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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ŒÝ
空気圧の調整について
●タイヤの適正空気圧は運転席ドアを開けたボディー側に貼り付けられているラベ
ルで確認してください。
●エアコンプレッサーは長時間使用すると故障につながるおそれがありますの
で、 10 分以上連続して作動させないでください。
●10 分以内に適正空気圧にならなければ、 タイヤがひどい損傷を受けている可能
性があります。この場合は、 本修理キットで応急修理することができません。マ
ツダ販売店または JAF などに連絡してください。
●空気を入れすぎたときはエアコンプレッサーのホースの口金を緩めて空気を抜い
てください。
20. 適正空気圧まで昇圧できたら、 エアコンプレッサーのスイッチを OFF にしエアコン
プレッサーのホースの口金を左にまわしてバルブから抜きます。
21. バルブキャップを取り付けます。
22. 修理剤をタイヤ内にゆきわたらせるため、 ただちに走行を始めます。
«™
žc ”
80km/h 以下の速度で慎重に運転してください。80km/h 以上の速度で走
行した場合、 車体が振動することがあります。
23. 10 分間もしくは 5km 程度走行後に手順 17 の方法でタイヤにエアコンプレッサー
を接続し、 エアコンプレッサーに付属している空気圧計でタイヤ空気圧を確認します。
適正空気圧より低下していたら、 手順 18 の作業から再度行ないます。
/
Ð
空気圧が 130kPa (1.3kgf/cm2) 以下に低下していたら、 運
転を中止してマツダ販売店または JAF などに連絡する。
本修理キットによる応急修理はできません。
Ð
手順 17 ~ 23 の作業を繰り返しても、 空気圧の低下が認められ
る場合は、 運転を中止する。
マツダ販売店または JAF などに連絡してください。
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5. トラブルが起きたら
パンクしたとき
«™
žc ”
タイヤ空気圧を空気圧計で確認するときは、 エアコンプレッサーのスイッチ
を OFF にしてから確認してください。
24. 空気圧が低下していなければ、 応急修理完了です。すみやかにマツダ販売店まで慎重
に運転し、 新しいタイヤに交換をすることをおすすめします。修理 · 再使用する場合
はマツダ販売店にご相談ください。
ŒÝ
応急修理をしたタイヤとホイールは
●タイヤパンク応急修理キットで応急修理をしたタイヤは、 できるだけ早く新しい
タイヤに交換をすることをおすすめします。修理 · 再使用する場合はマツダ販売
店にご相談ください。
●ホイールは付着した修理剤をふき取れば再使用できます。ただし、 バルブは新し
いものと取り替えてください。
タイヤパンク応急修理キットの点検
タイヤパンク応急修理キットの点検は定期的に行なってください。
●修理剤の有効期限の確認
●コンプレッサーの作動の確認
ŒÝ
修理剤の有効期限について
修理剤には有効期限があります。有効期限がきれたものは使用できませんので、 ボト
ルのラベルに記載されている有効期限を確認し、 有効期限がきれる前にマツダ販売店
で新しい修理剤をお求めください。
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トラブルが
起きたら
車両
スペック
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5. トラブルが起きたら
バッテリーがあがったとき
バッテリーあがりについて
次のような状態はバッテリーあがりです。
●スターターがまわらない。またはまわっても回転が弱く、 なかなかエンジンがかから
ない。
●ホーンの音が小さい、 または鳴らない。
●ランプ類がいつもより極端に暗い。
/
正しく安全にバッテリーを取り扱うために、 バッテリー使用前または点
検前には必ず次の注意事項をお読みください。
žc ”
必ず保護メガネを着用する。
バッテリー液には有毒で腐食性の高い希硫酸が含まれており、 目に入ると失
明など重大な傷害につながるおそれがあります。また、 バッテリーから発生
する可燃性ガスに引火して爆発するおそれがあります。
žc ”
バッテリーの近くでお子さまを遊ばせない。また、 バッテリー液
をこぼさない。
バッテリー液には有毒で腐食性の高い希硫酸が含まれており、 目や皮膚に付
着すると重大な傷害につながるおそれがあります。万一、 目や皮膚に付着し
たときは、 すぐに多量の水で洗浄し、 応急処置が済んだら、 医師の診察を受
けてください。
žc ”
絶対に火気を近づけない。
バッテリーから発生する可燃性ガスに引火して爆発するおそれがあり危険で
す。火気の発生を防ぐため、ブースターケーブルの接続、取りはずしのときは、
端子同士やボディーに触れないように十分注意してください。
žc ”
換気の悪い場所では、 バッテリーの充電を行なわない。また、 充
電中はバッテリーに近づかない。
バッテリーから発生する可燃性ガスに引火して爆発するおそれがあり危険で
す。
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5. トラブルが起きたら
バッテリーがあがったとき
/
žc ”
ブースターケーブルを使用してエンジンを始動する前に必ずバッ
テリー液の量を点検する。
バッテリー液の量が下限 ( LOWER L EVEL) より不足して いる状態でエン
ジンを始動すると、 破裂
(
爆発 )
につながるおそれがあり危険です
。バッテ
リー液が不足しているときは、 エンジン始動前に必ず補充液または蒸留水を
補充してください。
処置方法
押しがけによる始動はできません。
別売のブースターケーブルを使用して、 救援車
(
他の車 )
のバッテリーと自車のバッテ
リーを接続してエンジンをかけます。
自車と同じ
12V バッテリーを搭載した救援車を依頼してください。
«™
žc ”
ブースターケーブルを接続するときは慎重に行なってください。ブースター
ケーブルがベルトなどの回転部に巻き込まれるおそれがあります。
1. 自車のバッテリーと救援車のバッテリーが一番近
い位置になるように、 車を移動させます。
2. ヘッドランプやエアコンなどの電源が切ってある
ことを確認します。
3. バッテリーキャップを取りはずします。
DEMIO_Dケ_初版.indb 4362016/07/05 9:30:24
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起きたら
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いん
4. 救援車のエンジンを止めて、 ブースターケーブルを次の順で接続します。
ブースターケーブルを接続する前に各バッテリーの端子
(、)の位置を確認して
ください。
•
1
本目
自車のバッテリーの端子
救援車のバッテリーの端子
•
2
本目
救援車のバッテリーの端子
図で表示の箇所( アースを取る )
Ò” µ»” ”Òç
y w Ì¿Âæ ”
× wÌ¿Âæ”
/
Ð
バッテリーを取り扱うときは、 絶対に火気を近づけない。
バッテリーから発生する可燃性ガスに引火して爆発するおそれがあり危険で
す。また、 火花の発生を防ぐため次の点を必ず守ってください。
•
の接続は自車バッテリーの端子に接続しないでください。
•
ブースターケーブルの接続
、 取りはずしのときは、
端子がボディー
や
端子に触れないように十分注意してください。
5. 救援車のエンジンをかけ、 エンジン回転数を高めにします。
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5. トラブルが起きたら
バッテリーがあがったとき
6. 自車のエンジンをかけます。約 3 分間エンジンを回転させて、 応急的に自車のバッテ
リーを充電します。
/
Ð
充電中はバッテリーに近づかない。
バッテリー液は希硫酸です。目や皮膚に付着すると重大な傷害につながるお
それがあります。万一目や皮膚に付着したときは、 すぐに多量の水で洗浄し、
応急処置が済んだら、 医師の診察を受けてください。
7. ブースターケーブルを接続したときと逆の順で取りはずします。
8. バッテリーキャップを取り付けます。
9. 早めにマツダ販売店で点検を受けてください。
ŒÝ
バッテリーがあがりやすいときは、 マツダ販売店で点検を受けてください。
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快適装備の
使いかた
お手入れの
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トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
5. トラブルが起きたら
エンジンが始動しないとき
燃料切れしたときは (SKYACTIV-D 1.5)
«™
連続して 30 秒以上エンジン始動の操作をしないでください。 スターターを損傷す
るおそれがあります。
エンジンが始動しない場合、
10 秒待ってから再度エンジン始動を試みてください。
燃料切れを起こした場合、 少なくとも 10L の燃料を補給してからエンジンを始動してく
ださい。燃料切れが起きると燃料系統に空気が入り、 エンジン始動に時間がかかることが
あります。燃料を補給したあとでエンジンが始動しない場合、 エンジン始動を数回試みて
ください。それでも始動しないときはマツダ販売店へ連絡してください。
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5. トラブルが起きたら
オーバーヒートしたとき
オーバーヒートについて
次のようなときは、 オーバーヒートです。
●高水温警告灯( 赤 )が点灯し、 エンジンの出力が急に低下したとき。
●エンジンルームから蒸気が出ているとき。
/
Ð
エンジンルームから蒸気が出ているときは、 ボンネットを開けな
い。
エンジンルーム内が熱いとき、 ボンネットを開けると、 蒸気や熱湯が噴き出
してやけどなど、 重大な傷害につながるおそれがあります。また、 蒸気が出
てない場合でも高温になっている部分があります。ボンネットを開けるとき
は十分に注意してください。
Ð
エンジンが十分に冷えるまではラジエーターとリザー
バータンクのキャップを開けない。
エンジンが熱いときにキャップをはずすと、 蒸気や熱湯が噴き出してやけど
など、 重大な傷害につながるおそれがあります。
Ð
エンジンルーム内を点検するときは、 ファンやベルトなどの
回転部に触れない。
特に、 エンジンルームが高温のときは、 エンジンが止まっていてもファンが
回転することがあるため、 手や衣服などが巻き込まれるなど、 重大な傷害に
つながるおそれがあります。
処置方法
1. 安全な場所に車を止めます。
2. エンジンルームから蒸気が出ていないかどうかを確認します。
エンジンルームから蒸気が出ているときは
エンジンを止めてください。蒸気が出なくなるまで待ち、 風通しをよくするためにボ
ンネットを開け、 エンジンを始動してください。
エンジンルームから蒸気が出ていないときは
エンジンをかけたままボンネットを開け、 エンジンを冷やします。
クーリングファンが作動していることを確認し、 高水温警告灯
(
赤 )
が消灯したらエ
ンジンを止めます。
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