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シートベルト位置
リヤドアにビルトインされている前席用シートベルトをリヤシートで使用しないでください。
無理やり使用するとリヤシートベルトのバックルが破損する恐れがあります。また、急ブレーキ
や衝突時にシートベルトの効果が十分に発揮できないため、重大な傷害につながる恐れがあり
ます。
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3点式シートベルト
フロントシートベルトはリヤドアにビルト
インされています。また、リヤドアの開閉に
より、ベルト下部がスライドバーに沿って前
後にスライドするため、リヤシートへの乗り
降りがしやすくなります。
シートベルト警告灯
エンジンスイッチがONの位置のとき、運転
席シートベルトを着用していないと点灯し
ます。
また、車速が約20km/h以上になるとしばら
くの間点滅します。
処置方法
シートベルトを着用してください。
→53ページ「正しい着用のしかた」
シートベルト着用忘れチャイム
運転席シートベルトを着用していないまま、
車速が約20km/h以上になるとしばらくの間
チャイムが鳴ります。(鳴り始めると、車速
を落としても鳴り続けます。)
運転席シートベルトを着用すると鳴り止み
ます。
着用するとき
プレートを持って、ベルトをゆっくり引
き出します。
ベルトを素早く引き出し、ロックされる
ことを確認してください。
ベルトがロックして引き出せないときは、
一度ベルトを巻き取らせてからゆっくり
引き出してください。 それでも引き出せ
ないときは、一度ベルトを強く引っ張って
からベルトをゆるめ、再度ゆっくり引き出
してください。
ベルトにねじれがないかを確認してか
ら、プレートをバックルにカチッと音が
するまで差し込みます。
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シートベルト
2.安全装備
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ベルトを腰骨のできるだけ低い位置にか
け、たるみが無いようにベルトを引いて
身体に密着させます。
はずすとき
はずすときはバックルのボタンを押しま
す。ベルトにねじれがないかを確認しなが
ら、ゆっくりと巻き取らせます。
ELR (緊急時固定機構)付
シートベルト
3点式シートベルトにはELR (緊急時固定機
構)が装備されています。
シートベルトは身体の動きにあわせて伸縮
しますが、強い衝撃を受けると、ベルトが自
動的にロックされ身体を固定します。
プリテンショナー付シートベルト
フロントシートベルトには、プリテンショ
ナー機構が装備されています。
車両前方から強い衝撃を受けると、シートベ
ルトを引き込み、シートベルトの効果をより
高める装置です。
¢シートベルトは正しく着用してく
ださい。
正しく着用していないと、プリテンショ
ナー機構の効果が十分に発揮できないた
め、万一の場合重大な傷害につながるおそ
れがあります。
¢プリテンショナー機構の部品や配
線を修理したり、電気テスターを
使ってプリテンショナー機構の回
路診断をしないでください。
正常に作動しなくなったり誤って作動し、
重大な傷害につながるおそれがあります。
¢プリテンショナー機構が装備され
た車を廃車される場合は、必ずマ
ツダ販売店にご相談ください。
プリテンショナー機構が不意に作動し、重
大な傷害につながるおそれがあります。
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lプリテンショナー機構は、車両前方か
ら強い衝撃を受けたとき作動します
が、衝撃が弱いと作動しません。
lプリテンショナー機構の作動により、
白煙が見えることがありますが、火災
ではありません。また、人体への影響
はありません。ただし、皮膚などの弱
い方はまれに刺激を受けることがあり
ます。プリテンショナー機構作動時の
残留物(カス)が目や皮膚に付着したと
きは、できるだけ早く洗い流してくだ
さい。
lプリテンショナー機構は一度作動する
と、2回目以降の衝突では作動しませ
ん。
lプリテンショナー付シートベルトは、
一度作動すると再使用できません。事
故などにあったときは、必ずマツダ販
売店で点検を受け、作動済みのときは
交換してください。
エアバッグ警告灯/
プリテンショナー警告灯
エンジンスイッチをONの位置にすると点灯
し、しばらくすると消灯します。
次のようなときはシステムの異常が考えら
れます。
lエンジンスイッチをONの位置にしても点
灯しないとき。
l点滅し続けるとき。
l点灯し続けるとき。
処置方法
マツダ販売店で点検を受けてください。
¢エアバッグ警告灯/プリテンショ
ナー警告灯が点灯または点滅し
たまま走行しないでください。
衝突したときにエアバッグまたはプリテン
ショナー機構が正常に作動せず、重大な傷
害につながるおそれがあります。マツダ販
売店で点検を受けてください。
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シートベルト
2.安全装備
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ロードリミッター付シートベルト
ロードリミッターは、車両前方から強い衝撃
を受けたときなど、シートベルトに一定以上
の荷重がかからないように作動する装置で
す。
¢シートベルトは正しく着用してく
ださい。
正しく着用していないと、ロードリミッ
ターの効果が十分に発揮できないため、万
一の場合重大な傷害につながるおそれがあ
ります。
ロードリミッター付シートベルトは、一度
作動すると再使用できません。事故など
にあったときは、必ずマツダ販売店で点検
を受け、作動済みのときは交換してくださ
い。
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SRSエアバッグシステムについて
SRSとはSupplemental Restraint System (サプルメンタルレストレイントシステム)の略で、補助
乗員保護装置の意味です。
エアバッグは、エンジンスイッチがONの位置のとき車両前方または側方から強い衝撃を受ける
と瞬間的に膨らみ、運転者および同乗者の頭部や胸部などへの衝撃をやわらげます。
SRSエアバッグシステムはシートベルトの働きに加えて乗員を保護する装置であり、シートベル
トに代わるものではありません。シートベルトは必ず着用してください。
お車に乗る前に
¢運転者はもちろん、同乗者も必ずシートベルトを着用してください。
SRSエアバッグシステムはシートベルトと併用することで効果を発揮します。シートベルトを
着用していないと、重大な傷害につながるおそれがあります。
シートに座ったときは
¢ハンドル中央部に手を置いたり、顔や身体を近づけたりしないでください。
エアバッグが作動したときに、強い衝撃を受け重大な傷害につながるおそれがあります。
¢シートの前端に座ったり、インストルメントパネルにもたれかかったり、手や顔
を近づけないでください。
エアバッグが作動したときに強い衝撃を受け重大な傷害につながるおそれがあります。
お子さまを乗せるときは
¢お子さまはできるだけリヤシートに座らせ必ずシートベルトを着用させてくだ
さい。
シートベルトが首や顔などにあたったり、腰骨に正しく着用できないお子さまには、別売りのベ
ビーシート、チャイルドシート、ジュニアシートをお使いください。
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SRSエアバッグシステム
2.安全装備
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お子さまがエアバッグの前に立っていたり、正しい姿勢で座っていなかったりすると、エアバッ
グが作動したときに強い衝撃を受け、お子さまの命にかかわる重大な傷害につながるおそれがあ
り危険です。
l助手席には絶対にベビーシートやチャイルドシートを後ろ向きに取り付けないでください。
エアバッグが膨らむと、ベビーシートやチャイルドシートの背面に強い衝撃が加わり、お子さ
まの命にかかわる重大な傷害につながるおそれがあり危険です。やむをえず助手席にチャイ
ルドシートを取り付けるときは、必ず前向きに取り付け、シートを最後部まで移動させてくだ
さい。
助手席側のサンバイザーに、同内容の警告ラベルが表示されています。合わせてご覧くださ
い。
こんなことにも注意
lハンドルを交換しないでください。また、パッド部にステッカーなどを貼り付けたりしない
でください。万一の場合エアバッグが正常に作動しなくなり、重大な傷害につながるおそれ
があります。
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lインストルメントパネル上部にステッカーを貼り付けたり、芳香剤、アクセサリー用品、手荷
物などの物を置いたりしないでください。また、ルームミラーにワイドミラーを取り付けた
りしないでください。エアバッグが正常に作動しなくなったり、エアバッグが膨らむときに
これらの物が飛散し、重大な傷害につながるおそれがあります。
¢車両前部にグリルガードなどを装着しないでください。
SRSエアバッグシステムに影響をおよぼすため、万一の場合エアバッグが正常に作動しなくな
り、重大な傷害につながるおそれがあります。
¢サスペンションの改造をしないでください。
車高やサスペンションの硬さが変わると、衝撃を正しく検知できないため、エアバッグが正常に
作動しなくなったり、誤って作動し、重大な傷害につながるおそれがあります。
¢SRSエアバッグシステムの部品や配線を修理したり、電気テスターを使って、
SRSエアバッグシステムの回路診断をしないでください。
正常に作動しなくなったり、誤って作動し、重大な傷害につながるおそれがあります。
メンテナンスについて
¢事故後は必ずマツダ販売店で点検を受けてください。
エアバッグが作動しない程度の事故であっても、事故の衝撃でシステム本来の機能を損なって
いるおそれがあるため、万一の場合エアバッグが正常に作動しなくなり、重大な傷害につながる
おそれがあります。
次のような作業が必要なときは、必ずマツダ販売店にご相談ください。これらの作業を行なう
とエアバッグが正常に作動しなくなったり、誤って作動し、重大な傷害につながるおそれがあり
ます。
lSRSエアバッグの取りはずし、取り付け、分解、修理
lハンドルまたは周辺部品の取りはずし、取り付け、分解、修理
lインストルメントパネルまたは周辺部品の取りはずし、取り付け、分解、修理
lフロントシートの交換、取りはずし、取り付け、分解、修理
l車両前部または側部の修理
lフロントピラー、リヤピラー、ルーフサイド部の修理
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2010年8月23日01:42 PM
Form No.Fソ
SRSエアバッグシステム
2.安全装備