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lタイヤを交換してから約1,000km走行
した後、ナットにゆるみが無いことを
確認してください。
lタイヤを交換した後はホイールバラン
スが狂うことがあります。走行中に車
体の振動などの異常を感じたら、マツ
ダ販売店で点検を受けてください。
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Form No.Fソ
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タイヤパンク応急修理
キット
本キットはタイヤの接地面に刺さった釘や
ネジなどによる軽度のパンクを一時的に修
理するものです。
タイヤパンク応急修理キットは図の位置に
格納されています。
lお客様のお車にはスペアタイヤが標準
で搭載されておりません。タイヤがパ
ンクしたときは、タイヤパンク応急修
理キットを使用し、パンクタイヤを一
時的に修理してください。修理すると
きは、タイヤパンク応急修理キット内
に付属している取扱説明書もあわせて
ご覧ください。
lタイヤパンク応急修理キットで応急修
理をしたタイヤは、新しいタイヤに交
換することをおすすめします。修理·再
使用については、マツダ販売店にご相
談ください。
タイヤパンク応急修理キット
について
タイヤパンク応急修理キット内には、次のも
のが格納されています。
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Form No.Fソ
パンクしたとき
5.万一のときは
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¢万一飲用したときは、すぐに多量
の水を飲み、応急処置が済んだら、
医師の診察を受けてください。
修理剤を飲用すると健康に害がありま
す。
¢修理剤が目に入ったり、皮膚に付
着したときは、すぐに多量の水で
洗浄してください。
それでも異常を感じたときは、医師の診察
を受けてください。
¢お子さまには修理剤をさわらせな
いでください。
誤って使用すると、やけどや思わぬ事故に
つながるおそれがあります。
l一度使用した修理剤は再使用できませ
ん。新しい修理剤をマツダ販売店でお
求めください。
l次のようなときには、修理剤を使用す
ることができません。マツダ販売店ま
たはJAFなどに連絡してください。
l修理剤の有効期限がきれていると
き(有効期限はボトルのラベルに記
載されています)
l約4mm以上の切り傷や刺し傷があ
るとき
l接地部以外が損傷を受けたときlほとんど空気の抜けた状態で走行
したとき
lタイヤがホイールからはずれてい
るとき
lホイールが破損しているときlタイヤが2本以上パンクしていると
き
タイヤパンク応急修理キット
の使いかた
交通のさまたげにならず、安全に作業で
きる地面の平らで固い場所に車を移動し
ます。
マニュアル車はチェンジレバーを1また
はRに、オートマチック車はセレクトレ
バーをPにいれます。
ブレーキペダルを踏んだまま、パーキン
グブレーキをかけ、エンジンを止めま
す。
必要に応じて、非常点滅灯を点滅させ、停
止表示板(停止表示灯)を使用します。
人や荷物を降ろし、タイヤパンク応急修
理キットを取り出します。
修理剤のボトルをよく振ります。
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Form No.Fソ
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注入ホースをねじ込んだ後にボトルを振る
と、修理剤が注入ホースから飛び散るおそ
れがあります。修理剤が衣服などに付着す
ると取れないおそれがありますので、注入
ホースをねじ込む前にボトルを振ってくだ
さい。
0°C以下の寒冷時では修理剤が固まりや
すくなり、注入作業がしにくくなります。
車内などで暖めると注入作業がしやすく
なります。
ボトルのキャップをはずします。内ぶた
をつけたままの状態で注入ホースをボト
ルにねじ込むと、ボトルの内ぶたが破れ
ます。
パンクしたタイヤのバルブからキャップ
を取りはずし、コアまわしの後ろでバル
ブ内のバルブコアを押してタイヤの空気
を完全に抜きます。
コアまわしでバルブコアを左にまわし、
バルブコアを取りはずします。
バルブコアをはずすとき、タイヤに空気が
残っているとバルブコアが飛び出すおそれ
があります。バルブコアは慎重に取りはず
してください。
バルブコアは汚れないように保管してく
ださい。
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Form No.Fソ
パンクしたとき
5.万一のときは
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注入ホースの栓をはずし、注入ホースを
バルブに差し込みます。
ボトルを逆さまにして持ち、手でボトル
を圧迫し、修理剤を全てタイヤの中に注
入します。
一度使用した修理剤は再使用できませ
ん。新しい修理剤をマツダ販売店でお求
めください。
注入ホースをバルブから引き抜き、コア
まわしでバルブコアを右にまわし、バル
ブにバルブコアを取り付けます。
パンク修理剤注入済みシールをホイール
の平らなところに貼ります。
注入が完了した空ボトルは、タイヤ交換ま
たは恒久修理の際に修理剤の回収に使用
しますので、ボトルは捨てずにマツダ販売
店までお持ちください。
運転者のよく見えるところに速度制限
シールを貼ります。
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Form No.Fソ
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¢ハンドルのパッド部に制限速度
シールを貼らないでください。
万一の場合エアバッグが正常に作動しな
くなり、重大な傷害につながるおそれがあ
ります。また、警告灯やスピードメーター
が見えなくなる位置には貼らないでくださ
い。
エアコンプレッサーのホースをバルブに
取り付けます。
エアコンプレッサーのプラグを車内の電
源ソケットに差し込み、エンジンスイッ
チをACCの位置にします。
→203ページ「電源ソケット」
l電源ソケットにエアコンプレッサーの
プラグを抜き差しするときは、エアコン
プレッサーのスイッチがOFFになって
いることを確認してください。
lエアコンプレッサーのON、OFFはエア
コンプレッサー本体のスイッチで行
なってください。
エアコンプレッサーのスイッチをONに
して、タイヤを適正空気圧まで昇圧しま
す。
lタイヤの適正空気圧は運転席側のリヤ
ドアに貼付されているラベルで確認し
てください。
lエアコンプレッサーは長時間使用する
と故障につながるおそれがありますの
で、10分以上連続して作動させないで
ください。
lタイヤ空気圧が昇圧できない場合は修
理できません。もし、10分以内に適正
空気圧にならなければ、タイヤがひど
い損傷を受けている可能性がありま
す。この場合は、本修理キットで応急
修理することができません。マツダ販
売店またはJAFなどに連絡してくださ
い。
l空気を入れすぎたときはエアコンプ
レッサーのホースの口金を緩めて空気
を抜いてください。
適正空気圧まで昇圧できたら、エアコン
プレッサーのスイッチをOFFにしエアコ
ンプレッサーのホースをバルブから抜き
ます。
バルブキャップを取り付けます。
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Form No.Fソ
パンクしたとき
5.万一のときは
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修理剤をタイヤ内にゆきわたらせるた
め、直ちに走行を始めます。
80km/h以下の速度で慎重に運転してくだ
さい。80km/h以上の速度で走行した場合、
車体が振動することがあります。
10分間もしくは5km程度走行後に手順
15の方法でタイヤにエアコンプレッサー
を接続し、エアコンプレッサーに付属し
ている空気圧計でタイヤ空気圧をチェッ
クします。適正空気圧より低下していた
ら、手順16の作業から再度行ないます。
¢空気圧が130kPa (1.3kgf/cm2)以
下に低下していたら、本修理キッ
トによる応急修理はできません。
運転を中止してマツダ販売店またはJAFな
どに連絡してください。
¢手順15~21の作業を繰り返して
も、空気圧の低下が認められる場
合は、運転を中止してください。
マツダ販売店またはJAFなどに連絡してく
ださい。
タイヤ空気圧を空気圧計で確認するとき
は、エアコンプレッサーのスイッチをOFF
にしてから確認してください。
空気圧が低下していなければ、応急修理
完了です。
すみやかにマツダ販売店まで慎重に運
転し、タイヤの交換を行なってくださ
い。
lタイヤパンク応急修理キットで応急修
理をしたタイヤは、新しいタイヤに交
換することをおすすめします。修理·再
使用については、マツダ販売店にご相
談ください。
lホイールは付着した修理剤をふき取れ
ば再使用できます。ただし、バルブは
新しいものと取り替えてください。
タイヤパンク応急修理キット
の点検
タイヤパンク応急修理キットの点検は定期
的に行なってください。
l修理剤の有効期限の確認
lコンプレッサーの作動の確認
修理剤には有効期限があります。有効期
限がきれたものは使用できませんので、ボ
トルのラベルに記載されている有効期限
を確認し、有効期限がきれる前にマツダ販
売店で新しい修理剤をお求めください。
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Form No.Fソ
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オーバーヒートについて
次のようなときは、オーバーヒートです。
l水温計の針がH付近を示し、エンジンの出
力が急に低下したとき。
lエンジンルームから蒸気が出ていると
き。
¢エンジンルームから蒸気が出てい
るときは、ボンネットを開けない
でください。
エンジンルーム内が熱いとき、ボンネット
を開けると、蒸気や熱湯が噴き出してやけ
どなど、重大な傷害につながるおそれがあ
ります。また、蒸気が出てない場合でも高
温になっている部分があります。ボンネッ
トを開けるときは十分に注意してくださ
い。
¢エンジンが十分に冷え
るまではリザーバータンクの
キャップを開けないでください。
エンジンが熱いときにキャップをはずす
と、蒸気や熱湯が噴き出してやけどなど、重
大な傷害につながるおそれがあります。
¢エンジンルーム内を点検する
ときは、ファンやベルトなどの回
転部に触れないようにしてくださ
い。
特に、エンジンルームが高温のときは、エン
ジンが止まっていてもファンが回転するこ
とがあるため、手や指などが巻き込まれる
など、重大な傷害につながるおそれがあり
ます。
冷却水の温度が高いときは、エンジン保護
のため、エンジンを止めても電動ファンが
約10分間作動することがあります。
処置方法
安全な場所に車を止めます。
エンジンルームから蒸気が出ていないか
どうかを確認します。
エンジンルームから蒸気が出ていないと
きは
エンジンをかけたままボンネットを開
け、エンジンを冷やします。
エンジンルームから蒸気が出ているとき
は
エンジンを止めてください。蒸気が出な
くなるまで待ち、風通しをよくするため
にボンネットを開け、エンジンを始動し
てください。
電動ファンが作動していることを確認
し、水温計の針が下がってきたらエンジ
ンを止めます。
電動ファンが作動していないときは、エン
ジン温度がさらに上昇します。ただちにエ
ンジンを止め、マツダ販売店にご連絡くだ
さい。
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Form No.Fソ
オーバーヒートしたとき
5.万一のときは