをふき取ります。
2. きれいな水にひたした布を固くしぼり、 残った洗剤をふき取ります。
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4. お手入れのしかた
車の手入れ
ŒÝ
●硬いブラシや布で強くこすると、 傷がつくことがあります。
●シンナー、 ベンジン、 ガソリンなどの有機溶剤や、 アルコール、 塩素系漂白剤な
どでふかないでください。変色、 シミの原因になります。
アクティブ ドライビング ディスプレイの手入れ¬è”Å “7
÷
‹
コンバイナーおよびミラー表面はコーティングされています。手入れをするときは、 硬い
布、 表面が荒い布、 洗剤などは使用しないでください。また、 薬剤などが付着した場合は、
すぐにふきとってください。コンバイナーおよびミラーが破損したり、 表面のコーティン
グが傷ついたりするおそれがあります。メガネ拭きのようなきめの細かい、 柔らかい布を
お使いください。
パネルの手入れ
パネルが汚れたときは、 きれいな水にひたして固くしぼったやわらかい布などで軽くふき
取ってください。
特に汚れが気になるときは、 次の方法で手入れを行なってください。
1. 水で薄めた中性洗剤( 約 5%)をやわらかい布に含ませ、 汚れをふき取ります。
2. きれいな水にひたした布を固くしぼり、 残った洗剤をふき取ります。
ŒÝ
●シンナー、 ベンジン、 ガソリンなどの有機溶剤やアルコール、 塩素系漂白剤など
でふかないでください。
変色、 シミの原因になります。
●硬いブラシや布で強くこすると、 傷がつくことがあります。
●光沢のあるパネル、 メッキ部分などの金属部分がある場合は、 傷がつきやすいの
で、 特に注意して手入れを行なってください。
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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
4. お手入れのしかた
季節の準備
冬にそなえて
エンジンオイルの準備
外気温に応じたエンジンオイルに交換してください。
→ 511ページ「エンジンオイル」
バッテリー液の点検
気温が下がるとバッテリー性能が低下するためエンジン始動が困難になる場合がありま
す。
バッテリー液の量、 比重を点検し、 必要に応じて液の補充をしてください。
点検、 補充の要領は別冊のメンテナンスノートに記載しています。
冷却水の濃度の調節
冷却水には、 凍結を防止するために不凍液が入っています。
冬場になっても凍結しないよう冷却水の濃度を調節してください。
不凍液の割合 凍結温度
30% - 16°C
50% - 37°C
純正ロングライフクーラント ( ゴールデン )を使用する場合
純正ロングライフクーラント( ゴールデン )は濃度調整済みの冷却水です。
薄めずそのままご使用ください。
冷却水量の点検や補充については別冊のメンテナンスノートに記載しています。
冷却水を交換する場合はマツダ販売店にご相談ください。
ウォッシャー液の濃度の調節
ウォッシャー液が凍結するのを防ぐため、 ウォッシャー液容器に表示してある凍結温度を
参考にして、 外気温に応じた濃度に調節してください。
→418ページ「ウォッシャー液の補充」
寒冷地用ワイパーブレードについて
降雪期にフロントガラスに雪が付着するのを防ぐために、 寒冷地用ワイパーブレードをお
使いください。
寒冷地用ワイパーブレードは通常のワイパーブレードの金属部分をゴムでおおってありま
す。
必要に応じてマツダ販売店でお求めください。
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4. お手入れのしかた
季節の準備
冬用タイヤ、 タイヤチェーンの準備
/
žc ”
タイヤを交換するときは前後輪とも必ず指定された同一サイズ、
同一種類のものを使用する。
指定された組み合わせ以外のタイヤを装着すると走行安定性が損なわれるた
め、 思わぬ事故につながるおそれがあります。
タイヤチェーンはタイヤサイズに合った純正品を準備し、 使用する前に一度装着してみて
手順を理解しておきましょう。
→ 456ページ「タイヤチェーンの取り付け」
タイヤチェーンの取り付け
タイヤチェーンは 4WD 車も前輪に取り付けます。
タイヤチェーンはタイヤサイズに合った純正品を使用してください。タイヤチェーンに付
属の取扱説明書にしたがって正しく取り付けてください。
タイヤチェーンの取り付けは、 交通のさまたげにならず、 安全に作業ができる平らな場所
で行なってください。
路上で行なう場合は、 非常点滅灯、 停止表示板( 停止表示灯 )を使用してください。
«™
žc ”
標準タイヤのみタイヤチェーンを装着できます。標準タイヤ以外のタイヤに
タイヤチェーンを装着すると、 タイヤチェーンがボディーなどに干渉し、 傷
をつけることがあります。詳しくはマツダ販売店にご相談ください。
žc ”
純正品以外のタイヤチェーンを使用するとボディーなどに干渉し、 傷をつけ
るおそれがあります。詳しくはマツダ販売店にご相談ください。
Ð
積雪路、 凍結路以外ではタイヤチェーンを装着して走行しないでください。
チェーンの摩耗を早める原因になります。
また、 4WD 車は駆動系部品に悪影響をおよぼし故障につながるおそれがあ
ります。
žc ”
タイヤチェーンを装着したときは、 30km/h 以下で走行してください。
30km/h 以上で走行すると、タイヤチェーンにかかる負担が大きくなるため、
チェーンが切れやすくなります。
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