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警告灯が点灯/
点滅したら車を止める
走行中に警告灯が点灯/点滅したときは、た
だちに安全な場所に停車し、適切な処置を行
なってください。警告灯の点灯/点滅を無視
して運転を続けるとエンジンなどを損傷し
たり、思わぬ事故につながるおそれがありま
す。
→126ページ「警告灯、表示灯」
パンクやバースト(破裂)
してもあわてない
走行中タイヤがパンクやバースト(破裂)し
たときは、ハンドルをしっかり持ち、徐々に
ブレーキをかけスピードを落としてくださ
い。
急ブレーキをかけるとハンドルをとられる
おそれがあります。
次のようなときはパンクやバースト(破裂)
が考えられます。
lハンドルがとられるとき。
l異常な振動があるとき。
l車両が異常に傾いたとき。
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スタックした状態から脱
出するときは注意する
ぬかるみ、砂地、深雪路などで駆動輪が空転
したり、埋まり込んで動けなくなることをス
タックといいます。
l周囲の安全を十分に確認してください。
脱出直後に車両が突然動き出し、思わぬ事
故につながるおそれがあります。
lタイヤ前後の土や雪を取り除くか、タイヤ
の下に木や石をあてがい、マニュアル車は
チェンジレバーを1またはRに、オートマ
チック車はセレクトレバーをDまたはRに
いれて、アクセルペダルを軽く踏みます。
チェンジレバー/セレクトレバー操作中は
アクセルペダルを踏まないでください。
トランスミッションなどを損傷するおそ
れがあります。また、車両の周辺に人がい
ないことを確認してください。あてがっ
た木や石が飛散し、重大な傷害につながる
おそれがあります。
lタイヤを高速で回転させないでくださ
い。夕イヤがバースト(破裂)したり、異
常過熱するため思わぬ事故につながるお
それがあります。
lアクセルを過度に空ぶかししたり、タイヤ
を空転させないでください。トランス
ミッションなどを損傷するおそれがあり
ます。
床下に衝撃を受けたら下
まわりを点検する
安全な場所に停車して、車の下にブレーキ液
や燃料の漏れがないか、また各部に損傷がな
いか確認してください。
異常があったときは、マツダ販売店に連絡し
てください。
そのまま走行すると故障や思わぬ事故につ
ながるおそれがあります。
異常を感じたときはマツ
ダ販売店で点検を受ける
次のようなときは、車が故障しているおそれ
があります。そのまま走行すると、思わぬ事
故につながるおそれがあります。
マツダ販売店で点検を受けてください。
l普段と違う音や臭い、振動がするとき。
lハンドル操作に異常を感じるとき。
lブレーキ液が不足しているとき。
l車の下に油のあとが残っているとき。
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運転するとき
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オートマチック車の特性
153ページの「オートマチックトランスミッ
ション」もあわせてお読みください。
オートマチック車は、クラッチ操作とギヤの
切り替えを自動化した車で、その分操作の負
担が軽くなります。運転は楽になりますが、
安易に運転することは禁物です。
オートマチック車の特性を理解し、正しい操
作をする習慣をつけてください。
クリープ現象
エンジンがかかっているとき、セレクトレ
バーがP、N以外にはいっていると、アクセル
ペダルを踏まなくても車が動き出します。
この現象をクリープ現象といいます。
l停車中は車が動かないようにブレーキペ
ダルをしっかり踏み、必要に応じてパーキ
ングブレーキをかけてください。
lエンジン始動直後やエアコン作動時は、エ
ンジンの回転数が高くなりクリープ現象
が強くなります。ブレーキペダルをしっ
かり踏んでおいてください。
l渋滞や狭い場所での移動は、クリープ現象
を利用すると、アクセルペダルを踏まずに
ブレーキ操作のみで速度を調節できま
す。
キックダウン
走行中、セレクトレバーがDのときアクセル
ペダルをいっぱいに踏み込むと、自動的に低
速ギヤに切り替わり、急加速させることがで
きます。
この操作をキックダウンといいます。
l追い越しや高速道路での合流など、加速が
必要なときに行ないます。
lすべりやすい路面やカーブを走行すると
きは、急激なアクセル操作はしないでくだ
さい。
エンジンをかける前に
正しい運転姿勢をとり、右足でアクセルペダ
ルとブレーキペダルが確実に踏めるか確認
します。
ペダルの踏み間違いのないように、ペダルの
位置を確認しておいてください。
エンジンをかけるときは
安全のため、セレクトレバーは駆動輪が固定
されるPにいれ、ブレーキを効かせた状態で
エンジンをかけてください。
発進するときは
lアクセルペダルを踏んだままセレクトレ
バーを操作しないでください。車が急発
進し思わぬ事故につながるおそれがあり
ます。
lエンジン始動直後やエアコン作動時は、エ
ンジンの回転数が高くなり、クリープ現象
が強くなります。
lマニュアル車では発進時の速度をクラッ
チ操作とアクセル操作を併用して調節し
ますが、オートマチック車ではアクセル操
作のみで行ないますので、アクセル操作は
慎重に行なってください。
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オートマチック車を運転するとき
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走行するときは
l走行中はセレクトレバーをNにいれない
でください。トランスミッションの故障
につながります。また、エンジンブレーキ
が全く効かないため思わぬ事故につなが
るおそれがあります。
l高速走行中、またはぬれた路面や積雪路、
凍結路を走行しているときは、急激なエン
ジンブレーキの使用(シフトダウン)は避
けてください。タイヤがスリップし、思わ
ぬ事故につながるおそれがあります。
停車するときは
l停車中、むやみにアクセルペダルを踏まな
いでください。セレクトレバーがP、N以
外にはいっているとき、誤ってアクセルペ
ダルを踏むと急発進するため思わぬ事故
につながるおそれがあります。
l停車後、再発進するときはセレクトレバー
の位置に思い違いがないよう確認してく
ださい。意に反して車が動き出すと、思わ
ぬ事故につながるおそれがあります。
lアクセルペダルとブレーキペダルを同時
に踏んだり、上り坂でセレクトレバーを前
進位置にいれ、アクセルをふかしながら停
車しないでください。トランスミッショ
ンが過熱し、故障につながるおそれがあり
ます。
後退するときは
l後退時は身体を後ろにひねった姿勢にな
ります。ブレーキペダルを確実に踏める
よう注意してください。
l少し後退したときなどはセレクトレバー
をRにいれたことを忘れてしまうことが
あります。後退したあとは、すぐにセレク
トレバーをNにもどし、発進時にはセレク
トレバーの位置を確認してください。
駐車するときは
l駐車するときは、セレクトレバーをPにい
れ、パーキングブレーキをかけてくださ
い。パーキングブレーキをかけただけや、
セレクトレバーをPにいれただけで駐車
していると、車が勝手に動き出し思わぬ事
故につながるおそれがあります。
lエンジンをかけたまま駐車しないでくだ
さい。万一セレクトレバーがP以外には
いっていた場合、クリープ現象で車が勝手
に動き出したり、乗り込むときに誤ってア
クセルペダルを踏み、急発進するなど、思
わぬ事故につながるおそれがあります。
lセレクトレバーをPにいれるときは、車を
完全に止めてから行なってください。車
が完全に止まる前にセレクトレバーをP
にいれると、トランスミッションに無理な
力がかかり故障につながるおそれがあり
ます。
そのほかに気をつけること
坂道などで、セレクトレバーを前進位置に入
れたまま後退したり、後退位置に入れたまま
前進することは行わないで下さい。エンジ
ンが停止してブレーの効きが悪くなった
り、ハンドルが重くなったりして思わぬ事故
につながるおそれがあります。
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オートマチック車を運転するとき
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燃えやすい物のそばに車
を止めない
車を止める時には、次の点を守ってくださ
い。
l走行したあとは排気管が高温になってい
るため、枯れ草など、燃えやすいものがそ
ばにあると火災につながるおそれがあり
ます。
l壁やべニヤ板などが後方にある場合は、間
隔を十分とってから停車してください。
排気ガスにより変色、変形したり、そのま
ま放置しておくと火災につながるおそれ
があります。
ハンドルをいっぱいにまわ
した状態を長く続けない
ハンドルをいっぱいにまわした状態を長く
続けると、パワーステアリング装置を損傷す
るおそれがあります。
仮眠するときはエンジン
を止める
エンジンをかけたままで仮眠しないでくだ
さい。無意識にチェンジレバー/セレクトレ
バーを動かしたり、アクセルペダルを踏み込
み車が発進したり、エンジンや排気管の異常
過熱による火災など思わぬ事故につながる
おそれがあります。
また、排気管が損傷していたり、換気の悪い
場所では、知らない間に排気ガスが車内に侵
入し、一酸化炭素中毒になるおそれがあり危
険です。
→36ページ「一酸化炭素中毒に気をつける」
空調は外気導入にする
エンジンをかけたまま長時間停車するとき
は、空調を外気導入にしてください。空調を
内気循環にすると、車内の圧力が下がり排気
ガスが入り易くなるため、一酸化炭素中毒に
なるおそれがあり危険です。
→36ページ「一酸化炭素中毒に気をつける」
→164ページ「空調」
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駐停車するとき
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換気の悪い場所でエンジ
ンをかけたままにしない
換気の悪い場所ではエンジンをかけたまま
にしないでください。ガレージの中や積雪
した場所、その他周囲が囲まれた換気の悪い
場所では、排気ガスが行き場を失い車内へは
いりやすくなるため、一酸化炭素中毒になる
おそれがあり危険です。
→36ページ「一酸化炭素中毒に気をつける」
坂道駐車はパーキングブ
レーキをしっかりかける
坂道での駐車は、パーキングブレーキをしっ
かりかけ、マニュアル車はチェンジレバーを
1またはRに、オートマチック車はセレクトレ
バーをPにいれてください。
急な坂道ではさらに輪止めをしてくださ
い。輪止めをしないと車が動き出し、思わぬ
事故につながるおそれがあります。
車の移動はエンジンをか
ける
車を少し移動させるときでも、必ずエンジン
をかけてください。下り坂などで傾斜を利
用して移動させると、ハンドルがロックされ
たり、ブレーの効きが悪いため思わぬ事故
につながるおそれがあります。
車から離れるときは必ず
パーキングブレーキをか
け、施錠する
車から離れるときは、必ずパーキングブレー
キをかけエンジンを止め、ドアを施錠してく
ださい。また、盗難にあわないために、車内
には貴重品を置かないでください。
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駐停車するとき
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違法改造はしない
車の性能や機能に適さない部品を装着した
り、自分でエンジン調整や配線などをしない
でください。故障や、思わぬ事故につながる
おそれがあります。また、国土交通省に届け
出た部品以外を装着すると違法改造になる
ことがあります。部品の装着をするときは、
マツダ販売店にご相談ください。
タイヤ、ホイール、ホイール
ナットを交換するときはマ
ツダ販売店に相談する
lホイール、ホイールナットは純正品以外を
装着しないでください。純正品以外のも
のを装着すると車の性能が十分に発揮で
きないばかりでなく、走行中にナットがゆ
るみホイールがはずれるなど、思わぬ事故
につながるおそれがあります。また、駆動
系部品に悪影響をおよぼしたり、違法改造
になることがあります。
lタイヤの状態が車の性能に大きく影響し
ます。また、駆動系部品に悪影響をあたえ
ないために、次の点を守ってください。
l前後輪とも指定された同一サイズ、同
一種類のものを使用してください。特
にスノータイヤなどの冬用タイヤを装
着するときは注意してください。
lタイヤサイズは、運転席側のリヤドア
に貼付されているラベルで確認してく
ださい。
くわしくはマツダ販売店にご相談くだ
さい。
l摩耗差の著しいタイヤを混ぜて使用し
ないでください。
lタイヤはゴム製品のため、長期間使用する
と徐々に劣化していきます。安全な走行
状態を確保するために、使用開始後5~
7年を目安にマツダ販売店で点検を受け
てください。
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こんなことにも注意
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タイヤバルブキャップは
純正品を使用する
タイヤバルブキャップは純正品以外を使用
しないでください。純正品以外を使用する
とバルブの損傷により、適正空気圧にならな
いおそれがあります。そのまま走行すると
空気圧が低下し、思わぬ事故につながるおそ
れがあります。
ディスチャージヘッドラン
プバルブを交換するときは
マツダ販売店に相談する
ディスチャージヘッドランプのバルブ·コネ
クター·電源回路·光軸(ヘッドランプの照ら
す方向)調整部分を分解したり、取りはずし
たりしないでください。
ディスチャージヘッドランプは高電圧を使
用しているため、取り扱いを誤ると感電する
おそれがあります。ディスチャージヘッド
ランプの交換·修理をするときは、必ずマツダ
販売店へご相談ください。
部品の取り付け、交換は
マツダ販売店に相談する
電話、無線、オーディオなど電気部品や電子
部品を取り付けるときは、マツダ販売店にご
相談ください。
不適当な部品を取り付けたり、取り付け方法
を誤ると、ブレーキ(ABS)、エアバッグの誤作
動、エンジン不調、車両火災など思わぬ事故
につながるおそれがあります。
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こんなことにも注意