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249
運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
/
žc ”
安全運転に心がける
定速走行機能使用中は追従走行を行わないため、 警報やブレーキ制御が作動
しません。周囲の状況に応じてブレーキペダルを踏んで減速するなど、 前方
車との車間距離を十分に確保し、 安全運転を心がけてください。
定速走行機能に切り替えるとき
マツダ ・ レーダー ・ クルーズ ・ コントロール(MRCC)を ON にした状態で、MODE スイッ
チを押すと、 定速走行機能に切り替わります。
/
žc ”
定速走行機能を使用しないときは、 必ず OFF にする。
常に使用できる状態にしておくと、 誤って定速走行機能を作動させ、 思わぬ
事故につながるおそれがあります。
速度を設定するとき
アクセルペダルの操作で希望の速度に調節します。
SET
または SETスイッチを押すと定速走行をはじめます。
同時にメーター内のマツダ ・ レーダー ・ クルーズ ・ コントロール
(
MRCC)
表示灯(
緑 )
が点灯し
、 アクティブ ・ ドライビング ・ ディスプレイにクルーズコントロール表示
(
緑 )
が表示されます。
ŒÝ
●急な上り坂または下り坂など、 走行条件によっては設定速度を一定に保てない場
合があります。
●SETスイッチを押したままにすると加速をはじめます。SETスイッチを
押したままにすると減速をはじめます。
設定速度を上げるとき
次の操作で設定速度を上げることができます。
スイッチで加速するとき
SETスイッチを押したまま、 希望の速度になったところで手を離します。
スイッチを押してすぐに手を離すと、設定速度の調節 ( 約 1 km/h) ができます。たとえば、
スイッチを 4 回押すと、 設定速度が約 4
km/h 上がります。
AXELA_Bナ_初版.indb 2492016/07/07 9:49:17
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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
アクセルペダルで加速するとき
アクセルペダルを踏み、 希望の速度になったところで SETまたは SETスイッチを
押します。
スイッチを操作しなければ、 アクセルペダルから足を離すと、 もとの設定速度にもどりま
す。
設定速度を下げるとき
SETスイッチを押し続け、 希望の速度になったところで手を離します。
スイッチを押してすぐに手を離すと、設定速度の調節 ( 約 1 km/h) ができます。たとえば、
スイッチを 4 回押すと、 設定速度が約 4
km/h 下がります。
解除するとき
OFF/CAN スイッチで解除するとき
OFF/CAN スイッチを 1 回押すと、 定速走行機能が解除されます。
MODE スイッチで解除するとき
MODE スイッチを押すと、 定速走行機能が解除され、 追従走行が可能な状態に切り替わ
ります。
次のようなときは、 定速走行機能が自動的に解除されます。車速が 30
km/h 以上であれ
ば、 RES スイッチを押すと、 もとの設定速度にもどります。
●OFF/CAN スイッチを押したとき。
●ブレーキペダルを踏んだとき。
●パーキングブレーキをかけたとき。
( マニュアル車 )
●クラッチペダルを踏んだとき。
●チェンジレバーをニュートラルの位置にしたとき
( オートマチック車 )
●セレクトレバーを N または P レンジにしたとき
ŒÝ
●設定速度より、 約 15k m/h以上下がったとき 、 定速走行機能が解除されること
があります。
●車速が 30k m/h未満になると 、 定速走行機能が解除されます。この場合、 車速
を 30
k
m/h
以上にして
RES スイッチを押しても、 もとの設定速度にはもどり
ません。定速走行機能を設定しなおしてください。
AXELA_Bナ_初版.indb 2502016/07/07 9:49:17
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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
レーンキープ・アシスト・システム (LAS) & 車線逸脱警報
システム (LDWS) とは
¬è”Å “7
÷
‹
レーンキープ ・ アシスト ・ システム( LAS)& 車線逸脱警報システム( LDWS)は 、 自車
が車線から逸脱する可能性があることを知らせるとともに、 ハンドル操作をアシストする
ことにより車線からの逸脱回避を支援する装置です。
走行中に、 フォワードセンシングカメラ
(
FSC)
で車線の白線(
黄線 )
を検知して
、 自車
が車線から逸脱する可能性があるとシステムが判断した場合に、 電動パワーステアリング
を作動させ運転者のハンドル操作をアシストするとともに、 車線逸脱警報、 ハンドルの振
動、アクティブ ・ ドライビング ・ ディスプレイの表示により運転者に知らせます。白線
( 黄
線 )
の整備された道路でご使用ください。
→ 282ページ「フォワードセンシングカメラ
(FSC) について
¬è”Å “7
÷
‹ 」
レーンキープ ・ アシスト ・ システム
(
LAS)
&
車線逸脱警報システム
(
LDWS)
のハンド
ル操作をアシストするタイミングには「遅い」と「早い」があります。
「遅い」は
、 自車が車線から逸脱する可能性があるときに、 ハンドル操作のアシストを行
います。
「早い」は、 ハンドル操作のアシストを常に行い、 走行車線内の中央付近を走行できるよ うにアシストします。
「遅い」と「早い」の切り替え
(
ハンドル操作のアシストを行うタイミング )
は設定変更
で変更できます。
→
632ページ「設定変更
( カスタマイズ機能 )」
®—M¯ ®
ãM¯
AXELA_Bナ_初版.indb 2512016/07/07 9:49:17
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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
/
žc ”
レーンキープ ・ アシスト ・ システム ( LAS) & 車線逸脱警報シス
テム (LDWS) を過信しない。
●レーンキープ ・ アシスト ・ システム ( LAS) & 車線逸脱警報システム
(
LDWS)
は
、 自動運転システムではありません。また、 前方不注意を補
助するものではないため、 システムを過信しすぎると、 思わぬ事故につ
ながるおそれがあります。
●レーンキープ ・ アシスト ・ システム ( LAS) & 車線逸脱警報システム
(
LDWS)
の機能には限界があります
。常にハンドルの操作で進路を修正
し、 安全運転を心がけてください。
žc ”
次のようなときは、 レーンキープ ・ アシスト ・ システム ( LAS)
&
車線逸脱警報システム
(
LDWS)
を使わない
。実際の走行状況
にあわせた適切な作動ができず、 思わぬ事故につながるおそれが
あります。
●急カーブのある道
●悪天候のとき ( 雨、 霧、 雪のときなど )
●凍結路、 積雪路や未舗装路などのすべりやすい路面
●交通量が多く車間距離が十分にとれない道路
●車線の白線 ( 黄線 ) が引かれていない道路
●工事中や車線規制で車線幅の狭い道路
●工事による車線規制や仮設の車線がある区間を走行するとき ( 白線 ( 黄
線 ) が複数引かれていたり、 途切れているとき )
●タイヤの空気圧が指定空気圧に調整されていないとき
●応急用スペアタイヤ装着時など、 指定されたサイズと異なるタイヤを使
用しているとき
«™
žc ”
レーンキープ ・ アシスト ・ システム ( LAS) & 車線逸脱警報システム
(LDWS)
を正常に作動させるために次の点をお守りください。
●サスペンションの改造を行わないでください。
●前後輪とも必ず指定されたサイズのタイヤを装着してください。タイヤ
交換などを行うときは、 マツダ販売店にご相談ください。
AXELA_Bナ_初版.indb 2522016/07/07 9:49:17
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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ŒÝ
●車線変更などで方向指示器を操作すると、 レーンキープ ・ アシスト ・ システム
(
LAS)
&
車線逸脱警報システム
(
LDWS)
の作動を自動解除します
。方向指示器
をもどし、走行車線内を通常走行して、システムが白線
( 黄線 ) を検知すると、レー
ンキープ ・ アシスト ・ システム
(LAS)
&
車線逸脱警報システム
(LDWS)
が復帰
します。
●急なハンドル操作、 アクセル操作、 ブレーキ操作をしながら車線の白線( 黄線 )
へ接近したときは、
運転者が車線を変更すると判断し、 レーンキープ ・ アシスト ・
システム
(
LAS)
&
車線逸脱警報システム
(
LDWS)
の作動を一時的に解除しま
す。
走行車線内を通常走行して、システムが白線 ( 黄線 ) を検知すると、レーンキー
プ ・ アシスト ・ システム
(LAS) & 車線逸脱警報システム (LDWS) が復帰します。
●短時間のうちに連続して車線をはみ出したときは、 レーンキープ ・ アシスト ・ シ
ステム (LAS) & 車線逸脱警報システム (LDWS) が作動しない場合があります。
●車線の白線(黄線 )を検知していないときは 、 レーンキープ ・ アシスト ・ システ
ム (LAS) & 車線逸脱警報システム (LDWS) は作動しません。
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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
ŒÝ
●次のようなときは、 車線の白線(黄線 )を正しく検知することができず 、 レーン
キープ ・ アシスト ・ システム
(LAS)
&
車線逸脱警報システム
(LDWS)
が正常に
作動しない場合があります。
•
インストルメントパネルの上に置いた物が、
フロントガラスに反射してカメラ
に写ったとき
•
荷室やリヤシートなどに重い荷物を積んで、
車が傾いているとき
•
タイヤの空気圧が指定空気圧に調整されていないとき
•
標準タイヤ以外のタイヤを装着しているとき
•
高速道路などで、
料金所、 インターチェンジ、 サービスエリア、 パーキングエ
リアなどの分岐路を走行するとき
•
白線
( 黄線 ) がかすれや汚れなどにより見えにくいとき
•
前方車が白線
( 黄線 ) の近くを走行して、 白線 ( 黄線 ) が見えにくいとき
•
天候
( 雨、 霧、 雪のときなど ) により、 白線 ( 黄線 ) が見えにくいとき
•
工事による車線規制や仮設の車線がある区間を走行するとき
(
白線
(
黄線 )
が
複数引かれていたり、
途切れているとき )
•
道路補修の消し残り線、
影、 残雪、 雨のたまった轍など、 白線
(
黄線 )
と紛ら
わしい線が見えるとき
•
トンネルの出入り口など、
周辺の明るさが急に変わるとき
•
ヘッドランプのレンズが汚れて照射が弱いときや光軸がずれているとき
•
フロントガラスが汚れているときや曇っているとき
•
フロントガラス、
カメラに露 ( 水滴 ) が生じているとき
•
逆光を浴びて路面が光っているとき
•
雨あがりなどで、
路面がぬれて光っているときや水たまりがあるとき
•
ガードレールなどの影が、
道路上に白線 ( 黄線 ) と平行して写っているとき
•
車線の幅が狭いとき
( 約 2.5 m 以下 ) や広いとき ( 約 4.5 m 以上 )
•
急カーブのとき
•
道路がうねっているとき
•
段差などにより車が大きく揺れたとき
•
2
本以上の白線 ( 黄線 ) が隣接して描かれているとき
•
交差点付近に様々な路面表示や様々な形状のレーンマーカーがあるとき
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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
作動させるとき
電源ポジションを ON にするとレーンキープ ・ アシスト( LAS)& 車線逸脱警報システム
(LDWS)
は待機状態になります。
システム待機状態で車線の中央付近を走行します。次の条件をすべて満たすと、 システム
作動状態になります。
●エンジンがかかっているとき
●車速が約60km/h以上で走行しているとき
●車線の白線( 黄線 )を検知しているとき
●車線の幅が狭くないとき、 または広くないとき
次のとき、 レーンキープ ・ アシスト ・ システム
(LAS)
&
車線逸脱警報システム
(LDWS)
は待機状態になります。
●白線( 黄線 )を検知できないとき
●車速が約60km/h未満になったとき
●ABS/TCS/DSC が作動しているとき
●DSC を OFF にしたとき
( システム作動状態のとき DSC を OFF にするとチャイムが鳴り待機状態になります。)
●急なカーブを走行したとき
●急なハンドル操作をしたとき
●ブレーキ操作をしたとき
●車線の幅が狭いとき、 または広いとき
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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
ŒÝ
●( ハンドル操作のアシストを行うタイミングが「遅い」のとき )
•左右のどちらか一方の車線の白線( 黄線 ) を検知するまでは、 レーンキープ ・
アシスト ・ システム
(
LAS)
&
車線逸脱警報システム
(
LDWS)
は作動しませ
ん。
•
左右のどちらか一方の車線の白線(
黄線 )
を検知した場合
、 検知できていな
い方向への逸脱は作動しません。検知できている方向への逸脱のみ作動しま
す。
●( ハンドル操作のアシストを行うタイミングが「早い」のとき )
•左右の車線の白線( 黄線 )を検知するまでは 、 レーンキープ ・ アシスト ・ シ
ステム
(
LAS)
&
車線逸脱警報システム
(
LDWS)
のハンドル操作のアシスト
タイミングは
「早い」で作動しません。左右のどちらか一方の車線の白線 ( 黄
線 )
のみ検知しているときは、 検知できている方向へのみ作動します。
•
走行車線内の中央付近を走行できるようにハンドル操作のアシストを行いま
すが
、 カーブの形状、 路面の傾斜や起伏、 速度などによっては、 中央付近を
走行できない場合があります。
●運転者がハンドルから手をはなしたとき( ハンドルを保持していないとき )は 、
警報チャイムが鳴り、 アクティブ ・ ドライビング ・ ディスプレイにメッセージが
表示されます。
ハンドルを軽く持っているとき、 または道路状態によっては、 ハンドルを握って
いてもハンドルから手をはなしている
(
ハンドルを保持していない )
と判断し
、
アクティブ ・ ドライビング ・ ディスプレイにメッセージが表示されることがあり
ます。
●車線逸脱警報とハンドル操作のアシストを行うタイミングは異なります。
●レーンキープ ・ アシスト ・ システム(LAS)& 車線逸脱警報システム(LDWS)の
次の設定を変更できます。
→
632ページ「設定変更 ( カスタマイズ機能 )」
•
ハンドル操作のアシスト作動
/ 非作動
•
アシスト感度
( アシストしやすさ )
•
車線から逸脱する可能性があるとシステムが判断するタイミング
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