Page 155 of 270
4. 安全装備の取扱い/運転補助機能
4-26
†ÃÒ
ad
タイヤ空気圧警告灯
70K123
メーターパネル内にあります。
→ 3-42ページ
(警告灯・表示灯の見かた)
システムが正常で空気圧の低下が検出
されていないときは、エンジンスイッ
チを にしたときに約2秒間点灯し
たあと消灯します。
次のような状況になると、エンジンス
イッチが のときに点灯したままと
なります。
・走行中、いずれか 1 輪のタイヤ空気圧が大幅に低下したと判断されたと
き
・システムに異常があるとき
タイヤ空気圧警報システムの初期設定
を行なったときは、約 3 秒間点滅しま
す。
前記の場合以外で、空気圧を指定空気
圧に調整後、初期設定したにもかかわ
らず、走行中に再点灯する場合はシス
テムの異常が考えられます。マツダ販
売店で点検を受けてください。
ON
ON
次のような場合はシステムが正常に作
動しないため、空気圧が低下しても点
灯しなかったり、空気圧が正常でも点
灯したりすることがあります。
2輪以上のタイヤ空気圧が同時に低
下したとき
指定空気圧でない状態で、初期設定
したとき
4 輪ともサイズ、銘柄、トレッドパ
ターン(溝模様)が同一のタイヤを
装着していないときや、摩耗状態が
著しく異なるタイヤを装着している
とき
指定空気圧より高い空気圧で使用し
ているとき
走行中のバースト(破裂)などによ
り急激に空気圧が低下し、走行不能
となったとき
荒れた路面や、凍結路などの滑りや
すい路面を走行しているとき
約 15km/h 未満および約 130km/h を
超える速度で走行しているとき
約5分未満の短時間走行のとき
ブレーキ装置の故障で、制動灯が正
常に点灯・消灯しないとき
4輪への荷重が著しく偏っているとき
000-AZ 取扱説明書 .book 26 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
Page 156 of 270
4. 安全装備の取扱い/運転補助機能
4-27
†ÃÒ
ad
タイヤ空気圧警報システムの
初期設定が必要なとき
タイヤ空気圧の調整を行なったときは、必
ず次の手順でシステムの初期設定を行なっ
てください。また、次のようなときも、必
ず空気圧の調整後、システムの初期設定を
行なってください。
タイヤまたはホイールの交換後
タイヤのローテーション後
メーター内のタイヤ空気圧警告灯が点
灯したとき
→ 2-2ページ (タイヤの空気圧をチェック)
→ 8-5ページ(タイヤ/ホイール)
安全な場所に停車し、パーキングプ
レーキをしっかりとかけてエンジン
を止めます。
タイヤ空気圧の調整後、エンジンを
かけます。
停車したままで、メーター内のタイ
ヤ空気圧警告灯が点滅するまで運転
席足元にあるタイヤ空気圧警報シス
テムのリセットスイッチを押し続け
ます。
70K176
しばらく走行すると、システムがタ
イヤ空気圧の正常な状態を検知し、
初期設定が完了します。
必ず 4 輪とも指定空気圧に調整してく
ださい。指定空気圧に調整せずに初期
設定を行うと、タイヤ空気圧の正常な
状態を検知できないため、システムが
正常に作動しなくなる場合がありま
す。
1
2
リセットスイッチを押し続けても、タ
イヤ空気圧警告灯が点滅しない、また
は点灯したままのときはシステムの異
常が考えられます。マツダ販売店で点
検を受けてください。
走行中にリセットスイッチを押して も、初期設定されません。
初期設定が完了するまでは、タイヤ空
気圧の低下を警報できません。
初期設定にかかる時間は、車速や路面
状況などの条件により異なります。
3
4
000-AZ 取扱説明書 .book 27 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
Page 216 of 270
6. お車との上手なつきあいかた/お手入れ
6-5
Y>_タイヤ空気圧警報システム装備車の場
合、次の作業のあとにタイヤ空気圧警報
システムの初期設定を行なってくださ
い。
タイヤ空気圧の調節後
タイヤまたはホイールの交換後
タイヤのローテーション後
メーター内のタイヤ空気圧警告灯が点
灯したとき
→ 4-25ページ(タイヤ空気圧警報システム)
タイヤのローテーション
タイヤのかたよった摩耗を防止して寿命
をのばすために、約 5,000 km走行ごと
に行なってください。(次の図参照)
車載ジャッキでタイヤのローテーショ
ンを行なうときは、応急用スペアタイ
ヤ(別売り)などを使用して 1 輪ずつ
交換します。
→ 7-10ページ(ジャッキアップ)
タイヤパンク応急修理セット装備車に
は、応急用スペアタイヤが装備されて
いないため、マツダ販売店にご相談く
ださい。
80J305
タイヤ交換するときは
指定タイヤのサイズと空気圧は、お車
のタイプにより異なります。運転席ド
アの開口部に貼付してある「 空気圧ラ
ベル 」で確認してください。
走行中にハンドルや車体に振動が出る
場合は、タイヤのバランスを点検して
ください。
取り付ける前にタイヤの摩耗状態を点
検してください。ウェアインジケー
ター(溝の深さが1.6mm浅い部分)が
現れて溝の一部が消えていたら、他の
タイヤと交換してください。
82K135
タイヤの交換
前前
回転方向指定の
ないタイヤ 回転方向指定の
あるタイヤ
回転方向指定のあるタイヤをローテー
ションするときは、回転方向を逆にし
ないでください。走行に悪影響をおよ
ぼすおそれがあります。
回転方向指定のあるタイヤは、タイヤ の側面に回転方向を示すマークがあり
ます。
ウェアインジケーター
(摩耗限度表示)
ウェアインジ
ケーター位置
を示すマーク
000-AZ 取扱説明書 .book 5 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
Page 217 of 270
6. お車との上手なつきあいかた/お手入れ
6-6
Y>_
プッシュボタンスタート&ア
ドバンストキーレスエント
リーシステム非装備車
キーカバー(2)を外します。
ス ク リ ュ ー(1)は、サ イ ズ の
合ったプラスドライバー(市販
品)で外します。
64L60010
指定のサイズで、4 輪ともサイズ、銘
柄、トレッドパターン(溝模様)が同
一のタイヤを装着してください。ま
た、摩耗状態が著しく異なるタイヤを
使用しないでください。燃費や走行安
定性が悪化するだけでなく、思わぬ事
故につながるおそれがあります。ま
た、故障の原因となります。(冬 用 タ
イヤも同様です)
ABS やタイヤ空気圧警報システム
(タイプ別装備)の場合、正確なタイ ヤ回転速度が検出できなくなって、
正常に作動しない場合があります。
4WD 車では、その性能が十分に発
揮できないばかりでなく、駆動系部
品に悪影響をあたえるおそれがあり
ます。
電池および取り外した部品は、お子さ
まが誤って飲み込まないよう注意して
ください。
故障を防ぐため、次のことをお守りく
ださい。
濡れた手で電池交換しない
電池以外の端子や電子部品に触れな
い
端子を曲げない
油や異物を付着させない
リモコンキーの電池交換
電池交換の際、リモコンキーを破損
するおそれがありますので、マツダ
販売店での交換(有料)をおすすめ
します。
電池は、マツダ販売店や家電量販
店・ホームセンターなどでご購入く
ださい。
使用電池 リチウム電池CR1216
スクリューのサイズ・形状に合わない
ドライバーを使用すると、スクリュー
の頭がつぶれるおそれがあります。
1
(1)
(2)
000-AZ 取扱説明書 .book 6 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
Page 225 of 270

6. お車との上手なつきあいかた/寒冷時の取扱い
6-14
Ío½
タイヤチェーン
この車に適合したマツダ純正品を装着し
てください。適合するタイヤチェーンに
ついては、マツダ販売店にご相談くださ
い。
タイヤチェーンを装着する前に
■ タイヤチェーンは前輪に装着
この車は前輪が駆動輪、または前輪が駆
動輪ベースの 4WD です。後輪には装着 しないでください。
■ 応急用スペアタイヤ(別売り) には装着できません
前輪がパンクしたときは、応急用スペア
タイヤを後輪につけ、外した後輪の標準
タイヤを前輪につけてから、タイヤ
チェーンを前輪に装着します。
■ ジャッキアップに適した安全 な場所で装着
7-9 ページ の「タイヤ交換の準備 」の
、 をお読みください。
■ フルホイールキャップ(タイ プ別装備)を外してから装着
フルホイールキャップの傷つき防止のた
め、キャップを外してからタイヤチェー
ンを装着します。キャップの外しかたは
7-10ページ をお読みください。
タイヤチェーンの装着
タイヤチェーンに付属の取扱説明書をよ
くお読みください。
適合品以外を装着しないでくださ
い。ブレーキ配管や車体を損傷する
おそれがあります。
タイヤチェーンを装着して走行すると
きは、安全およびタイヤチェーン保護
のためスピードを控えめ(30 km/h
以 下)に し、急 発 進、急 加 速、急 ブ
レーキ、急ハンドル、急激なエンジン
ブレーキなど「急」のつく運転をした
り、突起や穴を乗り越えたりしないで
ください。
ABSやタイヤ空気圧警報システム (タ
イプ別装備)の場合、タイヤチェーン
を装着すると正確なタイヤ回転速度
が検出できなくなって、正常に作動し
ない場合があります。
タイヤチェーンを装着したまま、雪の
ない舗装路を走行しないでください。
路面が損傷したり、 タイヤチェーンの
摩耗が早まったりします。 また、4WD
車の場合、 駆動装置に無理な力がかか
り、故障の原因となります。
走行中にいつもと違う音がするとき
は、ただちに停車して点検してくだ
さい。タイヤチェーンが切れたり、
一部が外れたりして車体にあたる
と、ブレーキ配管や車体を損傷する
おそれがあります。
タイヤチェーンを装着するとき
アルミホイール装備車の場合、タイヤ
チェーンでホイールに傷がつくおそれ
があります。
12
000-AZ 取扱説明書 .book 14 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
Page 231 of 270
7. 万一のとき/パンク
7-6
›
½y
修理剤ボトルを逆さまにして持ち、
手で何回も圧迫し、修理剤をすべて
タイヤ内に注入します。
空になったボトルは、修理剤の抜
き取りに必要なため、タイヤ交換
または修理を依頼するときにマツ
ダ販売店にお渡しください。
こぼれた修理剤は、ふき取るかそ
のまま乾燥させてからはがしま
す。
82K121
注入ホースをタイヤバルブから引き
抜き、コア回し(5)でバルブコア
(6)をタイヤバルブにしっかりと
ねじ込みます。
82K122
エアコンプレッサーの側面から、
ホースを取り出します。
エアコンプレッサーのホース(8)
先端の口金をタイヤバルブにねじ込
みます。
82K123
エアコンプレッサーのスイッチが
OFF になっていることを確認しま
す。電 源 プ ラ グ(9)を ア ク セ サ
リーソケット(10)に差し込み、
エンジンスイッチを にしま
す。
70K160
エアコンプレッサーのスイッチ
(11)を ON に し、空 気 を 入 れ ま
す。タイヤ空気圧が指定空気圧にな
るまで昇圧させます。
外しておいたバルブコアが汚れていた
り、紛失したりした場合は、タイヤパ
ンク応急修理セット内にある予備のバ
ルブコアをご使用ください。
8
9
(6) (5)
10
11
(8)
12
ACC
(10)(9)
13
000-AZ 取扱説明書 .book 6 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
Page 232 of 270

7. 万一のとき/パンク
7-7
›
½y
82K125
指定空気圧まで昇圧するには、約
5分程度が必要です。5分以内に十
分昇圧しないときは、ジャッキで
タイヤを地面から浮かせて手で 2
~ 3 回以上回し、修理剤をタイヤ
全体にいきわたらせてから、再度
昇圧操作を行なってください。
→ 7-10ページ (ジャッキアップ)
タイヤがホイールリムから外れて
いる場合は、空気がもれないよう
にリムとタイヤのすき間をなくす
ようにしてから、コンプレッサー
を作動させます。(すき間がなく
なれば空気圧が上がります。)
空気圧が十分高くならないとき
は、タイヤがひどい損傷を受けて
いる可能性があります。この場合
は、本修理セットによる応急修理
ができません。マツダ販売店や
JAF などのロードサービス事業者
にご連絡ください。
空気を入れすぎたときは、コンプ
レッサーのホース先端の口金をゆ
るめて、空気を抜きます。
指定空気圧まで昇圧できたら、修理
剤をタイヤ内にゆきわたらせるた
め、コンプレッサーを収納し、ただ
ちに走行します。スピードを控えめ
にして、急加速や急ハンドル、急ブ
レーキなどはせず、慎重に運転して
ください。
約10分間または5 km程度走行した
ら、タイヤ空気圧をコンプレッサー
の空気圧計で確認します。空気圧が
130 kPa(1.3 kgf/cm
2)以上あれ
ば、パンク応急修理の完了です。再
度、 指定空気圧に調整してください。
コンプレッサーの空気圧計でタイ
ヤ空気圧を測定するときは、ホー
ス先端の口金をタイヤバルブにね
じ込んだあとに、一度スイッチを
ON にしてコンプレッサーを作動
させます。そのあと、すぐにス
イッチを OFF にしてから、空気
圧を確認します。
コンプレッサーの起動・停止は、コ
ンプレッサー本体のスイッチで行
なってください。
(11)
コンプレッサーを作動させていると
きは、タイヤの近くに立たないでく
ださい。万一バーストなどした場合
に、けがをするおそれがあります。
タイヤがふくらむと、タイヤがリム
部にはまり込みます。指などをはさ
まないように注意してください。
コンプレッサーは 10 分以上連続して
作動させないでください。故障につ
ながるおそれがあります。
タイヤの指定空気圧は、運転席ドアの
開口部に貼付してある空気圧ラベルで
確認できます。
14
15
000-AZ 取扱説明書 .book 7 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
Page 233 of 270

7. 万一のとき/パンク
7-8
›
½y
走行後、タイヤ空気圧が 130 kPa
未満に低下していた場合は、本修
理セットによる応急修理ができて
いないことを示しています。走行
を中止して、マツダ販売店や JAF
などのロードサービス事業者にご
連絡ください。
異常がなければ、付属の速度制限
シールを運転者のよく見えるところ
に貼ります。十分注意して80 km/h
以下の速度で走行してください。
82K359
タイヤを応急修理したあとは
応急修理剤を使用したタイヤは、一時的
に使用するものです。すみやかにマツダ
販売店で、タイヤ交換または修理してく
ださい。
タイヤ交換または修理を依頼するとき
は、修理剤を使用したことを知らせて
ください。また、修理剤の抜き取りに
必要なため、空になった修理剤ボトル
を渡してください。
ホイールは、付着した修理剤をふき取
り、バルブコアを新しいものに交換す
れば再使用できます。
タイヤを修理・再使用するときは、付
着した修理剤をふき取る必要がありま
す。ただし、タイヤの損傷の程度に
よっては、再使用できない場合があり
ます。
新しい修理剤はマツダ販売店でご購入
ください。
応急用スペアタイヤ(別売り)は、標準 タイヤがパンクしたときに一時的に使用
するものです。パンクしたタイヤはただ
ちに修理または交換し、できるだけ早く
標準タイヤにもどしてください。応急用 スペアタイヤは、標準タイヤに比べて空
気圧が高く、幅が細く、直径がやや小さ いため、次の事項を守ってください。
必ず空気圧のチェックを行ない、応急
修理の完了を確認してください。
次のような場所には、速度制限シール
を貼らないでください。
SRS エアバッグの収納部。万一のと
きに、エアバッグが正常にふくらま
なくなるおそれがあります。
警告灯やスピードメーターが見えな
くなる位置
16
空気圧や摩耗状態を定期的に点検して
ください。空気圧不足やタイヤの摩耗
は、思わぬ事故につながるおそれがあ
ります。応急用スペアタイヤの空気圧
は420 kPa(4.2 kgf/cm
2)です。
この車は前輪が駆動輪、または前輪が
駆動輪ベースの 4WD です。前輪がパ
ンクしたときは、応急用スペアタイヤ
を後輪に装着し、外した後輪の標準タ
イヤを前輪につけてください。
応急用スペアタイヤ( 別売り) の取扱い
定期的に点検する
前輪には使用しない
000-AZ 取扱説明書 .book 8 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分