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5.シートバックを垂直に起こし、所定位置にロッ
クされるまで押します。固定金具がはまってい ることを確認します。
6. シートバックとシートベースが垂直位置に確実
に固定されていることを、シートバックを手前 に引いて確認します。
折りたたみ
注意 : シートを折りたたむ前に、シートベルト
を締めて、ベルトがシート機構に引っかかって 損傷しないようにします。
1. ハンドルを引いてシートバックを解放し、前方
いっぱいまで引きます。
2. レバーを押してヘッドレストをシートバックか
ら開放し、シートの上に折りたたみます。
3. ベルクロストラップを締めます。
4.シートの裏面にあるストラップを引いて、シー
トアセンブリ、トランクフロア内に折り込みま
す。
5. トランクフロアのカバーを元の位置に戻しま
す。
お子さまを座らせる
Tesla ビルトインタイプ後ろ向きチャイルドシート
は、国連 ECE 規制 R44.04 標準の質量グループ II
と III 、体重 15~36 kg のお子さまの使用を前提に
認可されたチャイルドシートです。年齢 3 才~ 12
才の身長 98 ~ 135 cm のお子さま以外には使用し
ないでください。
安全情報
安全情報15
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絶対にお子さまの頭頂部が車両に触れないようにし
てください。お子さまが快適に座っていられるよう
に、必ずシートベルトは正しい位置に通し、きちん
とラッチをかけてください。お子さまの骨盤を膝ベ
ルトで正しい位置に固定してください。与えられた
指示に従い、 このシート内で補助チャイルドシート
を使わないでください。
注 : Tesla ビルトインタイプ後ろ向きチャイルドシ
ートにお子さまを座らせているときは、車内の空気
を循環させるのではなく、 Model S 内に外気を取り
込むようにエアコンを設定することをお勧めしま
す。そうすることにより、後部座席エリアにより多
くの空気が供給されるようになります。
1. お子さまの腕がシートベルトの輪の中に入るよ
うにお子さまの位置を決めます。
2. シートベルトの対の留め金をはめます。
3. シートベルトの留め金のラッチをバックルに差
し込みしっかり締まっていることを確認しま
す。
4. ショルダー ベルトを調節して、肩の一番高い位
置にベルトを通し、顔からは離れるようにしま
す。
5. バックルの長さを調節して、下側のストラップ
を骨盤に密着させます。骨盤がしっかり固定さ
れるようにしてください。
6. お子さまがシート内に確実に収まるまで下側の
ストラップを引きます。
7. ショルダー クリップをスライドして、ベルトの
上側部分が肩の上にとどまるようにします。
外すときは、バックルのボタンを押し、対になって
いるシートの拘束具を分離します。
チャイルドシートに関する警告
警告 :
Tesla ビルトイン タイプ後ろ向きシート
は、国連 ECE 規制 R44.04 標準の質量グルー
プ II と II 、体重 15 ~ 36 kg のお子さまが使用
するものとして認可されたチャイルド シート
です。年齢 3 才~ 12 才の身長 98 ~ 135 cm
のお子さま以外には使用しないでください (お
子さまの頭頂部が内装に触れないこと ) 。警告 : Tesla ビルトインタイプ後ろ向きシート
内で、ブースターシートなどの補助的なチャイ ルドシートシステムを使用しないでください。警告 : 絶対にお子さまの頭頂部が車両に触れな
いようにしてください。お子さまが快適に座
っていられるように、必ずシートベルトは正し く締めてください。警告 : お子さまの安全を守るため、ビルトイン
タイプ後ろ向きチャイルドシートに関するす
べての指示に従い、すべての警告に留意してく ださい。警告 : 安全に関するすべての警告と、シートに
付いているすべてのラベルを読んでください。
安全情報
16Model S クイックガイド
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警告: チャイルドシートまたは Tesla ビルトイ
ンタイプ後ろ向きチャイルドシートに固定さ
れている場合でも、 Model S 内にお子さまを付
き添いなしで車内に放置しないでください。 暑い日は、車内の温度が危険なレベルまで上昇
し、脱水症状を引き起こしたり、重傷や死亡を
招くことがあります、警告 : Tesla ビルトインタイプ後ろ向きチャイ
ルドシートに付いている布地を取り除いたり、
別のものに取り替えることは避けてください。
カバーはシートがその役割を果たす上で重要
なパーツです。取り除いたり、 Tesla から提供
されるカバー以外の種類に取り替えないでく
ださい。警告 : Tesla ビルトインタイプ後ろ向きチャイ
ルドシートが事故などで擦り切れたときは、明 らかな破損がなくても、 Tesla の検査を受け、
交換してください。警告 : Tesla ビルトインタイプ後ろ向きチャイ
ルドシートにお子さまを乗せる前に、シートバ ックを手前に引いて、シートが垂直位置に確実に固定されていることを確認してください。警告 : いかなる理由(クリーニング等)であっ
ても、 Tesla ビルトインタイプ後ろ向きチャイ
ルドシートを取り外さないでください。ご利 用のお子さまの安全を確保するため、シートの
撤去および設置は必ず Tesla のサービス技術
者に依頼してください。警告 : Tesla ビルトインタイプ後ろ向きチャイ
ルドシートの機能に影響を及ぼすような改造
や部品の追加は行わないでください。警告 : 怪我を防ぐため、車内で固定されていな
いアイテム (バッグ、手荷物など ) はすべて固
定してください。事故、または急ブレーキや急 カーブの際、固定されていないアイテムが怪我
の原因となることがあります。
安全情報
安全情報17
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エアバッグエアバッグの位置
エアバッグは下図に示す位置に設置されています。エアバッグについての注意事項は、サンバイザーに表示さ れています。
1. 助手席用フロントエアバッグ
2. 運転席ヘッドエアバッグ
3. サイドエアバッグ
4. カーテンエアバッグ
注 : 右ハンドル車では、助手席と運転席の位置が逆になります。
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18Model S クイックガイド
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エアバッグの動作
エアバッグは、衝突時のキャビンの速度の変化に反
応して展開します。エアバッグの展開は減速率によ
って決定されます。
エアバッグは、大きな力で瞬時に展開し、大きな音
を立てます。展開したエアバッグは、シートベルト
とともに乗員の体の動きを制限し、けがのリスクを
低減させます。
ヘッドエアバッグは、通常は追突、横転、正面また
は側面の軽微な接触、急ブレーキ、悪路の走行では
展開しないように設計されています。このため、車
体の外見が大きく変形してもエアバッグが展開しな いことがあり、逆に、構造的な破損の場合には、比較的軽微な破損でもエアバッグが展開することがあ
ります。
障がいをお持ちのかたのために、エアバッグシステ
ムに影響が及ぶような改造をお考えの場合は、 Tesla
までご連絡ください。エアバッグの種類先進ヘッドエ
アバッグヘッドエアバッグは、お子さまや
小柄な成人がフロントシートに乗
車されていてもできるだけエアバ
ッグに関連したけがを負わないよ
うに設計された先進エアバッグで
す。運転席のヘッドエアバッグは
シート位置センサーで作動し、乗
員の座っている位置をもとに展開
レベルを調整します。乳幼児を含
む小さなお子さまが助手席に乗車
する場合は、安全のため、下記の
要領で助手席ヘッドエアバッグを
OFF にしてください。サイドエアバ
ッグサイドエアバッグは胸郭および骨
盤を保護します。このエアバッグ
は側面から大きな衝撃を受けた時
だけ展開します。衝撃を受けなか
った側のサイドエアバッグは展開
しません。カーテンエア
バッグカーテンエアバッグは頭部を保護
するもので、通常は大きな側面衝
撃がかかったとき、あるいは車両
が横転したときにしか展開しませ
ん。衝撃を受けなかった側のカー
テンエアバッグは展開しません。
安全情報
安全情報19
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助手席ヘッドエアバッグをOFFにする
お子さまが助手席に乗車するときは(乳児用または 小児用チャイルドシートを利用する場合でも)お子
さまが衝突時にエアバッグでけがをしないように助
手席ヘッドエアバッグをオフにする必要がありま
す。
注 : お子さまをチャイルドシートで乗車させるとき
は、できるだけリアシートに乗車させてください。
車両の助手席側のフロントエアバッグとサイドエア
バッグを OFFにするには、 「コントロール」 > 「設
定」 > 「安全とセキュリティ」 > 「助手席 フロン
トエアバッグ」 の順にタッチします。助手席ヘッドエアバッグの ON/OFFステータス
は、タッチスクリーンの右上隅に表示されます。こ
のインジケーターにタッチして、助手席ヘッドエア
バッグを ONまたは OFFにすることもできます。
OFFにスイッチしてもステータスが ONの場合(あ
るいは、その逆の場合)は、ただちに Teslaまでご
連絡ください。
注 : Model S は静電容量式のタッチスクリーンを搭
載しており、手袋をしている場合は、タッチしても
反応しないことがあります。タッチスクリーンが反
応しない場合は、手袋を外すか、指先に導電性の素
材を使った専用の手袋を着用してください。
警告 : 助手席ヘッドエアバッグが ONになって
いるときは、お子さまを乳幼児用または小児用 チャイルドシートで助手席に乗車させないでください。大けがまたは死亡事故につながる可能性があります。警告 : 助手席エアバッグのコントロールが機能
していないと思われる場合は、助手席に人を乗 せないようにしてください。ただちに Tesla
に連絡して車両点検を受け、必要であれば修理 を依頼してください。警告 : Model S ではシートカバーを使用しな
いでください。事故発生時にサイドエアバッ
グの展開が制限される可能性があります。
安全情報
20Model S クイックガイド
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エアバッグ展開の影響
エアバッグが展開するときは微粉末が放出されま す。この粉末には皮膚に刺激を与える成分が含まれるため、目、切り傷や擦り傷に付着した際は、流水で完全に洗い流すようにしてください。
展開したエアバッグは収縮し、乗員にクッション効
果を及ぼすと同時に、ドライバーの前方の視界が遮
られないようにします。
エアバッグが展開したとき、あるいは車が事故にあ
ったときは、必ずエアバッグとシートベルトのプリ
テンショナーなどの関連部品をチェックし、必要で
あれば Teslaに交換を依頼してください。
衝突時には、エアバッグの展開以外に以下のような
ことが起こります。
• ドアがアンロックされ、ドアハンドルがせり出
します。
• ハザード警告灯が点灯します。
• 室内灯が点灯します。
• 高電圧系統が OFFになります。
バッテリー電源を復旧させるには、タッチスクリー ンで Model S 、ブレーキを踏んで再度 ONにしま
す。
エアバッグインジケーターエアバッグシステムが故障している際
は、計器パネルのエアバッグインジケー
ターが点灯したままになります。このイ
ンジケーターが点灯するのは本来
Model S を始動したときだけで、そのと
きは数秒で消灯します。点灯したままの
状態の場合は、運転するのを控え、ただ
ちに Tesla に連絡してください。エアバッグについてのご注意警告: 衝突時の大けがや死亡のリスクを最小限
に減らすため、座席にエアバッグが装備されて いるかどうかに関わらず、ドライバーを始めすべての乗員は、必ずシートベルトを着用してく
ださい。警告 : フロントシートの乗員は、展開したエア
バッグが破裂してけがをすることがあります
ので、エアバッグモジュールの上に腕を載せな
いでください。警告 : Model S ではシートカバーを使用しな
いでください。事故発生時にサイド エアバッ
グの展開が制限される可能性があります。ま
た、乗員感知システムの精度が低下する可能性
もあります。警告 : エアバッグはかなりの速度と力で展開
し、それによってけがをすることがあります。
けがを減らすため、乗員は必ずシートベルトを 着用し、できるだけシートを後ろへ引いて正し
く座るようにしてください。警告 : 前方でエアバッグが作動するシートには
チャイルドシートの使用を控え、お子さまを座 らせないでください。エアバッグが展開した
ときに、けがや死亡事故につながる可能性があ
ります。警告 : サイドエアバッグが正しく展開するよう
に、乗員の胴体と Model Sの側面の間のすき
まはふさがないでください。警告 : 乗員は頭をドアにもたせかけないでくだ
さい。カーテンエアバッグが展開したときに、
けがをすることがあります。警告 : 乗員は、エアバッグの上または近くに足、
ひざなど、体の一部を置いてエアバッグの作動 を遮らないようにしてください。警告 : ヘッドエアバッグの上または近く、フロ
ントシートの横、車両側面のヘッドライナー、
エアバッグカバーなどには、物を取り付けたり 置いたりしないでください。エアバッグの展開が妨げられる可能性があります。また、エア
バッグが作動するほどの重大な衝突事故のと きは、それらの物によって大けがをする可能性
もあります。警告 : 展開したエアバッグは部分的に熱くなっ
ています。熱がさめるまで、手で触れないでく ださい。
安全情報
安全情報21
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タイヤの手入れと保守
タイヤ空気圧の保守
タイヤの空気圧がタイヤに記載されている空気圧と
は異なる場合でも、タイヤの空気圧ラベルに表示さ
れる空気圧に従ってください。タイヤの荷重ラベル
は、中央のドア ピラー上にあり、運転席側のドアを
開くと確認することができます。1 つまたは複数のタイヤの空気圧が低す
ぎるまたは高すぎる場合、計器パネル上
のタイヤ空気圧表示灯が警告します。
タイヤ空気圧表示灯は、空気圧を調整してもすぐに
は消えません。タイヤを推奨空気圧にした後、タイ
ヤ空気圧表示灯を消すタイヤ空気圧監視システム
(TPMS) を作動させるには、時速 40 km 以上の速
度で 10分間以上運転する必要があります。
Model S の電源を入れるたびに表示灯が 1 分間点
滅する場合は、タイヤ空気圧監視システム (TPMS)
が故障を検出しています (26ページの「 TPMS 故
障」を参照 )。
タイヤ空気圧の点検と調整
タイヤが冷えており、 Model S が 3 時間以上静止し
ているときに以下の手順に従ってください。
1. バルブキャップを取り外します。
2. 圧力を測定するため、正確なタイヤ空気圧ゲー
ジをバルブにしっかりと押しつけます。
3. 必要に応じて、推奨空気圧にするために空気を
追加します。
4. タイヤゲージを取り外して再び取り付けること
により、圧力を再度チェックします。
5. 空気を入れすぎた場合は、バルブ中央の金属ス
テムを押すことによって空気を逃がします。
6. タイヤゲージの圧力を再チェックし、必要に応
じて調整します。
7. ほこりが侵入しないよう、バルブキャップを再
び取り付けます。バルブに損傷や漏れがないか
を定期的に点検します。警告 : タイヤの低空気圧は、タイヤ温度の上昇、
深刻なひび割れ、突然のトレッド剥離やパンク を引き起こすなど、タイヤの不具合の最も一般
的な原因です。この結果、車両制御が予期せず 失われ、けがや事故につながる危険性が高まり
ます。低空気圧はバッテリー耐走行距離およ びタイヤのトレッド寿命に影響を及ぼします。警告 : タイヤが冷えているときに、正確なタイ
ヤ空気圧ゲージを使用して圧力をチェックし
てください。現在のタイヤ空気圧でタイヤを
なじませるには、タイヤを温めるため約 1.6 km
ほど運転すれば十分です。直射日光や高温な 場所における駐車も、タイヤ空気圧に影響します。タイヤの温度が上がっている場合は、圧力も高くなっていることに注意してください。
タイヤ空気圧の調整は必ずタイヤが冷えた状
態でおこなってください。温まった状態では
正しい調整ができす、空気圧不足になり大変危
険です。警告 : Tesla 修理キットに用意されているタイ
プ以外のタイヤシーラントは使用しないでく
ださい。他のタイプを使用すると、タイヤ空気 圧センサーが故障する可能性があります。
Model S にタイヤ修理キットが含まれていな
い場合は、 Teslaから購入できます。
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22Model S クイックガイド