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4WD★
4WDは、積雪路、砂地、ぬかるみ、急な坂など
すべりやすい路面ですぐれた走行性を発揮
します。
走行するときは
オフロード走行やラリー走行を目的に作ら
れた万能車ではありません。凸凹や岩を乗
り越えたり、川を渡ったりしないでくださ
い。
4WD車であっても、アクセル、ハンドル、ブ
レーキの操作は一般の車と同じく慎重に行
ない、常に安全運転を心がけてください。
4WD警告灯
点灯するとき
l電源ポジションをONにすると点灯し、し
ばらくすると消灯します。
l4WDシステムに異常があるときは点灯し
ます。マツダ販売店に連絡してくださ
い。
点滅するとき
次のようなときは点滅します。警告灯が消
灯するまでエンジンをかけたまま安全な場
所に停車してください。しばらくして警告
灯が消灯すれば走行することができます。
警告灯が消灯しないときは、マツダ販売店
に連絡してください。
lディファレンシャルオイルの温度が異常
に高いとき。
lスタックからの脱出時など、前後輪の回転
差が異常に大きい状態が続いたとき。
¢脱輪やスタックなどにより、車輪
が宙に浮いたときは、むやみに空
転させないでください。
駆動系部品に悪影響をあたえ、駆動系のオ
イル漏れや焼きつきなどにより、思わぬ事
故につながるおそれがあります。
201☆印はグレードや仕様変更などにより装備の有無が異なります。
MPV_Lチ_初版201ページ
2014年7月31日10:40 AM
Form No.Lチ
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Black plate (202,1)
タイヤについて
タイヤの状態が車の性能に大きく影響しま
す。また、駆動系部品に悪影響をあたえない
ために、次の点を守ってください。
lタイヤを交換するときは前後輪を同時に
交換してください。
l前後輪とも指定された同一サイズ、同一種
類のものを使用してください。特にス
ノータイヤなどの冬用タイヤを装着する
ときは注意してください。
l摩耗差の著しいタイヤを混ぜて使用しな
いでください。
lタイヤの空気圧は定期的に点検し、タイヤ
間で空気圧の差が著しくならないように
規定値に調節してください。
適正空気圧は運転席ドアを開けたボ
ディー側に貼付されているラベルで確認
してください。
l前後輪とも必ず指定されたサイズの純正
ホイールを装着してください。
lタイヤチェーンは前輪に取り付けてくだ
さい。
lタイヤチェーンを装着したときは、30
km/h以上で走行しないでください。
l積雪路、凍結路以外では、タイヤチェーン
を装着して走行しないでください。
けん引してもらうときは
4WD車のけん引は、前後輪すべてを持ち上げ
るか、前後輪接地の状態で搬送してくださ
い。駆動装置の故障時はトレーラーなどに
搭載して搬送してください。
前輪または後輪だけを持ち上げた状態でけ
ん引すると、駆動装置が破損したり、車輪が
台車から飛び出すなど思わぬ事故につなが
るおそれがあります。
→283ページ「けん引してもらうとき」
202
MPV_Lチ_初版202ページ
2014年7月31日10:40 AM
Form No.Lチ
運転装置の使いかた
3.操作と取り扱い
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Black plate (253,1)
l応急用スペアタイヤの空気圧を定期的
に点検してください。
適正空気圧は420kPa (4.2kgf/cm
2)で
す。
l摩耗限界表示(ウェアインジケーター)
が表れたら、タイヤを交換してくださ
い。
→295ページ「タイヤの点検」
l応急用スペアタイヤを装着したとき
は、4WD警告灯が点滅します。4WD警
告灯が点滅したときは、4WDは作動し
ませんが、前輪駆動での通常走行は可
能です。
l応急用スペアタイヤに標準タイヤのホ
イールキャップは取り付けできませ
ん。
タイヤ交換
¢タイヤを交換するときは前後輪と
も必ず指定された同一サイズ、同
一種類のものを使用してくださ
い。
指定された組み合わせ以外のタイヤを装
着すると走行安定性が損なわれるため、思
わぬ事故につながるおそれがあります。
タイヤサイズは、運転席ドアを開けたボ
ディー側に貼付されているラベルで確認
してください。
くわしくはマツダ販売店にご相談くださ
い。
タイヤ交換をする前に
交通のさまたげにならず、安全に作業で
きる地面が平らで固い場所に車を移動し
ます。
ブレーキペダルを踏んだままパーキング
ブレーキをかけエンジンを止めます。
必要に応じて、非常点滅灯を点滅させ、停
止表示板(停止表示灯)を使用します。
人や荷物を降ろし、工具、ジャッキを取り
出します。
→247ページ「工具、ジャッキ」
輪止めを用意します。
253
MPV_Lチ_初版253ページ
2014年7月31日10:40 AM
Form No.Lチ
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Black plate (283,1)
けん引してもらうとき
けん引はできるだけマツダ販売店またはJAF
などに依頼してください。特に、エンジンが
かかっているのに車が動かないときや異常
な音がするときは駆動装置の故障が考えら
れます。必ずマツダ販売店またはJAFなどに
連絡してください。
¢長い下り坂を降りるときは、レッ
カー車でけん引してください。
ロープでけん引をすると、車間距離を保つ
ためにフットブレーキを多用し、ブレーキ
が過熱して効かなくなります。このような
状態でけん引を続けると、前の車に衝突す
るおそれがあります。
¢4WD車のけん引は、前後輪すべて
を持ち上げるか、前後輪接地の状
態で搬送してください。駆動装置
の故障時はトレーラーなどに搭載
して搬送してください。
前輪または後輪だけを持ち上げた状態で
けん引すると、駆動装置が破損したり、車
輪が台車から飛び出すなど思わぬ事故に
つながるおそれがあります。
lロープでけん引してもらうときは、速度
30km/h以下、走行距離は30km以内にし
てください。高速走行や長距離走行を
すると、駆動装置に悪影響をおよぼし、
損傷するおそれがあります。できるだ
けマツダ販売店やJAFなどに依頼し、
レッカー車またはトレーラーを使用し
てください。
lけん引してもらうときは次の点に注意
してください。けん引フックや車体お
よび駆動装置を損傷するおそれがあり
ます。
l急発進など、けん引フックやロープ
に大きな衝撃が加わる運転をしない
でください。
lけん引フック以外にロープをかけな
いでください。
金属製のチェーンやワイヤーロープなど
を使用するときは、ロープやロープ先端に
ついているフック部に布などを巻いてく
ださい。直接バンパーにあたると、傷がつ
くおそれがあります。
やむをえずロープでけん引してもらうとき
は、車両の前側にあるけん引フックを使用
し、次の手順で行なってください。
けん引フック、ホイールレンチ、ジャッキ
レバーをラゲッジルームから取り出しま
す。
→247ページ「工具、ジャッキ」
283
MPV_Lチ_初版283ページ
2014年7月31日10:40 AM
Form No.Lチ
けん引について
5.万一のときは
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Black plate (310,1)
駐車するときは
l寒冷時はパーキングブレーキをかけると
凍結して解除できなくなるおそれがあり
ます。
パーキングブレーキは使わず、セレクトレ
バーをPにいれてタイヤに輪止めをして
ください。
lボンネット側を風下に向けて駐車してく
ださい。風上に向けるとエンジンが冷え
すぎて始動しにくくなることがありま
す。
lワイパーアームは立てて駐車してくださ
い。寒冷時はワイパーゴムがガラスに凍
りつくことがあります。
タイヤチェーンの取り付け
タイヤチェーンは4WD車も前輪に取り付け
ます。
タイヤチェーンはタイヤサイズに合った純
正品を使用してください。タイヤチェーン
に付属の取扱説明書にしたがって正しく取
り付けてください。
タイヤチェーンの取り付けは、交通のさまた
げにならず、安全に作業ができる平らな場所
で行なってください。
路上で行なう場合は、非常点滅灯、停止表示
板(停止表示灯)を使用してください。
l4WD車の前輪がパンクしたときは、タ
イヤパンク応急修理キットでパンクタ
イヤを修理し、タイヤチェーンを装着し
てください。
→256ページ「タイヤパンク応急修理
キット」
l純正品以外のタイヤチェーンを使用す
るとボディーなどに干渉し、傷をつける
おそれがあります。くわしくは、マツダ
販売店にご相談ください。
310
MPV_Lチ_初版310ページ
2014年7月31日10:41 AM
Form No.Lチ
積雪、寒冷時の取り扱い
6.車との上手なつきあいかた
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Black plate (311,1)
lタイヤチェーンを装着して走行すると
きは、突起物や穴を乗り越えたり、急ハ
ンドルや車輪がロックするようなブ
レーキ操作などをしないでください。
極端に車体が沈み込んだ場合、ボディー
などに干渉し、傷をつけるおそれがあり
ます。
l積雪路、凍結路以外ではタイヤチェーン
を装着して走行しないでください。
チェーンの摩耗を早める原因になりま
す。また、4WD車は駆動系部品に悪影
響をおよぼし故障につながるおそれが
あります。
lタイヤチェーンを装着したときは、
30km/h以下で走行してください。
30km/h以上で走行すると、タイヤ
チェーンにかかる負担が大きくなるた
め、チェーンが切れやすくなります。
lお客様のお車にタイヤチェーンは標準
で搭載されていません。必要に応じて
マツダ販売店でお求めください。
lタイヤチェーンを取り付けると、ホ
イールに傷がつくおそれがあります。
寒冷地用ワイパーブレー
ドについて
降雪期にフロントガラスに雪が付着するの
を防ぐために、寒冷地用ワイパーブレードを
お使いください。
寒冷地用ワイパーブレードは通常のワイ
パーブレードの金属部分をゴムでおおって
あります。
必要に応じてマツダ販売店でお求めくだ
さい。
高速走行時は、通常のワイパーブレードよ
りふき取りにくくなりますので、ワイパー
使用時は速度を落として走行してくださ
い。
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MPV_Lチ_初版311ページ
2014年7月31日10:41 AM
Form No.Lチ
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燃料、オイル、液類
■燃料
使用燃料については、145ページの「燃料補給口」もあわせてお読みください。
項目サービスデータ
使用燃料無鉛レギュラーガソリン
タンク容量(参考値)2WD車68L
4WD車76L
■フューエルフィルター
項目サービスデータ
交換時期160,000km走行ごと
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MPV_Lチ_初版318ページ
2014年7月31日10:41 AM
Form No.Lチ
サービスデータ
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Black plate (320,1)
■エンジンオイルフィルター
交換時期は走行kmまたは年月のどちらか早い方で交換してください。
項目サービスデータ
交換時期標準15,000kmまたは1年ごと
シビアコンディション
*17,500kmまたは6か月ごと
*1シビアコンディションの条件については、別冊のメンテナンスノートに記載しています。
■オートマチックトランスミッションフルード
液量の確認は、レベルゲージで行なってください。
項目サービスデータ
推奨フルード5速オートマチック車純正ATF M-V
6速オートマチック車ATF JWS3317
容量(参考値)5速オートマチック車8.14L
6速オートマチック車7.0L
■ディファレンシャルオイル(4WD)
項目サービスデータ
交換時期標準無交換
シビアコンディション
*160,000km走行ごと
推奨オイル純正ロングライフハイポイドSAE 80W-90 (GL-5)
容量(参考値) 1.0L
*1シビアコンディションの条件については、別冊のメンテナンスノートに記載しています。
320
MPV_Lチ_初版320ページ
2014年7月31日10:41 AM
Form No.Lチ
サービスデータ