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お子さまにもシートベルト
を着用させる
lお子さまにも必ずシートベルトを着用さ
せてください。お子さまを抱いたり、ひざ
の上に乗せたりすると、急ブレーキ時や衝
突時に十分に支えることができず、お子さ
まが投げ出されたり押しつぶされ、重大な
傷害につながるおそれがあります。
lシートベルトが首や顔などにあたったり、
腰骨に正しく着用できないお子さまには、
別売りのベビーシート、チャイルドシー
ト、ジュニアシートをお使いください。ベ
ビーシート、チャイルドシート、ジュニア
シートを使用しないと、万一の場合シート
ベルトの効果が十分に発揮できないため、
重大な傷害につながるおそれがありま
す。
lお子さまがエアバッグの前に立っていた
り、正しい姿勢で座っていなかったりする
と、エアバッグが作動したときに強い衝撃
を受け、お子さまの命にかかわる重大な傷
害につながるおそれがあり危険です。
チャイルドシートは正し
く取り付ける
lエアバッグの作動可能な助手席には、後
向き幼児拘束装置を絶対に使用しないで
ください。幼児が死亡したり、重傷を負
う可能性があります。やむをえず助手席
にチャイルドシートを取り付けるときは、
必ず前向きに取り付け、シートを最後部ま
で移動させてください。
助手席エアバッグ装備車には図のような
警告ラベルが貼付されています。この警
告ラベルは、助手席に後ろ向きチャイルド
シートを取り
付けてはいけないというこ
とを示しています。
lベビーシート、チャイルドシートを取り付
けたときは、確実に取り付けられているこ
とを確認してください。取り付けかたは、
それぞれの商品に付属している取扱説明
書に従って取り付けてください。
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お子さまを乗せるとき
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ドア、窓ガラスの開閉は
大人が操作する
お子さまにはドア、窓ガラスの開閉をさせな
いでください。手、足、首などをはさんだり
して重大な傷害につながるおそれがありま
す。
lパワーウインドーロックスイッチはロッ
クの位置にしてください。
→66ページ「パワーウインドー」
lドアを閉めたあとは必ず施錠してくださ
い。
窓から手や顔を出させない
走行中はお子さまが窓から手や顔を出さな
いよう注意してください。車外の物に当
たったり、急ブレーキを踏んだとき、重大な
傷害につながるおそれがあります。
車から離れるときはお子
さまも一緒に連れていく
車から離れるときはお子さまだけを車内に
残さないでください。
lお子さまのいたずらにより、装置の作動、
車の発進、火災など思わぬ事故につながる
おそれがあります。
l炎天下の車内はたいへん高温になり、お子
さまが脱水症状を起こすおそれがありま
す。症状がひどくなると脳に障害が残っ
たり、最悪の場合死に至るなどお子さまの
命にかかわる重大な傷害につながるおそ
れがあり危険です。
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お子さまを乗せるとき
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走行中はエンジンを止め
ない
走行中にエンジンを止めると、ブレーキの効
きが悪くなり、ハンドルも重くなるため、思
わぬ事故につながるおそれがあります。
坂道ではエンジンブレー
キを使う
ブレーキペダルを踏み続けると、ブレーキが
過熱し、効きが悪くなることがあります。
下り坂ではフットブレーキとエンジンブ
レーキを併用してください。また、ぬれた路
面や積雪路、凍結路では急激なエンジンブ
レーキの使用(シフトダウン)は避けてくだ
さい。スリップするおそれがあります。
エンジンブレーキとは、走行中アクセルペダ
ルから足を離したときにかかるブレーキ力
で低速ギヤほどよく効きます。
すべりやすい路面では慎
重に運転する
ぬれた路面や凍結路、積雪路などのすべりや
すい路面では、急加速や急ブレーキ、急ハン
ドル、急激なエンジンブレーキを避け、ス
ピードをひかえめにして運転してくださ
い。ぬれた路面を高速で走行すると、タイヤ
と路面の間に水の膜ができ、タイヤが浮いた
状態(ハイドロプレーニング現象)になるお
それがあります。
また、すべりやすい路面を走行中、急にアク
セルペダルから足をはなすと、エンジン回転
が不規則に上昇することがありますが
異常
ではありません。
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運転するとき
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冠水した道路を走行しない
冠水した道路を走行しないでください。冠
水した道路を走行すると、エンストするだけ
でなく、電気部品や電子部品のショート、水
を吸い込んでのエンジン破損など、車両に悪
影響をおよぼします。万一、水中に浸ってし
まったときは、必ずマツダ販売店へご相談く
ださい。
水たまり走行後や洗車後は
ブレーキの効きを確認する
水たまりを走行したあとや洗車後は、ブレー
キパッドがぬれているため、ブレーキの効き
が悪くなったり、ぬれていない片方のブレー
キだけが効いて、ハンドルをとられるおそれ
があり危険です。ブレーキの効きが悪いと
きは、低速で走りながら、効きが回復するま
でブレーキペダルを軽く数回踏んでブレー
キを乾かしてください。
横風が強いときは慎重に
運転する
横風が強く、車が横に流されるようなとき
は、ハンドルをしっかり握り、スピードを
徐々に落としてください。トンネルの出口、
橋の上、山を削った切り通しなどは特に横風
が発生しやすいので注意してください。走
行安定性を失い、思わぬ事故につながるおそ
れがあります。
クラッチペダルやブレー
キペダルに足をのせたま
ま走行しない
クラッチペダルやブレーキペダルに足をの
せたまま走行したり、必要以上に半クラッチ
操作を行わないでください。
lクラッチやブレーキの部品が早く摩耗し
ます。
lブレーキが過熱し、効きが悪くなるおそれ
があります。
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運転するとき
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ブレーキ操作は右足で
lブレーキペダルは必ず右足で踏んでくだ
さい。慣れない左足でのブレーキ操作は、
緊急時の反応が遅れるなど、適切な操作が
できないおそれがあります。
lアクセルペダルの操作でブレーキペダル
に靴が接触することがないように、運転に
適した靴で運転してください。
警告灯が点灯/
点滅したら車を止める
走行中に警告灯が点灯/点滅したときは、た
だちに安全な場所に停車し、適切な処置を行
なってください。警告灯の点灯/点滅を無視
して運転を続けるとエンジンなどを損傷し
たり、思わぬ事故につながるおそれがありま
す。
→82ページ「警告灯、表示灯」
パンクやバースト(破裂)
してもあわてない
走行中タイヤがパンクやバースト(破裂)し
たときは、ハンドルをしっかり持ち、徐々に
ブレーキをかけスピードを落としてくださ
い。
急ブレーキをかけるとハンドルをとられる
おそれがあります。
次のようなときはパンクやバースト(破裂)
が考えられます。
lハンドルがとられるとき。
l異常な振動があるとき。
l車両が異常に傾いたとき。
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スタックした状態から脱
出するときは注意する
ぬかるみ、砂地、深雪路などで駆動輪が空転
したり、埋まり込んで動けなくなることをス
タックといいます。
l周囲の安全を十分に確認してください。
脱出直後に車両が突然動き出し、思わぬ事
故につながるおそれがあります。
lタイヤ前後の土や雪を取り除くか、タイヤ
の下に木や石をあてがい、マニュアル車は
チェンジレバーを1またはRに、オートマ
チック車はセレクトレバーをDまたはRに
いれて、アクセルペダルを軽く踏みます。
チェンジレバー/セレクトレバー操作中は
アクセルペダルを踏まないでください。
トランスミッションなどを損傷するおそ
れがあります。また、車両の周辺に人がい
ないことを確認してください。あてがっ
た木や石が飛散し、重大な傷害につながる
おそれがあります。
lタイヤを高速で回転させないでくださ
い。夕イヤがバースト(破裂)したり、異
常過熱するため思わぬ事故につながるお
それがあります。
lアクセルを過度に空ぶかししたり、タイヤ
を空転させないでください。トランス
ミッションなどを損傷するおそれがあり
ます。
床下に衝撃を受けたら下
まわりを点検する
安全な場所に停車して、車の下にブレーキ液
や燃料の漏れがないか、また各部に損傷がな
いか確認してください。
異常があったときは、マツダ販売店に連絡し
てください。
そのまま走行すると故障や思わぬ事故につ
ながるおそれがあります。
異常を感じたときはマツ
ダ販売店で点検を受ける
次のようなときは、車が故障しているおそれ
があります。そのまま走行すると、思わぬ事
故につながるおそれがあります。
マツダ販売店で点検を受けてください。
l普段と違う音や臭い、振動がするとき。
lハンドル操作に異常を感じるとき。
lブレーキ液が不足しているとき。
l車の下に油のあとが残っているとき。
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運転するとき
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オートマチック車の特性
101ページの「オートマチックトランスミッ
ション」もあわせてお読みください。
オートマチック車は、クラッチ操作とギヤの
切り替えを自動化した車で、その分操作の負
担が軽くなります。運転は楽になりますが、
安易に運転することは禁物です。
オートマチック車の特性を理解し、正しい操
作をする習慣をつけてください。
クリープ現象
エンジンがかかっているとき、セレクトレ
バーがP、N以外にはいっていると、アクセル
ペダルを踏まなくても車が動き出します。
この現象をクリープ現象といいます。
l停車中は車が動かないようにブレーキペ
ダルをしっかり踏み、必要に応じてパーキ
ングブレーキをかけてください。
lエンジン始動直後やエアコン作動時は、エ
ンジンの回転数が高くなりクリープ現象
が強くなります。ブレーキペダルをしっ
かり踏んでおいてください。
l渋滞や狭い場所での移動は、クリープ現象
を利用すると、アクセルペダルを踏まずに
ブレーキ操作のみで速度を調節できま
す。
キックダウン
走行中にアクセルペダルをいっぱいに踏み
込むと、自動的に低速ギヤに切り替わり、急
加速させることができます。
この操作をキックダウンといいます。
l追い越しや高速道路での合流など、加速が
必要なときに行ないます。
lすべりやすい路面やカーブを走行すると
きは、急激なアクセル操作はしないでくだ
さい。
エンジンをかける前に
正しい運転姿勢をとり、右足でアクセルペダ
ルとブレーキペダルが確実に踏めるか確認
します。
ペダルの踏み間違いのないように、ペダルの
位置を確認しておいてください。
エンジンをかけるときは
安全のため、セレクトレバーは駆動輪が固定
されるPにいれ、ブレーキを効かせた状態で
エンジンをかけてください。
発進するときは
lアクセルペダルを踏んだままセレクトレ
バーを操作しないでください。車が急発
進し思わぬ事故につながるおそれがあり
ます。
lエンジン始動直後やエアコン作動時は、エ
ンジンの回転数が高くなり、クリープ現象
が強くなります。
lマニュアル車では発進時の速度をクラッ
チ操作とアクセル操作を併用して調節し
ますが、オートマチック車ではアクセル操
作のみで行ないますので、アクセル操作は
慎重に行なってください。
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オートマチック車を運転するとき
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走行するときは
l走行中はセレクトレバーをNにいれない
でください。トランスミッションの故障
につながります。また、エンジンブレーキ
が全く効かないため思わぬ事故につなが
るおそれがあります。
l高速走行中、またはぬれた路面や積雪路、
凍結路を走行しているときは、急激なエン
ジンブレーキの使用(シフトダウン)は避
けてください。タイヤがスリップし、思わ
ぬ事故につながるおそれがあります。
停車するときは
l停車中、むやみにアクセルペダルを踏まな
いでください。セレクトレバーがP、N以
外にはいっているとき、誤ってアクセルペ
ダルを踏むと急発進するため思わぬ事故
につながるおそれがあります。
l停車後、再発進するときはセレクトレバー
の位置に思い違いがないよう確認してく
ださい。意に反して車が動き出すと、思わ
ぬ事故につながるおそれがあります。
lアクセルペダルとブレーキペダルを同時
に踏んだり、上り坂でセレクトレバーを前
進位置にいれ、アクセルをふかしながら停
車しないでください。トランスミッショ
ンが過熱し、故障につながるおそれがあり
ます。
後退するときは
l後退時は身体を後ろにひねった姿勢にな
ります。ブレーキペダルを確実に踏める
よう注意してください。
l少し後退したときなどはセレクトレバー
をRにいれたことを忘れてしまうことが
あります。後退したあとは、すぐにセレク
トレバーをNにもどし、発進時にはセレク
トレバーの位置を確認してください。
駐車するときは
l駐車するときは、セレクトレバーをPにい
れ、パーキングブレーキをかけてくださ
い。パーキングブレーキをかけただけや、
セレクトレバーをPにいれただけで駐車
していると、車が勝手に動き出し思わぬ事
故につながるおそれがあります。
lエンジンをかけたまま駐車しないでくだ
さい。万一セレクトレバーがP以外には
いっていた場合、クリープ現象で車が勝手
に動き出したり、乗り込むときに誤ってア
クセルペダルを踏み、急発進するなど、思
わぬ事故につながるおそれがあります。
lセレクトレバーをPにいれるときは、車を
完全に止めてから行なってください。車
が完全に止まる前にセレクトレバーをP
にいれると、トランスミッションに無理な
力がかかり故障につながるおそれがあり
ます。
そのほかに気をつけること
坂道などで、セレクトレバーを前進位置に入
れたまま後退したり、後退位置に入れたまま
前進することは行わないで下さい。エンジ
ンが停止してブレーキの効きが悪くなった
り、ハンドルが重くなったりして思わぬ事故
につながるおそれがあります。
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BONGO TRUCK_JK_初版24ページ
2015年12月10日02:13 PM
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オートマチック車を運転するとき